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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   いろんな意味で冬が来ました。

2018.11.09 20:30|日常生活, daily life
本日、いつもに増して皆様にはどうでも良いご報告となりそうなエントリーになります。

とりあえず家の中は寒いです。

こんばんは、牛です。


まず、皆様にとっては
「どうでもええがな」
「しらんがな」
になること請け合い!のご報告から参ります。

アイスランドに移り住んで早10年目。
なぜこんなにもアイスランド語に進歩がないのか情けないのですが、とにかく小学校1年生だった子供が義務教育を終えて高校生活にも慣れ始めるような時間が流れたわけですが
アイスランド移住以前より交流を始め、長年同棲していたぐんさまこと伴侶様と、別れました。

別れたというか、振られました。

いやー、辛い!いろいろ辛いです!!
何が辛いか言い始めるとものすごく辛気臭いエントリーになってしまうので、もうこの一言で総括としますが、
辛い。(苦笑)
「からい」ではありません。

まあそんなこんなで先週は誕生日だったのですが、心底
「来年(新しい一歳の一年)は絶対に良い年にしてやる」
と心に誓いました。

一足先に心には本格的な真冬が訪れたわたくしでしたが、
5日には、朝起きてげんなりするくらいに雪が降り積もっていて、レイキャヴィークにも全力で冬が訪れた…
2018-nov5th-yuki.jpg
と思いきや最近連日7度や8度を記録していて、ほんわか暖かいお昼を過ごしています。

暖かい分には大歓迎なので、是非ともこのまま高い気温をできる限り継続して欲しいと思います。


日本ではない他の国ではいったいどうなのか、私はアイスランドのことしか分からないのですが
とにかくアイスランドでは、あまり嫁姑問題というのを聞きません。
そもそもの家族観やいろんな『観』が日本と違うのですが、
アイスランドにおいて、家族というのはなかなか不思議なものです。
恐らくヴァイキングの時代から続いている考え方も影響していると思うのですが、
血の繋がりがあるないよりも、精神的にその人を家族と思うかどうかで、アイスランド人は「家族」を作ります。

私の場合、ぐんさまのお母さんとはぐんさまと「友達」時代から交流があり、当時お母さんは誰かに会った時、私を
「私の友達」
と紹介してくれていました。
当時ぐんさまと「友達」だったと言えど、友達以上の関係だったのは明らかで、それでも可愛がってくれていたのだから、本当にありがたい話です。

今回ぐんさまからお母さんに「別れた」という話がいったらしい時も、
恐らくぐんさまと話を終えた直後に電話をかけてきてくれ、「あと30分くらい後に、会いに行っていい?」と心底気遣ってくれました。

かつて私がお付き合いをしていて家族の人とも交流があった人は一人だけなのですが(…たぶん。)
恋人のご両親とここまで深い関係にはなりませんでした。
当時自分も恋人も若く、3年くらいしか付き合っていなかったこともあり、更にはお互い日本人であったので、今回の話とは全く別の状況ではありますが
それでも
「たとえあなたと私の息子が別れようと、あなたはこれからも私の家族であることに変わりはないのよ。それだけは絶対に。」
と伝えてくれるお母さんの優しさは、すごいものだと思いました。

いくら「家族という考えに精神的なものが最も重要」なアイスランド人と言えども、こういうぐんさまのお母様のように、嫁やそれに近い立場にある人に大変な愛情を注いでくれる人ばかりではないとは思いますが
例えば
何年も前に別れた伴侶のご両親とまだまだ親しく交流をしている人

元伴侶の連れ子が(子供にとっては元継母/父)、伴侶と別れた後にも(子供にとっては家族でなくなった後にも)、自分を慕って度々家に来る人
というのを知っているので、アイスランドはやはり、日本に比べると
かなり多様で、私個人としてはとても先進的でかつ素晴らしいと思う、いろいろな家族のかたちを容認している社会だと思います。

現在正直に申し上げると、わたしはぐんさまに少なからずもやもやとした気持ちを抱えていますが
ぐんさまの家族は本当に優しく、美しい心を持った人ばかりのようで
誕生日にはお祝いのメッセージを送ってくれ、プレゼントまで準備し、誕生日すぐ後の時間のある時には一緒に楽しく過ごす時間まで設けてくれました。

前から気になっていたレストランでアフタヌーンティーを楽しませてもらったのですが
いや、イギリスの人って、本当にこんなものをアフタヌーンティーで食べるんですか?
2018-birthday-afternoontea.jpg

8月から基本的に週3回ジムに通うようになり、随分体が引き締まってきて、かついろいろあって食欲もものすごく減退しているので、胃が小さくなったと自負はしていますが
いや、それでもこの量は尋常じゃなかったです。
3時半くらいにスタート、何とか完食したのが夕方6時くらいで、翌日の昼まで何も食べられませんでした…。

もしあれが本当にイギリスでも行われて?いるアフタヌーンティーなのだとしたら、イギリスの人はこの後、晩ご飯を食べるということですよね?
どれだけ消化が良いのでしょうか。
羨ましいです。


他にも書こうと思ったことがあったのですが、どうも辛気臭い感じになりそうなので、やめます。


辛気臭そうなことは割愛して、
この折角の機会、しかも夏には3ヶ月お給料がないという恐ろしい現状を打破するにはこれしかない!
と思い、ついにアルバイトを探し始めました。

最近はお店でもアイスランド語が話せない外国人の店員さんなどがちらほら居てびっくりするのですが、
もう体力的にもバーやレストランでアルバイトはきついので、「アイスランド語ができるフリ」をして、仕事を探しています。
出来れば今月中に仕事を見つけて、みんなが休みたいであろう赤日と呼ばれる祝祭日にアルバイトをし、私はお金をいっぱい稼げるという夢を描いています。
私の周りのアイスランド人は本当にごく一部を除く殆どが全くと言っていいほど普段キリスト教に関する熱心な信仰心など見せない割に、クリスマスだけは異常に執念を燃やして祝いたがりますが
わたくしはそれ以上に信仰心の薄い日本人。
しかも今年はシングルという立場なので遠慮なく!金の亡者を体現したいと思っています。
やりたいバイトをさせてくれ。


今度のエントリーできっと、仕事が見つかりました!とご報告ができるように、どうか皆様祈っていてください(笑)


それでは、また近いうちに良いご報告ができることを願って。


Bless á meðan!
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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   冬はすぐそこ

2018.10.12 16:58|日常生活, daily life
皆様、大変ご無沙汰しております。
更新しないにもほどがある、と自分でも思います。

こんにちは、牛です。

前回の記事は4月下旬。
6ヶ月も更新無しって…ブログとしてどうなんでしょうか。
良いはずがないです。
すみません。

不必要なプライベートの報告を申し上げますと、4月には授業が終わり、期末試験があって、年度末の締めを多少し、出張があり、物凄くかくかくしかじかがあって、身辺大荒れで日本に一時帰国しておりました。
サッカーワールドカップはアイスランド戦は勿論、他国の試合も含め、人生で初めて、そして最も試合を見ました。
アイスランドは残念な結果に終わってしまいましたが、国民のみなさまは希望を強く持っており、「これで4年後も出場して、次こそは良い結果を」とやる気満々でした。
アイスランドの国が持っているあの根拠のない(失礼)大きく強い自信は、ぜひとも見習いたいものだと思います(笑)

全然知らなかったんですが、ちょうど昨日、そのワールドカップで優勝したフランスとアイスランドが親善試合を行っていたようです。
まあ親善試合なのでお互いリラックスはしていたんだろうと思うのですが、結果は2対2の引き分けだったとか。
是非とも4年後のカタールでのワールドカップにも出場して、アイスランドに夢を与えて欲しいと思いますが、でも、カタールで試合なんかしちゃったら、アイスランド人暑さで倒れるんじゃなかろうか…。

話は戻ってプライベート、身辺大混乱は現在“休戦中”のような感じで、進展はないのですが、生き延びています。
皆様もどうか、くれぐれもご無理はなさり過ぎないようにしてくださいませ。
多少の無理は良いこともあれど、し過ぎると良いこと何もないなと思う今日この頃です。


さて、久し振りのエントリー。
夏の間にもいろいろ書きたいと思っていたはずなのですが、もうすべて頭の中から飛んで行ってしまいました。
残念。
また思い出したり、書きたいことがあれば、今度はこんなに日があかないうちに書こうと思います。

夏、6・7月はまた日本に居たので私は全く実感がないのですが、今年もアイスランドの夏は、それはそれは酷かったようです。
日本も日本で自然災害や酷暑がひどくて、自分としてはかなり恐ろしかったですが…。
とにかくこの2・3年、毎年何らかで「観測史上最低」をたたき出している夏、おかげさまでわたしは国外に脱出しているので殆どの被害を受けていないのですが、多分そのせいでしょう…
今年は全然スーパーでアイスランドのブルーベリー及びビルベリーを見かけませんでした。
高い高くないの問題ではなく、多分もう圧倒的に数が少なかったんだろうと思います。
スーパーで流通が可能なほどの量も質も得られなかったのではないでしょうか。

去年に続き、今年もまた8月には多少「夏」を感じさせるお天気の日がちらほらありましたが、
夏、アイスランドに居残った人々にとっては
「夏も来ていないのにまた秋が来て冬が来るのか」
という感じなのだろうと思います。

全くです。
秋はもうずいぶん前に来ましたし、今既に冬を感じます。
去年はイスタンブール食材店で生栗を見かけ、随分と精を出しましたが、今年は再び始めたジム通いに全ての体力を使い果たし、今だ栗は食べていません。
明後日できればコストコに行こうと思っているので、できれば去年随分とお世話になった真空パック栗があればいいのにな、と考えています。
その代わりというわけでもないのですが、今年は夏から無性にサツマイモが食べたくて、先日アジア食材屋さんに行くと、アメリカから輸入された「スイートポテト」ではないサツマイモのような芋が売られていたので、早速買ってみました。
imo2018.jpg

お値段は、なかなかシビアでした。これ二つで1300kr超です。

決してお安くはない貴重なサツマイモ。
芋の味を満喫したいとの思いから、インターネットで見つけた「オーブンで素焼き」の焼き芋に挑戦してみることにしました。
「よし、焼けた!」
と喜び勇んでお芋さんを半分に割ってびっくり。
yakiimo2018.jpg
予想外の紅芋でした。(紫芋?)

紫芋にしても紅芋にしても好きなので別に問題はないのですが、輸入先は日本ではないと思うので、どの国で作られているのかな?と気になりました。

Google先生で見つけた記事によると、紅(紫?)芋は「金時芋」などに比べて甘味は抑えめ
とのことでしたが、食べた感じ、まさにそんな印象でした。
でも、べちゃべちゃではないし、少なくともスイートポテトよりはサツマイモに近かったので、満足でした。
あと10本くらい食べたいです。
明後日コストコに行く前に隣町のアジア食材屋さんに立ち寄る予定で、インターネットの情報が正しければ、そこには冷凍のサツマイモが売られているようです。(しかも絶対に原産国はそうでないと思いますが、Japanese sweet potatoと書いてあったので、金時芋系の芋を期待しています。)

その他にも、日本ではまあ見かけることのない真っ白な"日本の梨"も食べ、徐々に秋の味覚は楽しめています。
しかしまあ本当に…最近の雨の多い、そしてしばしば風も強い嵐はもっぱら秋のお天気で
気温は9月下旬と10月に入っての二回、
「これはあかん」
と思わずバス停で独り言を呟くほどの冷え込みでしたが、空気や風は完全に冬になりました。

この時期、もう寒いし何だしで辛い気持ちが高まってくるのが例年ですが、
秋の味覚ともう一つ、「これは秋だけ」と、自分がひそかに楽しみにしていることがあります。

それがこの木の紅葉なのですが
kouyou1.jpg kouyou2.jpg kouyou3.jpg kouyou4.jpg kouyou5.jpg kouyou6.jpg

木の名前は分からないし、私のお安い携帯のカメラでは実際の美しさの10分の1も写真に収め切れていないように思いますが
いやもう、それでもいいです。
なんと美しいか!!!

毎年この木の紅葉だけを楽しみに雨の中のバス待ちにも耐えていると言っても過言ではないほどにこの木の紅葉は美しいのです。
赤だけでなく、黄色、橙、紫…本当にありとあらゆる名前も知らないような色に日々移ろいゆくのですが、寒い雨にもまあこの木の色は映えるのです。

もう結構前にピークは過ぎて、今は寂しくみすぼらしい感じに落葉してしまっているのですが、今年も色々な場所でバス待ちの寒く厳しい空気と風の中を支えてくれました。
この木、レイキャヴィーク市内ではかなり頻繁に見かけるのですが、日本の公園などにあるような木の名前の表示は一切なく、正確な種類や名前は全然わかりません。
が、しつこいですが大好きです。

いすに座ってパソコンを打っているだけで恐ろしく手が冷える時期になってきました。
今年も腹巻が手放せそうにありませんが、温かいお茶を飲んで、風邪も引きこむ前にパブロンを飲んで、何とか生き延びたいと思います。
この国でインフルエンザや高熱にうなされる風邪を引いても、本当に自力で直すしか手段はないので、病院に水分と栄養補給の点滴を打ってもらうようなことになる前に、食い止めて!踏ん張って!頑張る所存です。

美味しいお魚が食べたいな…。


また食い意地のはっている内容にしかならないかもしれませんが、年内にあと何回かは新しいエントリーが書けるようにしたいと思います。
アイスランド語も改めて面白いなあと思うところがあったので、書きたい気持ちは山々なんですが、なかなか…。

それでは、また!

テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   田舎で春に出てくるもの

2018.04.27 13:44|日常生活, daily life
4月ももうすぐ終わり。
気温はまだまだ低い日がありますが、晴れている日が本当に「青空」になって来たので、ようやく冬を脱したな、という実感がわいてきます。

こんにちは、牛です。

5月1日はメーデーで、お休みです。日本もそろそろゴールデンウィークの時期でしょうか?
明日から2年ぶりの北部はSiglufjörður (シグルフョルズル)、通称 Sigló (シグロゥ) に行くので、その前に買い物に行きたいのですが、洗濯を干してから出かけたいので、まだしばらく家で待機です。(洗濯は最短でも1時間21分かかります。でも我が家の洗濯機は、最後の1分と表示されてから10分以上かかることがあるので実質1時間半かかります。)

先週日曜から火曜まで、西部のPatró (パトロゥ、本来はPatreksfjörður パトレクスフョルズル という名前です。) に出張していました。
数か月前に「写真で一周旅行」というエントリーを書いておきながらも、微妙にパトロゥがどんな雰囲気だったか思い出せておらず、行って町にあるプールを見て
「あ、ここね。」
とかつてこの地にやって来たことを確信しました。
が、なぜプールに入ったのかは思い出せませんでした。(笑)

前回Patróに来たときは普通に陸路をはるばる、フィヨルドをぐねぐねと運転して(と言いつつ、私はたまに寝たりしながら乗らせてもらっているだけなのですが)やって来たのですが、今回はお金ある旅行(自費ではない)だったので、レイキャヴィークからチャーター機で最寄りの小さな空港までひとっ飛びでした。
フライト時間は約30分。大体ヴェストマンナエイヤル諸島のヘイマエイ島に行くのと同じくらいだったように思います。

実はわたくし、飛行機がすごく怖かったのですが (過去形ではなく、今でも怖いという気持ちはあるのですが)、アイスランドという日本と同じ島国に住み始めたことと、この仕事を始めてからの度重なる飛行機での出張のおかげで、無駄に緊張せずに飛行機に乗れるようになりました。
ただ、30分くらいのフライトで特に15人乗りくらいの飛行機に乗ると、ほぼ毎回右の顎の関節がものすごく痛むことにも気付き、これはかつて前歯を失った転倒事故の時にお医者さんに教えてもらった骨のひび割れの名残か?と少し悲しい気持ちになります。

何はともあれ西部、仕事の時以外はほとんど快晴に恵まれ、とてもいい気持ちでした。
2018_HL_Patro (1) 2018_HL_Patro (2) 2018_HL_Patro (3) 2018_HL_Patro (4) 2018_HL_Patro (5) 2018_HL_Patro (6)

プライベートと仕事のおかげで、今まで大型、中型、小型、あらゆる大きさの飛行機に乗せてもらっていますが、アイスランドのパイロットさんは本当に操縦が上手だなあと思います。
センスがある人ばかりなのか、天気が悪い・風が強いのが「普通」の国で訓練をし、お仕事をしていると嫌でも上手になっていくのでしょうか。
とにもかくにも、普通はヨーロッパ-アイスランド間の方がコンディションは悪い気がするんですが、いつも欧州-日本間や、欧州-欧州間の方が、離着陸に大きな衝撃を感じます。

今回も、フィヨルドで高い山々の間を飛んだり海のすぐ上を飛んで着陸でしたが、本当にまあ。
驚くほどスムーズでした。

飛行機が怖くなくなったのは、このアイスランドのパイロットさんたちの高い操縦技術のおかげというのも大きいだろうな、とよく思います。ありがとうございます。

ところで、上でもお話ししたようにこの辺りにはかつてやって来たことがあったのは確かなのですが、
今回の出張で、また一つ学んだことがありました。
2018-HL_saudlauksdalur (1) 2018-HL_saudlauksdalur (2) 2018-HL_saudlauksdalur (3)

パトロゥ中心地から車で3-40分ほど走ったところにある、Sauðlauksdalur (スイズルイクスダールル)、かつてはSauðlausdalur (スイズルイスダールル) という、much more make senseな名前だったところに連れて行ってもらったのですが、
ここ、アイスランドにおいて、『ジャガイモの聖地』なのだそうです。

というのもず――――とずー―――っと昔、かつてここに住んでいた好奇心旺盛で野心溢れる行動派の男性(聖職者と言っていたような気もしますが、うろ覚えなのと看板をまだちゃんと読んでいないので不確かです。)が、アイスランドで初めてここでジャガイモの栽培を始めたそうです。
この辺りはアイスランドに珍しく、他の国ではそちらの方が一般的な、「貝殻など」が素で出来た、白い砂が広がっています。(アイスランドの砂は、砂浜でもどこでも大概噴火のマグマなどによる赤っぽい及び黒っぽい砂か、玄武岩などが素になった、とにもかくにも黒い/暗い色の砂が普通です。)
日本の畑などを思い出しても「確かに。」と思うのですが、ジャガイモ栽培にはこの貝殻素の水はけの良い砂が適しているそうで、他ならぬここで、ジャガイモの栽培を始めようと思うに至ったそうです。
現在は技術その他の発達のおかげで様々な地域で栽培されているようですが、現代アイスランドで主食(というか、日本人にとっての米のような位置づけ)を勤める大切なジャガイモ栽培の歴史はここから始まったのかと思うと………

別に特に感慨深くもないのでした(笑)

むしろその地を示す記念で建てられているであろうモニュメントが全くジャガイモを思わせない様相で
「何でこの形?」
とそちらの方が気になりました。

さて、何だか今回の出張のご報告が随分と長くなって、何の話をしようと思っていたのか、というエントリーになってまいりましたが…

ところ変われば変わるものもあれど、変わらないものは多いのかもと思ったことを。

本当に、国が変わっても春になって出てくるものは同じなのか!
と感心したというか、悲しくなったというか、呆れたというか…。

以前にもお話ししたことがあるかと思いますが、
春及び夏になり太陽が照り始めると、こんな生物・資源の少ないアイスランドでも、いろいろなものが出てきます。

(特に羽虫と蜘蛛)
(日向ぼっこをしにわらわらと出てくるアイスランド人は、本当にまさに、啓蟄の虫です。)
花粉症 (ビルキという樺の木が、スギやヒノキの花粉と同じように花粉症を引き起こします。)

そして
珍走団ならぬ、珍走人です。

暴走族という呼称を止めて、珍走団と呼べばそれが減るのではないかという考えに基づき、呼称が変わったと聞いていますが
珍走団、呼称変更があまり浸透しているとも思えず、またその効果は限りなく見られていないように個人的には感じていますが、
効果云々は別にして、珍走団という言葉、自分としては気に入っています。
(まあ自分としては、珍走や暴走よりは『騒音団』とか『ガソリンを無駄にする走り方が大好き団』とか『周囲の人を邪魔したい団』の方が、事実に即した名前だと思うんですが。)

そして。
アイスランドには無論『団』と呼べるほどの人口があるわけではないので、『珍走人』と私は呼んでいるのですが
アイスランドにも微妙な改造をした車を「騒音バンザイ!」と、あえて夜の時間帯を選んで走る、私自身とは全く異なった『良し』とせん事の意識を持った人が、居るのです。

そして、車なのだから冬にもできるだろうと思わなくもないのですが(バイクだとあまり長時間走っていると凍傷になりそうですけれど。)、凍結した路面が怖いのかもしれません。
奴らは暖かい時期になると虫と同じように屋内から這い出てきます。(笑)

私は日本のいわゆる地方都市と呼ばれる場所で生まれ育ったので、そこには例外なく、珍走団が居ました。
そこまで寒い場所でもなかったので冬にもたまに音を聞いたような気がしますが、まあ、ちょっと陽気が気持ちいい春になると、彼らの音を聞く機会が増えたものです。

日本を離れるときっとこういう人たちは居ないのだろうと思っていたら、
いやあ、大間違いでした。

アイスランドは、首都レイキャヴィークをもってしても、日本の地方都市、いわゆる田舎の人口と同じかそれよりも少ない人数しか住んでいないところ。
アイスランドはどの地域でも、どう頑張っても、全ての場所が「田舎」か「ド田舎」というレベルです。(集落と呼ぶのもはばかられる地域もありますし。)

それを考えると、珍走人が出現する土台は整っているのかもしれません。

とにもかくにも最近少し暖かくなってきた毎日。
我が家周辺を拠点とする様子の珍走人が、毎晩10時半以降、嬉々として騒音をまき散らしています。
家の前が微妙に音をこもらせる建物の建設状況なので、音が響く、響く。
珍走人本人としてはそれが嬉しいのかもしれませんが、こちらは迷惑なだけです。

夜10時半といえども明るいですから、ハイテンションでアクセルを踏み込んでいるのだと思います。

日本ならまだしも、私の指標からゆくと、アイスランドはガソリンが高いので
走行に全く使用しないガソリンの無駄遣い。
環境への配慮はどこへと言ってもそういう人たちはきっと気にしないでしょうが、もっと自分自身に直接かかわってくるところで、お金(ガソリン代)が勿体ないとは思わないのかしら?と不思議に思います。
珍走人はお金持ちなんでしょうか。

春のお馴染み。
虫、花粉症、珍走人。
地球儀で見ても殆ど真後ろに位置しているような日本とアイスランドでも、出てくるものは同じかと思うと、
世界はやっぱり狭いのかな、という気がします。


さて、洗濯も終わりました。
腹ごしらえして、買い物に行ってこようと思います。(Siglóにもスーパーはあるのですが (しかもああいう地方の村には珍しく、「ちゃんと」スーパーなのです。)、RVKに比べると品数は少なく、値段も2-3割り増しくらいのことが多いので、買って持って行けるものはここから持参しようと思います。)

皆様、どうぞ良いご週末を!





テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   国で違う、献血事情

2018.03.29 01:36|日常生活, daily life
日本語で「日照時間」と言うと、何ワット(?)以上の光がどーのこーのという細かい定義があるようなので、厳密には日照時間でない時間も含んでしまっているのかも知れませんが、
日の出―日の入の時間はもう本当にそれはそれは長くなり、時間の感覚が冬以上に掴めない時期に突入しました。

今までの人生で出会った数々の人の中で、一・ニを争う「明るさ&元気さ」の、年にニ・三度だけ出張で会う先生が、突然の癌発覚→治療→第一子誕生→脳内出血→手術という怒涛の数ヶ月を過ごしていたことを先日知り

日は昇って沈んでいって、毎日時間は流れていくけれど
それは全ての人にとって同じ訳ではないし
24時間という時間も、感じる長さや貴重さは人によって違うものなんだ
ということを改めて気付かされました。

若干ヘビーな始まり方をしてしまいました。
こんばんは、牛です。


上記のことがあったからというわけではなく、
日本に居た頃から不定期ながらも何度もやっていて、ついに日本で献血が許されている海外滞在時間もすっかり超えてしまい日本で再び行けることはもうなさそうなので
パゥスカ(イースター)のお休みが始まった今日、チャンスを逃すまいと
前々から行きたかった献血者登録に行ってきました。

アイスランド人の最も一般的な血液型はRh O+なので、まあ私はそんなにお呼びでないのかも…とは思いつつ、自分ができる小さな社会への貢献の一つなので、せっかくと思い、ようやく重い腰を上げました。

と言うのもアイスランド、献血のシステムが日本とはちょっと違うのです。

まずアイスランドでは、献血に行っても、初めての場合は献血出来ません。
問診票に情報を記入、看護師さんと話をし、採血をして、検査結果が出るまで1-2週間待たなければいけません。
検査結果でokが出るとはじめて、登録から早くて2-3週間後に献血が許されます。

ちなみに献血ルームのような施設は金土日と休みなので、現在の私の仕事状況ではなかなか行けません。

そんなこんなの理由があって今まで行きたいと思いつつも、なかなか足を運べていませんでした。

ちなみに本日私が学んだアイスランドと日本の献血システムの違いのもう一つは、
私は日本でいつも成分献血(血小板献血)を行っていたのですが、アイスランドでは残念ながらできそうにないと言うことでした。

なんと血小板献血をするには、身長170cm以上、体重も70kg以上、かつ血小板が多めにある人でないと、アイスランドでは血小板献血ができないそうなのです。

それがいいのかどうかは別として、体重は増やそうと思えばなんとかなりそうですが、身長は…。
もう成長期はとっくの昔に終わってしまい、後15cmほどものびることは現実を考えると不可能なので、私のアイスランドで血小板献血は殆ど実現の可能性を失ってしまいました。
大変残念なことです…。

しかも、わたくし恥を忍んで申し上げますと、アイスランド移住前からこの9年で7キロ近く体重を増やしたのですが、それでもアイスランドの基準で言うと、献血するには痩せ過ぎに近い位置にあるらしく、
「体調が悪かったり、後少しでも痩せたりしたら、あなたから血がとれないことなっちゃうわ」
と言われ、衝撃を受けました。
ある意味、以前に登録に行っていなくて良かったかもと思ったくらいです。(来て2-3年の頃なら、確実に体重が足りなかったと思うので)
日本に帰るたびに、私は日本の一般的な女性の2、いや3倍くらいあるなと思うのに、これで足りないかもなんて…。

おそらく血小板献血のために設けられている基準の170cmというのはアイスランド人女性の平均身長だと思うのですが、体重も70kgを下限とするとは、
やはり私が普段アイスランドの人々(男女)を見て感じる肉付きの良さや骨太さは、印象だけではないんだなと感じた次第です。

血小板献血の道は限りなく険しそうですが、goサインが出て、当日はいつもよりしっかりめに食べて行けば、2-3週間後には、全血献血ができそうです。
普通なら450mlとるそうなのですが、もしかするとあなたは420くらいになるかもね、と言われました。
まあ、とってくれるならいくらでも構わないです。
というのもぐんさまは過去2・3回、献血ルームから呼び出されて出向いたにもかかわらずその時々の理由で、採血前の問診で「あ、今回あなた無理だわ。」と帰されているので
そんな出向き損(汗)と傍目から見ると切ない状況に陥っていたので
私はそんなことにはならないよう、出向くときはもりもり食べて、体重は最低限ラインを超えておくようにしておきたいと思います。

ちなみにアイスランドは、海外での居住歴の長さが、献血の可否に影響することはないそうです。

ところ変われば献血事情も違うもんだなあ、と居住約十年目を目前に、新しいことを学びました。

わずかなことで、自己満足といわれれば全くその通りなのですが、
少しでも自分ができる社会貢献を増やしていけたらな、と思うわたくしでした。

他に心当たりはないので肝臓の数値だけが不安ですが、どうか無事にokが出ますように。

献血をしたら、またご報告いたします。
ではまた!




テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   誇りの詰まった青赤白

2018.02.13 00:00|日常生活, daily life
奇跡的に早急に済ませなければいけない仕事のない休日が続き、何と3日連続でビール(330-360ml)の晩酌を楽しめています。
マイクロ醸造所ありがとう!
工場見学に行きたい!

こんばんは、牛です。

かつてアイスランド大学で勉強しているとき、たしか歴史の授業で国旗がいかにアイスランド人にとって大切なものかという話を聞かせてもらいました。

アイスランドは皆様ご存知の通りノルウェーに続きデンマークの属国となっていた歴史が長いので、当然のことながらその間、自国の国旗というものはありませんでした。
しかし独立に向けての運動が活発化し始めたころ、正確には『国旗』とは呼べないものの(まだ独立していないので)、アイスランド独自の旗を持つようになりました。
その当時、旗は青地に白の十字が描かれただけのものでした。

完全独立後、アイスランドの国旗は少々デザインを変えます。

これまでにも何度か触れているような気がしますし、アイスランドに関する本や他の人のブログなどでも言及されていることがあるかと思いますが
アイスランド人は自分の国や自らがアイスランド人であるということに強い誇りを持っています。
そうでない人もいるのかもしれませんが、国全体を見た時、多くの人が小さい国であるが故のある種の“劣等感”と共に、それ以上に“アイスランド共和国”というものに誇りとアイデンティティを見出している気がします。

彼らが持つその自国への誇りは、国旗に詰められているのか
アイスランドでは、国旗に関する規則がたくさん、そしてとても厳しく定められています。

まず、アイスランド政府のサイトには、こんなページがあります。(サイトは★の右をクリック、写真は写真上でクリックしていただくと詳細や拡大したものが見られます。)

Stjórnarráðið | Fáni Íslands (アイスランド政府, アイスランド国旗)

上のリンクのページでは、アイスランドの国旗として認められるかつ定められているデザインや形状、各色の割合などについて言及されています。

Iceland_kokki_wariai.png

ページの下にもリンクがありますが、
国旗の歴史
には国旗ができるまで、及びできてからの歴史が記されており、各色の意味についても言及されています。
ウィキペディアさん (日本語ではほとんど説明がなく、英語のページでは訳の分からない説明が混在している)では何やら間違った情報も出ていますが、
アイスランドの国旗の青色は山のあお白は氷赤は火を表しています。
Iceland_kokki_iro.png

アイスランドの言い回しで、「遠い山は青い」と表現されます。(英語のウィキペディアでは海沿いから見る山は青い、という表現がされていましたが、少なくとも私はアイスランド人4名から「海沿いから見るかどうかというのは全く関係ない」と言われました。)
冬のアイスランドの山は真っ白、秋春は黒(岩や石のせいで)、夏は緑に見えますが、もし緑の山を青と呼んでいるのであれば、日本と似たものを感じるなと思いつつ、まあさすがに冬山の白を青と呼んでいるとは思えませんが、黒を青と呼んでいるのか緑を青と呼んでいるのかは分かりません。

そしてアイスランド政府の国旗に対する言及ページはデザインと歴史だけにとどまらず、いかに使用が許可されているかというページも存在します。
国旗の使用

アイスランドで、旗を掲揚する屋外ポールに国旗の掲揚が公式に認められている日は、一年の内12日しかありません。(行政機関、政府関係の建物、もしくは国立の機関で催しごとがあったり重要な地位の人が亡くなった場合などは、それ以外の日でも掲揚が認められているようです。)
ポールの長さ、旗の大きさ、掲揚していて良い時間、位置、畳み方などありとあらゆることが事細かく決められていて、
日本にも恐らくこういった類の規則はあるにはあるのでしょうが、そのような法律が政府のサイトに何ページにも分けて事細かく記されているというのは、聞いたことがありません。
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かつて独立を目指し、それを勝ち取ったアイスランド人の努力と喜びがこの旗に込められているのだろうなというのを、この国旗に関する細かな法律を見るたびに感じるのでした。

アイスランドの国旗は結構カラフルで、青という色が好きな自分としては、見ていてなかなか目の保養になります。
アイスランド大学の近くにはNorrænahúsið (ノラエナフーシズ) という、北欧諸国の友好を記念して設立されている建物があるのですが、そこでは他の北欧諸国の国旗が整然と掲揚されていて、デザインが似ているだけにまとまりがとてもよく感じられます。

夏のワールドカップでは、きっとこの国旗が大活躍することでしょう。
ぜひとも頑張って勝ち進んでくれますように!!



テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報