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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   ツアーガイドという仕事

2012.08.23 19:11|アルバイト, part-time job
大学で仕事をするにあたって、専門職滞在許可証の申請が出来た私。

定職は今のところその大学の仕事の予定しかありませんが
コントラクトワーキング(契約書のバイト)と言われるものを少しやり始めました。

と言うのも、
アイスランドではEEAエリア外ではアルバイトをするにも、労働用の滞在許可証を別に申請しなければならないのです。

ちなみに近年、元々就職を希望しているのに、発行の審査がゆるい学生用の滞在許可証を申請して
それを手に入れたらアルバイトを始めて、仕舞いには居ついてしまうと言う
不法滞在でもないけど、まぁなんと言うか・・・
と言う外国人が増えてきているので、学生用のアルバイト滞在許可証でも、年々審査は厳しくなっていると聞きます。
(2009年に私の友人が申請したときでさえ、3ヶ月以上も審査が通らなくてとても困っていましたが、今は許可証を出してもらえないことも無きにしも非ずと言うような状況まできてしまったようです。)

外国人がアイスランドに住むことの厳しさはこちらでも何度か言ってきましたが、
アイスランドもいろんな意味で昔と様相がいろいろと変わりつつあるようです。

確かに私が始めて来た2008年経済崩壊前と後でもかなり違うし
2009年の経済崩壊以降は、すみ始めて3年でもあからさまに分かるくらい本当に街は変わりつつあります。

まず、外国人が莫大に増えました。
特に中国人(これは大使館ができたから、と言う理由が大きいと思います)、アフリカからの黒人の人口が増えました。2009年に住み始めた頃なんて、中国の人も黒人の人たちも、殆ど見かけませんでしたが
今ではLaugavegurのダウンタウンエリアを歩いているだけで軽く10人以上は見かけます。(もっとかな)

その割に、中華料理もアフリカ料理のお店も殆ど無に等しいくらいしかないのが残念でなりません。

外国人が増えて、観光客を呼び寄せるようになって、アイスランド語が話せなくてもいい仕事口はたくさん増えました。
ただ、そういう仕事は、専門職でない事が多いです。
外国人だからと、給料をアイスランド人に比べて少し安めに提示してくる仕事先があることも、残念ながら聞いています。

他には、薬物の問題がかなり表面化してきたようです。
昔からアルコール依存症の人が多いことは良く知られている社会問題ですが、
人の出入りが激しくなったからか、それともゆるい習慣のせいか、
とにかく薬物の常用者などは増えてきたとニュースなどで見かけるようになりました。

薬の売買が行われていた家が立ち入り捜査・閉鎖されたことは記憶に新しいですが
街中を歩いていて、明らかに目つきの危険な人を見かけるようにもなりました。

レイキャビクにも一応『そのようなグループが集まるところ』と言うのはありますが、なにぶん元々小さな街なので、
そういう人たちだけが居つく場所を作ろうにも、無理があります。

あれだけ日々殺人事件が起きていようともまだまだ日本が安全な国だと、外国から帰るたびに思うものですが
アイスランドはその日本に比べても安全な国かと思います。

しかし、絶対的に安全なところなんてないのです。
バスに乗っているだけで、いきなりドアを思いっきり叩いて無理やり乗り込んできたかと思えば、運転手さんに怒鳴りつけて暴力を振るって逃げていくような輩に出会うこともあるし
白昼道を歩いているだけでわけの分からないお兄さん(多分30台半ばくらいだと思う)人に絡まれることもあります。
これは昔からあることですが、週末のバーに行けばうまいことをいって言い寄ってきたり、トイレに連れ込まれそうになることもありますし
はっきり断らなければ家までついて来そうになられる事だってあります。

どこの国でも、
絶対に安全な場所なんてなくて、自分の身は自分で守るしかないのです。

前にも書いたように、バーで財布や携帯を盗まれることは珍しいことではないですが
最近は町で携帯電話を落としても、よほど古めかしい携帯電話で無い限り返ってくることはないですし
(これは、アイスランドの物価が高いことも少なからず影響しているとは思います)
財布を落として、クレジットカードやデビットカードを盗まれることもあります。

私は直接被害には遭っていませんが、今年に入ってから外国人の、カードのスキミング犯罪集団が摘発されたと言うのも聞きました。



何故かアイスランドを妄信的に愛している人は少なくありません。

アイスランドは奇跡みたいな国だ、と。

確かにアイスランドはいい国です。
自然の壮大さと美しさと荒々しさにかけては、確かに世界一、とも言えると思います。

ツアーガイドの仕事をするときは、そのアイスランドの素晴らしさを精一杯お客さんに伝える為に仕事をします。

でも、この地球上どこにも、完璧な国なんてないのです。

レイキャヴィークは、ここ30-50年ほどで急速に成長を遂げた町です。
その成長の速さは、世界でも稀に見るほどの早さだったといわれています。
確かに、経済崩壊以降も変化が激しいです。

でも、インターネットのfree wi-fi以外、アイスランドのレイキャヴィークが他の近代都市に比べて群を抜いて近代化しているかといわれれば、殆どそうではないでしょう。

国内必要電力の約80%が地熱発電を含むクリーンエネルギーでまかなわれていること、
家屋の暖房が殆ど温水で行われていることなどは本当に世界で一番ともいえる近代化具合でしょう。

国内の銀行のATMは24時間営業、いつでもどのアイスランド国内銀行のカードでもどのアイスランド国内銀行のATMでも、手数料無料で現金を引き出せます。(日本含むアイスランド国外はその限りでない)
しかし日本の銀行のATMのように、振込みしたり送金したりお金を預け入れたりすることはできません。
その代わりインターネット銀行がとても普及しています。
これも、日本にかなり見習って欲しいと思う点です。

経済崩壊以降、アイスランドは外国人にとって手軽に遊びに来られる国になりました。
しかしアイスランドに暮らす、アイスランドの通貨を得て生活する人にとっては、年々その環境は厳しくなっています。

中国やベトナム、フィリピン、タイ(後ろの3カ国は以前から多い)など、アジア系の移民が増えてきたおかげで、多少アジア食材などは増えてきましたが、
例えば日本人がアイスランド国内で売られている炊飯器を見たら思わず「昭和時代にタイムスリップしたのか」と自分の目を疑わずにはいられないでしょう。
日本が大好きで、日本食や韓国のご飯を毎日作っている韓国人の友人も相当驚いていました。

アイスランドは物価が高く、経済崩壊以降はさらに値上がりし、ヨーロッパやアメリカ、日本からは想像もできないほど、物品が乏しいです。

日本円やユーロ(最近どちらも下がってきましたが)に換算すると、多少は安いかもしれません。
でも『この国で』生活しやすいかと言われたら、そうとも限らないのが実情です。
(お金が有り余っていて、ビザのことも全然気にしなくてもいい外国人はその限りではありませんが。)


アイスランドがお好きなこと、
それは結構なことだと思います。

私も3年住んで
未だにブログの名前を『夢の国』と言っているくらいなので、私もまだまだアイスランドが大好きです。

でもいくら旅行で日常生活を体験しようと思っても、
家探しの苦労や、長期的なアイスランドでの収入の確保、物価が高く物が少ない中でのやりくり、長期滞在に関係する滞在許可証等の申請・継続は、実際住み始めて、そういう状況にならないと分からないものです。

そういう苦労が少なからずあることを分かっている人だけではない、
しかも子供ではなくて、もう立派な大人が何故か「欠損の無い夢の国」のように思い込んでいたり身近な例では『アイスランドに絶望して、果てには何故か怒り心頭してアイスランドから出て行った』と言うこともありました。

どうしてそんな事が起こりうるのか全くわかりませんが
アイスランドを『絶対的なドリームランド』だと思っている人は、旅行で以外来ない方がいいんじゃないか、と思います。

そんな妄信でアイスランドを嫌いになられても、関係のない私も、アイスランド自身も、そして信じていた人がアイスランドを嫌いになることも、悲しいことですから。

旅行にいらっしゃって、日常を忘れて、
アイスランドの自然とアイスランドの音楽を楽しんで、
夏は白夜や抜けるような青空や、色とりどりの花を、冬はオーロラを満喫して、
アイスランドの美味しいサーモンと鯨と手長エビ(ロブスター)を食べられて、
いいアイスランドの面だけを満喫してお帰りになられるのは、本当に素晴らしいアイディアだと思います。

観光客の方だけに対して、と言うことであればわかるのですが
いったいどうしてこんなに負のない国であるように祀り上げられているのだろう?
そういう情報だけを信じてきた人が、あの身近にあった例の人のようになってしまうのでは、と思う事があったので、ちょっとこんな批判的な記事になってしまいました。


でもホント、アイスランドは良い国ですよ。安定した仕事と家さえ見付かれば、こんなにマイペースで暮らせる国はないです。
マイペースといっても、アイスランド人のマイペースに合わせて、ですが(苦笑)

でも、やはり6年も7年も想い続けて、ようやく実現したアイスランド移住ですから、
仕事をしない、必要なときに急いでくれない、早くできることを前もってしない、自分に非があるときにも絶対に謝らないお役所や会社や職場のアイスランド人に時々腹を立てても、ここに住むのは楽しいものです。


目標を掲げてここに来る人にも、
仕方なくアイスランドに来る人にも、
現実的にアイスランドをずっと愛してくれたら、私も同じアイスランドを愛する人間としてとても嬉しいと言うのが
しがない人生ひよこの日本人の私の正直な気持ちです。
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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報