<< | 2019/08 | >>
sun mán þrí mið fim fös lau
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

     

   一人で祝!夏季アルバイト決定!

2019.05.06 22:10|アルバイト, part-time job
筆不精の牛は、忘れた頃にやってきます。

大変!たーーーーーーーいへんご無沙汰しております!!!
牛です!

【 この広告は一ケ月以上更新のないブログに表示されています 】
がお馴染みになりすぎて、そういうブログのデザインかと思うような状態になっておりますが
前に書いたのいつ?とちょっとスクロールしてみたら2018年12月…
書かないにもほどがあるなと思って、もう何と申し上げればよいのか分かりません。

このエントリーのカテゴリを「アルバイト」にしてしまったので、あまり要らぬことを書くのも何なのですが…
相変わらず独り身ですが引っ越しをし、ジム通いを続けて体重が10kg以上減った51kg前後をかれこれ3ケ月以上キープし続けているのですが、何と先週またあの謎の激痛に襲われ緊急病院に行ったりモルヒネを4本も打たれたり、日本ではなかなか手に入らないようなレベルでの超強力痛み止めを飲み倒したせいで副作用のめまいと吐き気に数日襲われていたりとなかなか賑やかな生活をしております。

そして確かこの前に書いた(12月の…。汗)エントリーで、アルバイトが決まったらご報告します!
みたいなことを書いたような気がしますが、
残念ながら昨冬はアルバイトが見つかりませんでした。

が、人生を変える出来事が起こり、
死ぬまで愛し続けるものリスト ; 家族、友達、犬、牛、音楽、お酒
に続いて
「シンセサイザー」
が仲間入りしました。

ああっ、また話が脱線しておりますが、シンセと一口に言っても、モジュラー、キーボード、アナログ、デジタル、ハイブリッド、デスクトップ型などいろいろありまして、主にわたくしが偏愛しているのは
ヴィンテージ・アナログ・キーボード(付き)シンセサイザーというものでございます。
1970年代後半あたりから80年代前半のものに狙いをすましており(本当に獲物を狙うハンティング動物のような気持ちです)、それをヴィンテージと呼ぶにはいささか反感がございますが
同世代もしくはちょっと年上の人類史上最高に興味深いといっても過言ではないと私は信じて疑わないシンセ様たちを集めるために(収集したいのです)、副収入が真剣に必要となったわたくし、
夏を直前に焦って、しかし本気でアルバイトを考えました。

昨冬は確か1件か、多くても2件にしか応募していなかったと思うのですが、今回は必死です。
「自分は何ができるか」
「何がしたいのか」
「どんな分野なら楽しく働けそうか」
「いつ働けるか」
「夏が終わっても続けられそうな仕事はないのか」
いろいろ真剣に考え、募集広告を毎日チェックし、履歴書をもう一度きちんと書き直し、
結局、博物館の受付及び案内業務、公営の酒屋さんの販売員、ご高齢の人が自立して暮らすマンション(老人ホームとはちょっと違うんですよねえ。日本にはあまりなさそうな施設です。)の緊急時をサポートする夕方及び夜勤、カード紛失時にかける緊急電話の受付、薬局の販売員の5件に履歴書を送りました。

博物館の受付と公営酒屋さんの販売員の応募にはなんと返事がきて、面接も受けさせてもらいました。(基本的にアイスランド人は連絡、特にメールにはなかなか返事を寄越しません…。バイトの応募でも、この2件と緊急電話対応以外、返事は一切ありません…。それってどうなの…。)
初めてのアイスランド語での面接、まあそれはそれは大変緊張しましたが、仕事がしたい上に、この二件は特に自分がやりたい!!!と心底思って応募したものだったので、思いのたけを伝えるしかない!と、つたないアイスランド語で話しまくりました。
(多分面接官の人はめちゃくちゃ聞き取りにくかったと思います。すみません、でも我慢して聞いてくださって本当にありがとうございました。)
公営の酒屋さんの面接のときには自分のお酒への愛が溢れてしまい、終わった後に「なんで私、あんなにお酒について熱く語ってもうたんやろ…しかもバーとかじゃなくてただの販売員の面接やのに…。」と後悔しましたが、後悔先に立たず。
失業率も高い今のアイスランド、外国人の私が面接まで受けさせてもらえただけでもありがたいな
と思い直し、それでもちょびっとだけ期待を込めて、返事を待っていました。

すると!
何と優しい公営の酒屋さんが!!わたくしを!こんなめちゃくちゃ日本語訛りのアイスランド語もどきしか話せない私を!!!
雇ってくださったのですーーーーーーーー!!!
ありがとうございます、酒屋さん!そしてアイスランドという国!!

そしてありがたいことに、酒屋さんで試用が決まった後に、博物館からも連絡をいただき、夏季100% (つまり、平日5日間8時間勤務ということ)は別の人にお願いするけれど、隔週の週末勤務に興味があるなら働いてみない?とお声をかけていただいたのですが、実は酒屋さんのお仕事は毎週木金土曜日に出勤する勤務スケジュールなので、自分にとって収入も多いし(と信じたい)、固定して勤続できる方がありがたいという状況から、残念ですが博物館の隔週末勤務はお断りするに至りました。
もし月火水とか、夜に働かせてもらえるなら、もう一つアルバイトを掛け持ちさせて欲しいんですが…。
まあ、雇ってもらえないものはどうしようもないし、一つ、しかも夏以降も続けさせてもらえるかもしれないアルバイトを一つさせてもらえるだけで、本当に充分です。
(大学の非常勤の仕事がある時期でも、木金土ならずっと働けるので、本当にありがたい…!!!)

よく考えたら本業も副業もアイスランドというお国の下で働くという立場となり、アイスランドに尽くしたいという思いを本当に、少しずつでも皆さんのおかげで実現していけていること、何とお礼を申し上げて良いか。

2009年移住以来、観光業界で単発の不定期ガイドとしてのアルバイト(一時期、ちょっと違う形態で勤務していたのは除く)以外、この国で腰を据えて副業をやったことがなかったので、いろいろなことが初めてでいろいろドキドキしましたが、勤務二日を終え、大変幸せな気持ちでいっぱいです。

酒屋さんのバイトはなかなかserious businessで、面接は二回、犯罪経歴証明書の提出が必要(軽犯罪でも罪歴があるとダメ)など、さすがお国の下で働くだけのことはあるな、という思いと、お酒ってこの国にとっては本当にそれこそserious business matterだもんな…と妙に神妙な気持ちになる思いとが混在して、それも新しい発見でした。(アルコール依存症とか、そういうことですね。)

あと、面白いなあと思ったのが公営の酒屋さんを取り仕切っているのは、日本語にするのが少し難しいのですが「酒たばこ管理局」みたいな、まあとにかくお酒とたばこを取り仕切る、アイスランドという国が所有している会社のような存在なのですが、なんと店でたばこは販売しないし(でも輸入はしていて、アイスランド国内で売られているたばこは全てこの会社を通じて輸入されたものなんだそうです)、勤務中にたばこは吸っちゃいけないし(いわゆる普通の会社では、別に勤務中にたばこを吸うことは問題になりません。建物の中で吸えないので、外に行かなきゃいけませんが。)、お酒は自分たちでは輸入していない(なので、店で売っているお酒は全て別の輸入している会社から買っている)という、なかなかに不思議な実態があることも学びました。

この10年間はほとんど、学生として通っていた時期も含めて大学という空間しか知らなかったので、公営とはいえ会社で、そしてお店に立ってのサービス業という、本職とは全く違えど、とてもとてもこの国でやってみたかったタイプのお仕事ができる機会を与えてもらえて、本当に心から感謝しています。

日本で学生をやっていた頃は、飲食業か販売店でのサービス業のアルバイトしかしたことがなかったのですが、最後に働いた場所でのある嫌な出来事が頭にしみついていて、
数年前に漠然と「アルバイトしたいなー」なんて考えたときには、「でももうあんな思いはしたくないから、飲食業界では働きたくない…そもそもサービス業に戻れるかどうかも分からない…」などと思ったりもしたのですが(そして以前は、アイスランドに来てからもその出来事を悪夢として見ることさえありました)
今回改めて本気でアルバイトを探した時、「今自分がやりたいアルバイトって何?」と考えると、
いろんな人(お客さん)に毎日会って、その一瞬でも数秒でも数分でも、私がその人にかかわる時間を笑顔でいてもらえる時間にしたい
と、やはり頭に思い浮かぶのはサービス業しかなくて
体力的にも、本業のように準備や「勤務場所以外」での仕事が必須になるものはもう増やせない、ということも踏まえると、
大好きなお酒に囲まれて、しかも基本的にお客さんはその場で飲まない(アイスランドのバーというのはなかなかに厳しい勤務環境だと、わたくしは思っておりますので…)のでそういう意味では気をもまずに仕事ができる、酒屋さんでの販売員(レジ打ちと品出し)って、なんて自分にとって最高の勤務環境なんだ!!!と心底思います。

日本語教師は本当に、命を賭してでも続けたい自分にとっての天職で、
副業として自分の愛してやまないものの一つのお酒に囲まれながら仕事ができるなんて、
なんてわたくし、幸せ者でしょうか…!?

そしてこの副業で手に入れるお金は私の新たな愛の矛先、シンセサイザーに貢ぐ…

これぞ私の最高に幸せな人生。

独り身になったり、大きな生活の変化がなければ起こり得なかった今の状況かなと思うので、
シンセサイザーという本当に自分にとってめちゃくちゃ大きい出合いがあったことも含め
今この瞬間が最高に幸せで、本当にとてもありがたく、嬉しいことです。

こうやって私が好き勝手自分の好きなことにうつつを抜かして生活していられるのは全てわたくしの周りに居る
心優しすぎる、愛の深い皆様のおかげなんですが、
凡人かつ裕福でもない私、才能も財もないのでお礼のしようがなく、でも私が大切な人達を想うとき、何を望むかというと
「私の大切な人達が、できる限り長い間、健康で、そしてみんながそれぞれ幸せだと思って笑顔で過ごしていて欲しい」
ということなので、私は自分がそれを実行して、その姿を大切な人達に見てもらうことは恩返しの一つになるかもしれない、と思ってできることからやり始めています。

謎の痛みには襲われますが、基本的には健康だし、
今は本当に、よっぽどのことがない限りいつも前向きに過ごしていられるようになったので、
「大人」と呼ばれる年齢になってもうかなり久しいですが、これからもちょっとずつは人間として成長していけるようにがんばらねば、と思う所存です。

あっ、全然関係ないんですけれど、あまりにもシンセサイザーに恋をし過ぎて(というかもう愛しています。恋の次元を超えました。)、何と遅ればせながらSpotifyを月額利用料を払って利用するようになりました。
もしこのブログを読んでくださっているかたの中で、
「牛がさらにアホになってまで夢中になっているシンセサイザーの音とはどんなものか」
と興味を持ってくださった方がいらっしゃったら、ぜひ以下のわたくしのSpotify profileから私が自分の為に必死で作ったプレイリストを聞いてみてください(自分の為に、というのがもうなんとも私らしくて…。笑)。
Spotify自体に初心者なのでいまいちよく分かっていないのですが、Spotifyの利用はもちろん、私が作ったプレイリストも、無料で聞けるはずですので…。

牛のSpotify Profile (本名で登録をしております)

本当にエントリーのカテゴリにしたアルバイトには何の関係もなくて申し訳ない限りなのですが、自分のブログなので、もう好き放題言いたいことだけ話します。

私が「シンセの音、ドラムマシンの音を楽しむために聞くぞ!」と意気込んで聞くのは
Synthwave, Chillwave, Retrowave と Lo-fi house と呼ばれるジャンルの音楽のようなのですが(これについてはまだ勉強中で。)
アイスランドでは残念ながらそこまでSynth及びChillwaveは普及していません。
アイスランドでは、というよりそもそも世間でそこまで人気があるジャンルではないのかもという気がしますが…。

でもですね!さすがアイスランド。芸術家ばっかりのアイスランド!市営プールの屋外あったかプールで話しかけてくるアイスランド人が100%、何らかの芸術家(作家、画家、ミュージシャンのどれか)であるこの国!!
アイスランドにもSynth/Chillwaveのアーティストがいるのですよーーーーーーーー!!!!!
わたしのSpotifyのプレイリストにももちろん入れてあるんですが、(下のリンクから、彼のSpotify pageに行けます)

Buspin Jieber

さんといいます。
あっ、もちろん本名は違います。
(これまた脱線しますが、Synth/Chill/Retrowaveのアーティストの中には、有名人の名前をもじってアーティスト名として使っている人も結構います。)
この彼の音楽もまたなかなか良い…!
シンセという趣味を始めて、それ自体高価で安い趣味じゃないのに、アイスランドなんていう物価も高ければ税金も高いし増してそもそも物が少ない国でなんてものに興味を持ってしまったんだ、手を出し始めているんだという気がしなくもないんですが、
これだけ「アーティスト」が多い国、
じわじわながらも(そしてネット上だけながらも)同士が見付かりつつある気配があって、その点だけは本当にアイスランドでも良かったな、と思います。
まあ、アメリカにはVintage Analog Synthesizer museumもあれば、ドイツに行きゃあテクノの天国みたいなもんだし…フランスには結構Synth/Chillwaveのアーティストがいそうなので、別の国でも同士は見つかりそうですが…でもアイスランドも捨てたものではないのですよ!!!

体調が安定すれば、今週から3週間続けて地方出張、その後は念願の酒屋さんでのアルバイトが本格始動する予定です!
本来の予定でいけば週の前半は家に居ることになりそうなので、期末試験の採点が終わったころにまた、近況報告のエントリーが書けたらな、と思います。

それでは、もしお気が向いたらぜひおすすめのわたくし作成のプレイリスト、お聞きになってみてください!(結局宣伝かい。)

では、また!
あっ、令和 Eraが始まりましたね。まさか自分が三つの年号をまたいで生きるとは思いませんでした。(笑)





スポンサーサイト

テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   ツアーガイドという仕事

2012.08.23 19:11|アルバイト, part-time job
大学で仕事をするにあたって、専門職滞在許可証の申請が出来た私。

定職は今のところその大学の仕事の予定しかありませんが
コントラクトワーキング(契約書のバイト)と言われるものを少しやり始めました。

と言うのも、
アイスランドではEEAエリア外ではアルバイトをするにも、労働用の滞在許可証を別に申請しなければならないのです。

ちなみに近年、元々就職を希望しているのに、発行の審査がゆるい学生用の滞在許可証を申請して
それを手に入れたらアルバイトを始めて、仕舞いには居ついてしまうと言う
不法滞在でもないけど、まぁなんと言うか・・・
と言う外国人が増えてきているので、学生用のアルバイト滞在許可証でも、年々審査は厳しくなっていると聞きます。
(2009年に私の友人が申請したときでさえ、3ヶ月以上も審査が通らなくてとても困っていましたが、今は許可証を出してもらえないことも無きにしも非ずと言うような状況まできてしまったようです。)

外国人がアイスランドに住むことの厳しさはこちらでも何度か言ってきましたが、
アイスランドもいろんな意味で昔と様相がいろいろと変わりつつあるようです。

確かに私が始めて来た2008年経済崩壊前と後でもかなり違うし
2009年の経済崩壊以降は、すみ始めて3年でもあからさまに分かるくらい本当に街は変わりつつあります。

まず、外国人が莫大に増えました。
特に中国人(これは大使館ができたから、と言う理由が大きいと思います)、アフリカからの黒人の人口が増えました。2009年に住み始めた頃なんて、中国の人も黒人の人たちも、殆ど見かけませんでしたが
今ではLaugavegurのダウンタウンエリアを歩いているだけで軽く10人以上は見かけます。(もっとかな)

その割に、中華料理もアフリカ料理のお店も殆ど無に等しいくらいしかないのが残念でなりません。

外国人が増えて、観光客を呼び寄せるようになって、アイスランド語が話せなくてもいい仕事口はたくさん増えました。
ただ、そういう仕事は、専門職でない事が多いです。
外国人だからと、給料をアイスランド人に比べて少し安めに提示してくる仕事先があることも、残念ながら聞いています。

他には、薬物の問題がかなり表面化してきたようです。
昔からアルコール依存症の人が多いことは良く知られている社会問題ですが、
人の出入りが激しくなったからか、それともゆるい習慣のせいか、
とにかく薬物の常用者などは増えてきたとニュースなどで見かけるようになりました。

薬の売買が行われていた家が立ち入り捜査・閉鎖されたことは記憶に新しいですが
街中を歩いていて、明らかに目つきの危険な人を見かけるようにもなりました。

レイキャビクにも一応『そのようなグループが集まるところ』と言うのはありますが、なにぶん元々小さな街なので、
そういう人たちだけが居つく場所を作ろうにも、無理があります。

あれだけ日々殺人事件が起きていようともまだまだ日本が安全な国だと、外国から帰るたびに思うものですが
アイスランドはその日本に比べても安全な国かと思います。

しかし、絶対的に安全なところなんてないのです。
バスに乗っているだけで、いきなりドアを思いっきり叩いて無理やり乗り込んできたかと思えば、運転手さんに怒鳴りつけて暴力を振るって逃げていくような輩に出会うこともあるし
白昼道を歩いているだけでわけの分からないお兄さん(多分30台半ばくらいだと思う)人に絡まれることもあります。
これは昔からあることですが、週末のバーに行けばうまいことをいって言い寄ってきたり、トイレに連れ込まれそうになることもありますし
はっきり断らなければ家までついて来そうになられる事だってあります。

どこの国でも、
絶対に安全な場所なんてなくて、自分の身は自分で守るしかないのです。

前にも書いたように、バーで財布や携帯を盗まれることは珍しいことではないですが
最近は町で携帯電話を落としても、よほど古めかしい携帯電話で無い限り返ってくることはないですし
(これは、アイスランドの物価が高いことも少なからず影響しているとは思います)
財布を落として、クレジットカードやデビットカードを盗まれることもあります。

私は直接被害には遭っていませんが、今年に入ってから外国人の、カードのスキミング犯罪集団が摘発されたと言うのも聞きました。



何故かアイスランドを妄信的に愛している人は少なくありません。

アイスランドは奇跡みたいな国だ、と。

確かにアイスランドはいい国です。
自然の壮大さと美しさと荒々しさにかけては、確かに世界一、とも言えると思います。

ツアーガイドの仕事をするときは、そのアイスランドの素晴らしさを精一杯お客さんに伝える為に仕事をします。

でも、この地球上どこにも、完璧な国なんてないのです。

レイキャヴィークは、ここ30-50年ほどで急速に成長を遂げた町です。
その成長の速さは、世界でも稀に見るほどの早さだったといわれています。
確かに、経済崩壊以降も変化が激しいです。

でも、インターネットのfree wi-fi以外、アイスランドのレイキャヴィークが他の近代都市に比べて群を抜いて近代化しているかといわれれば、殆どそうではないでしょう。

国内必要電力の約80%が地熱発電を含むクリーンエネルギーでまかなわれていること、
家屋の暖房が殆ど温水で行われていることなどは本当に世界で一番ともいえる近代化具合でしょう。

国内の銀行のATMは24時間営業、いつでもどのアイスランド国内銀行のカードでもどのアイスランド国内銀行のATMでも、手数料無料で現金を引き出せます。(日本含むアイスランド国外はその限りでない)
しかし日本の銀行のATMのように、振込みしたり送金したりお金を預け入れたりすることはできません。
その代わりインターネット銀行がとても普及しています。
これも、日本にかなり見習って欲しいと思う点です。

経済崩壊以降、アイスランドは外国人にとって手軽に遊びに来られる国になりました。
しかしアイスランドに暮らす、アイスランドの通貨を得て生活する人にとっては、年々その環境は厳しくなっています。

中国やベトナム、フィリピン、タイ(後ろの3カ国は以前から多い)など、アジア系の移民が増えてきたおかげで、多少アジア食材などは増えてきましたが、
例えば日本人がアイスランド国内で売られている炊飯器を見たら思わず「昭和時代にタイムスリップしたのか」と自分の目を疑わずにはいられないでしょう。
日本が大好きで、日本食や韓国のご飯を毎日作っている韓国人の友人も相当驚いていました。

アイスランドは物価が高く、経済崩壊以降はさらに値上がりし、ヨーロッパやアメリカ、日本からは想像もできないほど、物品が乏しいです。

日本円やユーロ(最近どちらも下がってきましたが)に換算すると、多少は安いかもしれません。
でも『この国で』生活しやすいかと言われたら、そうとも限らないのが実情です。
(お金が有り余っていて、ビザのことも全然気にしなくてもいい外国人はその限りではありませんが。)


アイスランドがお好きなこと、
それは結構なことだと思います。

私も3年住んで
未だにブログの名前を『夢の国』と言っているくらいなので、私もまだまだアイスランドが大好きです。

でもいくら旅行で日常生活を体験しようと思っても、
家探しの苦労や、長期的なアイスランドでの収入の確保、物価が高く物が少ない中でのやりくり、長期滞在に関係する滞在許可証等の申請・継続は、実際住み始めて、そういう状況にならないと分からないものです。

そういう苦労が少なからずあることを分かっている人だけではない、
しかも子供ではなくて、もう立派な大人が何故か「欠損の無い夢の国」のように思い込んでいたり身近な例では『アイスランドに絶望して、果てには何故か怒り心頭してアイスランドから出て行った』と言うこともありました。

どうしてそんな事が起こりうるのか全くわかりませんが
アイスランドを『絶対的なドリームランド』だと思っている人は、旅行で以外来ない方がいいんじゃないか、と思います。

そんな妄信でアイスランドを嫌いになられても、関係のない私も、アイスランド自身も、そして信じていた人がアイスランドを嫌いになることも、悲しいことですから。

旅行にいらっしゃって、日常を忘れて、
アイスランドの自然とアイスランドの音楽を楽しんで、
夏は白夜や抜けるような青空や、色とりどりの花を、冬はオーロラを満喫して、
アイスランドの美味しいサーモンと鯨と手長エビ(ロブスター)を食べられて、
いいアイスランドの面だけを満喫してお帰りになられるのは、本当に素晴らしいアイディアだと思います。

観光客の方だけに対して、と言うことであればわかるのですが
いったいどうしてこんなに負のない国であるように祀り上げられているのだろう?
そういう情報だけを信じてきた人が、あの身近にあった例の人のようになってしまうのでは、と思う事があったので、ちょっとこんな批判的な記事になってしまいました。


でもホント、アイスランドは良い国ですよ。安定した仕事と家さえ見付かれば、こんなにマイペースで暮らせる国はないです。
マイペースといっても、アイスランド人のマイペースに合わせて、ですが(苦笑)

でも、やはり6年も7年も想い続けて、ようやく実現したアイスランド移住ですから、
仕事をしない、必要なときに急いでくれない、早くできることを前もってしない、自分に非があるときにも絶対に謝らないお役所や会社や職場のアイスランド人に時々腹を立てても、ここに住むのは楽しいものです。


目標を掲げてここに来る人にも、
仕方なくアイスランドに来る人にも、
現実的にアイスランドをずっと愛してくれたら、私も同じアイスランドを愛する人間としてとても嬉しいと言うのが
しがない人生ひよこの日本人の私の正直な気持ちです。

テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報