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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   ちょっと真面目にアイスランドの社会を考える

2012.08.03 21:47|日記, diary
なかなかひやひやしましたが
アイスランド、昨日ちゃんとオリンピックの試合で勝ってくれて良かったです。

7月こっちに帰ってきてから何回風邪ひいとんねん。

こんにちは、牛です。

今日のアイスランドはAccuweatherによると14度(体感気温15度)。
家の中で窓を大して開けずに(多少は開けてるけど、あんまり大きく開く窓がない事が多い。多分風で吹き飛んで行ったりするからだと思う)日の当たる窓際で何か作業をしていると、酷く汗をかきます。

日本に帰ったら、ナメクジのように干からびること間違いなしです。


本日、友人を伝って連絡をもらった11歳の少年に、日本語を教えました。

といっても相手は子供、個人レッスン、
どこかで日本語を勉強したらしいけど、いったいどれくらい勉強したのか分からないとのことで
いろいろありましたが、そういうのにも対応できるようになったのは、
やっぱり今まで積極的に日本語を教える機会に接しようとしてきたのと
1年だか2年だか前に12歳のアイスランド少年5-6人を相手に日本語を教えたのが大きいなぁと
改めてあの機会に感謝したのでありました。

いろいろあって堪忍袋の緒も切れ、胃も痛い私ですが
身近な人は応援してくれているし、支えようとしてくれているし、
何よりやっぱり、社会的に自分を必要としてくれている人がいるということは、とても嬉しいものです。

自分自身の存在価値って、
日本にいてもアイスランドにいても、見つけるのは難しいものです。
それはアイスランドだけじゃなくて、どこの国にいてもそうだと思います。

アイスランドは、世界の果てと呼ばれるからか、それともその独特の雰囲気からか、

とにかく
『自分探しに来た』とか、『人生に疲れたから』と言って訪れる人が少なくありません。

そういう人が、自分の母国とは違う雰囲気という点でも、そしてそのような目的で来ている人が少なからずいて、そんな人たちを受け入れてくれる
(意識してというよりは、ノータッチだったり、自然とだったり)
国ではあると思います。

ただこの国は
村社会で、移民に必ずしも優しい国ではなくて(特に近年の政府や役所の外国人移住を嫌う気配はかなり強い)、小さいがゆえに融通が利くもののその反面他のどの先進国でも有り得ないような適当さもまかり通る環境で
それに苦しむことはあるかと思います。

アイスランド人全員がそういうわけではないです。
ただ、
ステレオタイプ的なアイスランド人のようになって、アイスランドに溶け込んで、死ぬまでアイスランドで暮らすのであれば、この国はとてもゆるく生きていける国だと思います。
でも、勉強するなり、仕事をするなりして、ある程度の目的があって、私のように『死ぬときはアイスランドでも、若い間(しっかり働けるような年齢の間)に少しは他の国にも住んでみたい』と思っている人であれば、
完全にアイスランドの色に染まってしまう、というのはあまり賢明な方法ではないような気がします。

小さいことで言えば、締め切りを守らなかったり、口約束だけできちんとした契約書などを作らなかったり、あるいはメールや文書にしなかったり、ということ、です。

この国はとてもいい国です。
早い話、どんなタイプの人でも受け入れてくれます。(役所や政府が、というより、社会が)
小ささゆえに、無限の可能性が秘められていることもあります。

ただ、小さい国で、
可能性に限りがあることも多々あります。

例えば
日本人がそれなりのレベルで調理をできるのであれば、日本食のレストランは十分に成り立つと思います。
ただアイスランド人は、新しいものに興味がある反面、受け付けないような部分もあります。
アイスランド人の好きな味、アイスランド人の多くが受け付けない食材というものもあります。
十分なお金があって、食材が確保できて、まともな従業員が確保できたら、この国で日本食のレストランはかなりビジネスとして成り立つ可能性を秘めていると思います。
ただ、それが本当に成り立つかどうかは分かりません。
ダウンタウンのLaugavegurの賃貸物権はかなり高いです。
場所を移せば、かなりの話題性がないと、お客は一度来ても、何度も足を運んではくれないでしょう。
オーガニックの食材なども良く売れてはいますが、大半のアイスランド人が頻繁に好んで食べるのはファストフードです。
値段も他のものに比べれば安いし、味がアイスランド人の好みに合っているのでしょう。

アイスランドでは、どんな小さなアイデアも、ビジネスのチャンスになる可能性が、本当に無限にあると思います。
ただ、そのチャンスが社会に受け入れられるかどうか、ビジネスとしてずっと成り立っていくのかどうかは、
アイスランドのみの問題ではないですが、
かなり不透明です。

仕事は、コネがなくても見付かることも最近増えてきました。
(コネでしか仕事がほとんど見付からない事が問題として、社会で批判・取り上げられるようになった)
しかしやはり、人口の少ない国。
人と人とのつながりが強い国です。
すぐにそれはなくなりません。

そういう小さな村社会システムが
入り込んだ後の住みやすさを作っている反面
外の世界を見た後の、小ささや可能性の少なさに気付かされる原因にもなっているような気がします。

ここに住みたい、ここで死にたいと思うからこそ
余計に辛く感じるのかもしれません。

結婚はなかなか強力な打開策にもなりえますが
結婚というものに頼るのも、私自身は嫌な気がします。

自分の力で、
生きていく道を見つけたいのです。

と言っても、結局はいろいろな人に支えられて、応援してもらって生きていけているので、
それが友人か、頼っている人生の先輩たちか、恋人や婚約者か、その家族か、結婚した人か、それだけのちがいであって、大して変わりはしないのですが。

アイスランドが大好きなのに、気持ちだけが空回りして
なかなか足が着かない自分の今の状況が、悔しかったり悲しかったり、腹立たしい毎日です。

まぁぐちぐち悩んだり考えていても仕方ないので、答えが出たら、自分が声を上げられる法的な部分はちゃんと発言して、これからもやって行こうと思います。

これからアイスランドにご旅行される方はもちろん楽しい旅行になるように、
そして長く住もうと思われている方も、私や今までの日本人の方が遭った困難に出遭わないことを、強く願っております。

何だかんだ文句を言っても、移民も増えて人口が増加してきて、
さらに外国とのやり取りが増えてきた世の中なのだから、まともな社会になって欲しいと思います。

ただ、まともな社会になったら、この国の良さはなくなっちゃうんだろうなぁ、と思うと、
このままでもいいような。

難しいところですね。
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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報