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プロフィール

kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   アイスランド人は巧みな話術の持ち主?

先日の、日本語学科への授業参加お願いに、3名の方から前向きなお返事を頂戴しており、大変ありがたく思っております。
ありがとうございます。
もっとたくさんの方に来て頂ければもっと助かりますが、3人来て頂けるなら、何とかならん気がせんでもない…!頑張りとうございます。

昨年から、日本からアイスランド大学への交換留学生数が圧倒的に増えたので、日本語学科の学生にとっては生きた日本語を聞き、話せるまたとないチャンスがたくさんできたわけですが、それでもやはりアイスランドにいると、日本語を話したり聞いたりできる機会はとても少なく
私の日本語は聞けて理解できても、それは私が外国人に日本語を教える訓練を積んで、彼らが理解しやすいように話すテクニックを意識的/無意識で使っている日本語が分かるだけなので、
実際に『生の日本語』(聞き手が日本語学習者用であることを意識して話されている日本語)を聞いた時に、ほとんど何も分からないという人は少なくありません。
また、街中でそれらしき人を見かけても話しかける勇気がなく、敢えてそういう機会を見つけて参加しなければ、日本人と言葉を交わせる機会も殆どないと言うのがこの国の現状です。


さて、アイスランドにおける日本語教育の話はここまでにして
アイスランド人の、ちょっと面白話術についてお話したいと思います。

日本でもプレゼンテーションや対話のテクニックについてのHow to本や、セミナーのようなものが開かれているかと思います。
日本人でも人それぞれではありますが、やはり日本人に比べると、アイスランド人のほうが人前でスピーチをしたり、プレゼンすることに対して抵抗や躊躇は少ないように感じます。

私がずいぶん前にどこかで見かけた、『上手な人前での話し方』テクニックの一つに、
プレゼンでの質疑応答の際に分からない質問が出てきても、「分からない」と言うのではなく、「それは面白い疑問ですね。皆さんはどう思いますか?」と、リスナー同士でのディスカッションに持ち込むと言うものがありました。
日本語の文法などを教えている場合この対処は殆ど不可能なので、『へーえ、こんな方法もあるんだなぁ』と言う程度に考えていたのですが、
実はこれが。
身近にそれを、しかもものすごく頻繁に使っている人たちがいたのです。

そう、アイスランド人です。

あまり若い人がそのようなプレゼンや疑問をぶつけられるような会話をしているのを見たことが無いので全員が、と言うわけではありませんが
少なくとも30代の人は使っていることをこの耳で確認しております。

『面白い質問』と言う言葉ではありませんが(áhugaverð spurning)
それとほぼ同様の意味で使っていると思われる
"Það er góð spurning."
(それはいい質問ですね。)

今横にいるぐんさまに聞いたところによると、
『いやぁ、実際それがいい質問だと思ったときにも言うよ』と言っていましたが
私は、この言葉を口にした人が、その質問に対して返事できているのを見たことがありません。(笑)

いいんですけどね。
いやぁ、絶対こっちの先生たちは「分からないって言わないなぁ」なんてちょっと白い目で見ちゃうときもあるのです。

私が日本語教育を勉強していた時は
「分からないことは絶対に適当に答えたりしないこと!分からない時は分からないと言って、自分の宿題にし、きちんと調べてから次回の授業に返答できるようにすること。」
と教えられたので、こっちの先生にもそうして欲しいと思うのですが
よく
『いやーそれはいい質問だね、興味深いね。そういう観点もあるんだね。じゃ、次行きます。』と流され
何やねん!答えてくれよ!とフラストレーションが溜まったこと、数多く。

おかげでアイスランド語でも自分で何とか必死に調べる方法をいろいろ身につけましたが、
それでも分からないことは多いし、
先生だって勉強してくれよ。知っていることだけを伝えるのが先生じゃないんだぞ。
と喉から出掛かった言葉を飲み込むことが何度かありました。

需要も供給も少ないので、アイスランド語教育がなかなか発達しないのは分かりますが、
アイスランドにおけるアイスランド語教育は、まだまだ改善が必要だと、同じ言語教育の場に建っているものとして、強く感じます。

かと言って、私が今作っているアイスランド語の自習用ノートが言語教育的に優れているとは思えないけどね…。

とにかく教師と言うのは、学生に教えるだけじゃなく、
教えながら学び、自分が成長していける、しなくちゃいけない職業なんだぞ、と私がお世話になった一部の先生に言いたいです。

学者としていい業績(?)を上げている人が、いい先生だとは限らないということを
身をもって実感した牛でした。

今日のテストは全く勉強していないわりに5-6割くらいは分かったので、
やっぱりちゃんと勉強するって大事だな、と思いました。
あーチキンな私。
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テーマ:アイスランド
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   蚤の市…ごみの市?

2013.10.14 02:54|日記, diary
言い過ぎ。

タイトルから酷いこと言い過ぎです、牛です。

本日約半年ぶりに、蚤の市的存在のフリーマーケット、kolaportiðに無理やりぐん様を引き連れて行って参りました。kolaportid-kanban.jpg

特に何か目的があったわけではなく、単にかなり久し振りだったのと、近くのカフェに用があったので、何か変わったものはあるかと冷やかしに行っただけなのですが
いやー、行く度に思います。

何とshabbyな所なんだと…。

驚くほど人出の多い、確かにアイスランド最大のフリーマーケットではありますが
何というか、他に定期的にフリーマーケットが無いので、無論ここしか一番になれる場所が無い(競争相手がいないので。)と言う、残念なフリーマーケットです。

掘り出し物もたまにあるし、物価の高いアイスランドで少しでも無駄金を払わずに物を入手する方法と言えばここが手っ取り早い場所なのですが
しかしshabby。(しつこい)

ここに来ると微妙な切なさに包まれるのはぐんさまも同じようで
私以上に久し振りにコーラポルティズに訪れたぐんさまが、帰り際、出口で、達者な日本語で一言
「ここに来ると悲しくなる…。」

その気持ちが痛いほど分かる、わたくしです。

でも、繰り返しになっちゃいますが、たまに本当に掘り出し物があったりするので、
旅行にいらっしゃって、少しでも安くLopiセーターやアイスランドのウール製品を手に入れたい方は、ここを覗いてみて、損はありません。
特にここ2年ほどで、観光客を狙ったウール製品のみを出店するブースも増えているので、種類も増えた気がします。

今年は自分でロピセーターを編んでみたいと思っているので、毛糸製品ではなく毛糸自体を探してみたのですが、残念ながらありませんでした…。
高くつきそうですが、毛糸屋さんに足を伸ばしてみようかと思います。
といっている間に年が明け、冬が終わり、また来年の冬頃になって同じことを言っていそうな気がしてなりません。
Kolaportiðがいかに寂れた雰囲気か、この写真だけでどれほど伝わるだろうという気はしないでもないですが、折角なので載せておきます。
IMG_1146.jpgIMG_1145.jpg


ちなみにその後行った、今日のメインの外出目的のカフェは、実はその昔、2009年、アイスランドに移住した初めての年に当時まだ友人関係だったぐんさまと一緒に行ったIceland Airwavesの会場の一つだった場所が改築されて出来たカフェだったことに、ぐんさまに言われて初めて気がつきました。
thelaundromatcafe.jpg

去年はSigur Rósの別売りチケットを買ったもののコンサートには行かず
今年はKraftwerkが出るので見に行きたいとは思うものの、どうせ出不精の私たちはKlaftwerk以外には行かず、彼らを見るためだけに結構な値段を払うことになるよね…どうしようか…と言っている間にチケットが売り切れていました(笑)そして売り切れたのをいいことに、「やっぱり、縁がなかったんだね」とすっかり諦めている私たちです。

全然関係ないのですが、このブログをご覧頂いている方たちで、Iceland Airwavesにいらっしゃる日本人の方たちで、1日3時間ほど、大学の日本語学科の授業に参加してもいいよ、とおっしゃってくださる奇特な方はいらっしゃいますでしょうか?
(奇特という言葉が、変な人と言う意味で誤用されていることがあると言うのを、今初めて知りました。)
学生たちに日本語で日本人の方たちと話が出来る機会を与えられたらと思うのですが、貴重な滞在時間なので、難しいでしょうか…。

5-6名来て頂ければとても嬉しいのですが、もしダメだったら、今年は日本語学科で仮装ハロウィンパーティでもしてみようかなぁ…(笑)
悪ふざけが過ぎる教師だと怒られそうでちょっと不安ですが(笑)

ちなみに今年も大学は、今週一週間Verkefnavika(reading week)と言う名の短い秋休みとなります。
今年の学生は上と下の差が大きいので、休み返上で一日、やる気ある頑張る学生たちのために追加課外授業をやろうと思っております。
火曜日には自分自身が受けなければいけないテストが控えていますが、全くテスト勉強をしておらず…。
しかし5通の推薦状を英語で書くと言う大きな宿題が控えていて、もう気持ちだけはものすごく焦っております。
気持ちだけは。

何とか今週中に書き上げて、学生に渡してあげたいとは思っているのですが、何分英語が苦手なもので、結構ハードなお仕事です。
出来るものならこの頑張り屋さんの学生たち全員に、奨学金をあげてもらえると嬉しいのに、なんて思ってしまう、親心のような、教師心なのでした。

あぁっ、もう3時!
明日のために、もう寝ます。

すっかり日が沈むのも早くなって、夜も真っ暗闇になったアイスランドより、お届けしました。

もっと内容のある記事にしたかったなぁ…。

テーマ:アイスランド
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   ついにストリートビュー!

2013.10.13 00:40|娯楽, entertainment
今日は休みだと思っていたのに、
ガイド学校の見学がまたも入ってしまいました。

と言っても結構自分としてはお気に入りのÞjóðmenningarhúsiðだったので、実は楽しんでまいりました。

さて、今日は内容も薄く、完全にお遊びでしかありませんが、アイスランドってどんなとこやねん?
とご興味がある方には朗報かと思われる、
Google street view。
ついにアイスランドも網羅することとなりました。

現在居を構える我が家も写っておりますが、大変残念なことに工事中だったので、
なんだか酷い有様です。
Sæmundur fróðiが居るわが職場もしっかり写っております。

先程同僚の先生から伺ったのですが、
日本のテレビ番組で、
アイスランド人は皆各家庭に温室を持って、野菜や果物を栽培しているとの内容が放送されていたとか?
完全なる誤報ですね(笑)
持っている人も中には多少いますが、こんなRVKのど真ん中では、よほど裕福な人で無い限り、ハウス用の土地なんて別に持っていません。

そう言えばStreet viewで見た我が家の写真には、私の可愛い観葉植物が写っていました。
うふふふふ。
裸で家の中をうろついている時でなくて本当に良かったです。

真夏のいい日に撮影できたと言うニュースがあったくらいなので、
毎日こんなに言いお天気や気候ではありませんが、
あー、こんなものなのか、と言うくらいの面白さはあると思います。

ご存知の住所を入力して、ご覧になってみてください^^
ちなみに下のURLは、我が職場のポイントになっております。
Google street view, Iceland

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   Sæmundur fróðiの追記とアイスランドの最近。

2013.10.06 00:40|日記, diary
今朝、起きて気温を見てみたら、-2℃でした。
真冬やないかい。

こんばんは、牛です。

今、All naturalと書かれたカカオ70%のチョコレートを食べています。
お腹を壊しているのに。

と言うか、All naturalじゃないチョコレートってどんなだ。
Naturalじゃない時点でそれ、チョコじゃないだろ。

とまぁ、本日もどーでもいいことから書き出してしまいました。
すみません。

今週も、ツアーガイドの学校の"課外授業旅行"でした。
マイナス2℃の中、薄い靴下(足首まで)とユニクロのジーンズ、七部袖の綿のシャツを着て、ユニクロのウルトラダウンジャケットを着、旅行に挑みましたが、
何故か暖房を全然つけてくれないバスの中で小一時間、その後5-10分ほど北風吹き付ける小高い丘でよく分からない世間話(いや、多少役立つこともありましたが)、そしてその後また10分ほど美術館をうろついた所為でお腹が冷え
幸か不幸か食べていた量が少なかったおかげでお腹は下さないものの、腹痛に襲われながらRVK巡りを続け
10時間ほど経った今でもまだお腹の調子が悪いです。

アイスランドは名前ほども"アイス"ではありません。
日本のように湿気が無いので、私のようにアホみたいに薄着をしていなければ骨の芯が凍る、と言うような感覚になることはなかなかありません。
ただし骨の芯が凍らない=寒くないと言うことではなく、
湿気が無いものの、アイスランドでは基本的にいつでも国中どこにいても逃れられない、強風警報並みの浜風&潮風が遠慮のかけらも無く体に吹きつけて来る為、肌がぴりぴりして、耳が千切れるんじゃないかと思います。

アラスカや北極で毎日Tシャツで生活していた、と言うようなよほど特殊な人々で無い限り、
8月以降5月くらいまでの時期にアイスランドにご旅行にいらっしゃる方には、防水&防風のできる上着と、寒がりの方には耳を隠せる毛糸の帽子と、手袋の持参をお勧めします。
旅行に来て、風邪を引いちゃうと、楽しいものも満喫できなくなってしまいますので。

前にもどこかに書いたような気がしますが、アイスランドには、
夏であっても、"雪の少ない冬"くらいの感覚でいらっしゃるのが安全かと思われます。
オゾン層の破壊が進んでいる北極圏に近い所為もあってか夏の日差しはきつく、極稀に上回ることはあれど、
真夏の超ハイシーズンでも、最高気温はせいぜい20度程度で、湿気は日本に比べると皆無、影に行くと肌寒いとさえ思うときがあります。
20度なんて、日本で言えば春先か秋くらいのもので、それに加えて雨と風があることを考えると、一年が常に
"ちょっと暖かい小春日和と、全力の真冬"と言う、冬の季節です。

たまーに暑くない日でも汗をかいていて半袖になり白い目で見られる人がいたり(ドキッ。)
雪が降っている日でもタンクトップで学内を歩いている中年女性を見かけて度肝を抜かれたことが何度かありますが(これは本当に驚くんですが、この女性は一年中タンクトップだと言うことを真夏にも大学に出勤するようになって、改めて気付きました。冬になるとノースリーブのダウンジャケットを着ているのですが、タンクトップと言うのは、どう考えても寒いはずです。私なら腕が凍る!と思います。)
普通は、寒いです。

お腹を壊して初めて
『ああ、今日はかなり寒いんだ』と気付く私。
もしこうやってガイドの仕事を副業でやっていくのだとしたら、これからは、ガイドの仕事をするときはあまり薄着では行かないようにしよう、とようやく学習したのでした。(アホですね。)

そんな腹痛に襲われながら行った、今日のRVK周遊授業。
過去に一度行ったものの、その時には気付かなかったSæmundur fróðiの像に気付き&出会い
思わず写真を撮ってきました。

大学にあるものに比べれば、10分の1くらいの大きさで、若干デザインが違う気がしますが
(*改めて* 大学の像はでかすぎたのと、私の身長が低すぎるのでいったいどういうものなのか、本当に分かっていなかったのですが、どうやらサエムンドゥルさんのケープの下は全裸である模様です。フランスにしてもドイツにしても、全裸で海を渡ってくるのは幾らなんでも寒いだろうと思います。)
これは間違いなく、アイスランド大学にあるサエムンドゥルさんと同じ銅像でした。
作者はÁsmundurと言う人で、もう亡くなってしまいましたがアイスランドでは有名なアーティストでした。
幸運にも同じ時期にガイドの学校に入学してくれていて、今日も一緒に課外授業に参加した敬愛する友達の言葉を借りると、『岡本太郎的な作品』を作り出したÁsmundurさんの作品は、大学以外にもRVK市内、いろいろな所で目にする機会があると思います。
折角なので、全裸版さえむんどぅるさんもここに載せておきます。
saemundur-og-kolski_asmundur-museum

アイスランドでは最近、いろいろなことが変化し始めています。
経済崩壊以降インフレは悪化し、しょっちゅう食料品を含むモノの値段が高騰していますが
ついにアイスランドでも1万kr札が出来ることとなりました。
jonas-hallgrimsson_10000kr-bill.jpg
bill-money-iceland.jpg
一万kr札のでかでかとした肖像はJónas Hallgrímssonと言って、有名な詩人であることは知っているのですが、詩を読んだことがないので、作品は恥ずかしながら、全く知りません(汗)ジャンルとしてはロマン派だったと記憶しています。(間違えているかも知れませんが…)
後ろの方に?透かしのように書かれている顔はJón forsetiだそうで、これは私の身勝手な想像ですが、あの"偉大な"ヨウンが、一番小さい金額の札にしか肖像が描かれていないと言うことに、アイスランド人が何らかの罪悪感を感じたのではと密かに勘繰っております。(笑)


単純にインフレが進んでいると言うことと、五千kr札の流通量(印刷/作製量)を減らしたいと言う政府の思惑もあるそうです。
また、この夏選挙で選ばれた二つの第一党(今、国会は二つの政党、Sjálfstæðisflokkurinn(独立党)とFramsóknarflokkurinn(進歩党)が同数の議席を獲得し、第一党としての地位を確立しています。)達が悪政を繰り広げ
・富裕層からの税金徴収のパーセンテージを下げ
・教育&文化普及分野への補助金を削減し
・医療国家予算も引き下げ、国民の支払い率を引き上げる

を実現させようと目論んでいます。

現在、20万krほどの給料のうち40%ほどを税金徴収され、病院にも通わなければならず、来年度から修士資格の取得を考えている私にとっては、最悪の状況になろうとしています。

元々この政党たちは、富裕層に"優しい"政策を取ろうとしていることで有名な党派で
住宅難民、失業者もまだあまり減っていないこのアイスランドで、なぜ彼らが第一党として選ばれたのか、
立場の弱い外国人移民貧乏講師の私には分かりかねるのですが
いわゆる一般のアイスランド人はこの改革をどう捉えているのか、
そして本当の政策目的には目を向けず、『慣習』や『親の時代からこの政党を応援している』といったくだらない理由で投票してしまう国民の多さ、
幾ら日本や他の国に比べて"身近な政治家"の多いアイスランドでも、本当の、大半の国民の実情や生活状況を知らず、一部のお金持ち、立場の強い人のことだけを考えて政治をしていくと言う問題は
どの国でも結局変わらないのだと
少しアイスランドの国政に失望している私でした。

とはいってもアイスランド大学の入学費・授業料は日本に比べると本当にまだまだ親切な値段で
この、今まだ私が何とか自分で支払っていける間に何とか、修士号を取得したいと考えています。

お金持ちでなくても、頭が良くなくても、努力で何とか、
アイスランドで、外国人移民であっても、それなりの立場で、せめて自分ひとりで足を地面につけて踏ん張って、生きていける力を身につけたいのです。

心臓が止まる瞬間まで、
自分の目標を立てて、その目標を達成できるように、生きていきたい。
不器用でも、諦めが悪く、頑固な性格を変えずに
大事な人が笑って傍に居てくれたり、応援してくれるように
自分の人生を生きていきたいと
逆境に立たせられればそうなるほど、強く思うのでした。

この、日本から遠く遠く離れた場所に来て、
自分を産んで育ててくれて、応援してくれる母親の存在や、
偶然にも出会えて、家族になってくれたぐんさまの存在、
世界中で頑張っていて、いつも励ましあって成長させてくれる友達の存在の
偉大さや大切さに、以前よりも気付けたような気がします。


完全に、自分の個人的な日記状態のエントリーになってしまいました。
申し訳ありません・・・。


本当は再来週テストが控えているÍslandssagaの勉強をするべきのような気がしますが、明日は、アイスランド語と英語の勉強をしようかなぁ…
それとも、アイスランド語とRVKと周辺地域のガイディング知識の整理にしようか…。

とにかく、お腹が早く治って、あまり頻繁にトイレに行かなくても良いようになって欲しいと思います。
お腹が煩いです(苦笑)

テーマ:アイスランド
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   アイスランドの面白魔法使い

2013.10.04 22:42|アイスランド豆知識, trivia
現実逃避中の金曜日!夜!

一応1年生2年生の中間テストも完成させ、テストに向けての確認&復習用の教材も大量に作り、答えも準備したので、現実逃避はしているけれど、誰からも責められる所以はないはずだ。

と言うことで、ブログの記事をいそいそと書く、牛です。

今日はぐんさまは小学校からの仲良しグループの中の一人の女の子のお誕生日パーティに出勤です。
アイスランドは究極の話、突き詰めると、近年(まぁ、100年以内ぐらいの意味で)の外国人移民を除く、いわゆる"生粋のアイスランド人"的な存在の人々は皆何かしら遠い親戚だったりするので、いずれにせよ繋がっているのですが
ぐんさまの友達たちがそうなのか、それとも他のアイスランド人たちもそうなのか?
とにかく小学校くらいから30代突入の現在までも、仲良くたまに集まってお酒を飲んだりする友達たちがいます。

私は引越しも多かったし、子供の頃からずーっと変わらず仲良し、と言う人が少ないので、そういうぐんさまたちを見ていると、いいなぁ、とちょっと羨ましく思ったりします。
高校生の頃の友達、大学に入ってからの友達とは頻繁に連絡を取ったりするのですが、小学校やそれ以前の頃の友達とは、日本にいる間に年賀状をやり取りするくらいしか、繋がりがありませんでした。

特にこんな地球の端っこに来ちゃうと、会う機会もないですし、日本も土地自体は狭しといえども広くて大きな国なので、アイスランドのようにはそうそういかないのだとは思いますが。

さて、関係のない話はこれくらいにして、タイトルのアイスランドの魔法使いに関して、ちょっとお話したいと思います。

と言うのも、先日ガイドの学校で、先週一回だけ休んだ授業に出てみると、
なぜか1分間のスタンダップ…コメディではないですが、プレゼンテーションをしろと言うことになっていました。
寝耳に水だ!と思いつつも、絶対にしなければならないとのことで
英語で?私英語嫌いなんですけど…
アイスランド語で?40人くらいのアイスランド人の前でアイスランド語で発表?それはきつい。
とぶつぶつ考えていると、日本語でもいいよと言う神の声(笑)
何について話しゃいいんだと考えあぐねている私の頭に何故か突然降って沸いてきたのがSæmundur fróðiでした。

Sæmundur fróði、サエムンドゥル・フロージと呼ばれる『賢者の』サエムンドゥルさんは、アイスランドではちょっと有名な魔法使いでした。

アイスランド大学には、サエムンドゥルさんの像があります。(写真はアイスランド大学のHPから拝借。)
saemundur_frodi-university-of-iceland.jpeg
その像たるや、あまりにもアーティスティックなため、当初私は『得体の知れない何か』としてしか認識しておりませんでした(笑)

アイスランドの魔法使いには、二種類あります。(二種類います?どっちにしてもなんだか日本語としておかしいですが…)

どっちかと言うとSvartigaldurの方が有名なのですが(言葉として)、
そのSvartigaldur(黒い魔法使い)Hvítigaldur(白い魔法使い)がおり、
白い方は人を助けるいい魔法使い、黒い方は人を陥れたりする、悪い魔法使いとして認識されています。

またもお得意の話の脱線になりますが
アイスランドも中世、ヨーロッパの例に漏れず、魔女狩りは存在しました。
残念ながら、処刑された人たちもいます。
中世は勿論、言ってみればアイスランドにとっては"古代"、すなわちLandnámsöld(殖民期)から、ルーン文字などを操る魔法使いは存在して、それらの人々の力を借り、生きてきていたアイスランド人。
一応1000年にキリスト教化したものの、他の国ほども以前の北欧神話神信仰を厳しく禁じてきたわけではないアイスランドでも魔女狩りが行われたと言うのは、個人的には疑問の残る、また興味深い事実です。
ちなみにアイスランドの魔女狩りでもっと不思議なのは
"魔女"として処刑された25人のアイスランド人のうち、23人が男性と言うことです。
理由は分かりませんが、アイスランドで"魔法使い"として認識されていた人は学があり(高い?)、学が高いのは時代背景もあり、やはり男性で、しかしアイスランドにおいて、処刑される対象として見られたのは立場の弱い女性だけではなく、男性も例外ではなかった、と言うことなのだと思います。

さて、脱線しきった話を元に戻すと、Sæmundurさんも、例に漏れず、学の高い男性の魔法使いでした。
Sæmundur fróðiは魔術の勉強をする為、Svartaskóla(これまた『黒い』学校)と呼ばれる学校に留学しました。
ここでそこまで詳しい話をする必要は全くないのですが、Svartaskólaは、フランスかドイツにあったと考えられています。
何はともあれ、怪しげな校長がいるSvartaskólaで(ちなみに校長はいつも真っ暗闇の中にいて,姿を見せない)Sæmundurは勉学に励んでいましたが、1年だか2年だか経ったある日、母国アイスランドのOddiという土地に聖職者がおらず、Svartaskólaで勉学に励む3人のアイスランド人のうち、一番早くその土地に着いたものが職に就ける、と言うこととなり
3人のアイスランド人は我先にと学校を飛び出そうとします。

真っ暗闇で声だけ聞こえてくる黒学校の校長は、やはり予想を裏切らず悪魔で、自分の魔力や魔術の使い方の知識を得た奴らに知識だけを与えて自分には何の得もないような状態で逃げられてはかなわん!と、引き留めよう(もしくは当初の予定通り魔の道に引きずり込んでやろう)と頑張りますが
頭の回るSæmundurにまんまといっぱい食わされ、逃げられてしまいます。

しかし、逃げられても諦められない悪魔。
アイスランドへ向かおうとするSæmundurを、悪魔はあの手この手で悪魔の道に連れ込んでやろうとするものの、毎度頭の回るサエムンドゥルにかないません。
アイスランドに帰るための船が無いサエムンドゥルは、ついに
「僕を他の二人よりも早く、無事にアイスランドに送り届けてくれたら、君の言うとおり、君の望み通りにするよ。」と悪魔を言いくるめ、
アザラシに姿を変えた悪魔の背中に乗り、無事、誰よりも先にアイスランドに到着します。

しかし、そのままでは悪魔の言いなりにならなくてはいけないSæmundur。
悪魔との約束を守る気など微塵も無いサエムンドゥルは、持っていたSaltarinn(またの名をDavíðssálmar、ダービズの賛美歌/詩集、キリスト教に関する、アイスランドで書かれた本)で思いっきり悪魔の頭を殴り悪魔がひるんだ隙に
足が水に濡れることなく無事に僕をアイスランドまで送ってくれたら」
と言う約束を無効にする為、自分から水に入りそのまま上陸し、無事にOddiの聖職者の地位を手に入れます。

その後も常々悪魔に付きまとわれ、その度に自分の良いように悪魔を利用していたSæmundur。
ただ、その悪魔の利用も、誰かを傷つけるためではなく(悪魔は除く)自分の利益の為、もしくは自分の治める土地の人々のために利用していた為
何故かアイスランドではこの悪魔をいじめるずる賢い男性のことを(笑)
fróði=賢者と呼んで親しんでいます。

ちなみにその、本で悪魔のアザラシをどつこうとしている瞬間を切り取ったのが
アイスランド大学にある石像です。

この像をあの大学の中心に据えるとは、いったいどういうことなのか?
何を意味しているのか?

ずる賢く、あざとく生きて行けという意味なのか!?

疑問が残るところです。(笑)

ちなみにこのSæmundurさんのお話は、英語にも翻訳されていて、気軽に読むことができます。
アイスランドの大昔の民話、気になる方は、ぜひ読んでみてください。
(リンクはアイスランド語ですが…→ ★http://www.snerpa.is/net/thjod/saemi.htm

ちなみにサエムンドゥルさんは、実在した人物と言われています。
(1056年生 – 1133年5月22日没)
これほどまでに悪魔と密接に交流していて、利益を得ていたサエムンドゥルさんがあと500年くらい生まれるのが遅かったら、確実に魔女狩りのターゲットになりそうな気がしてならないのは、私だけではない気がします。

以前から面白いとは思っていましたが、ガイドになる為の勉強をしていて、
ああ、これに関しては私以外の人も面白いと感じることなんだ、と気づいたことがいろいろあります。

ここに全て書いてしまうと、私がガイディングする人にとっては何一つ新鮮味がなくなってしまうので、あまり全てのネタは出さないようにしますが、これから少しずつ、日常生活以外のアイスランドの面白さについても書いていけたら、と思います。

ちなみに今週、アイスランド在住丸4年を過ぎてようやく初めてbjúgaと呼ばれる
主に羊の、燻製ソーセージを口にしました。
bjuga-icelandic_traditional_food.jpg

このBjúgaだけを目的に盗みに来るサンタクロースが、アイスランドにはいます。(笑)

アイスランドの捕鯨についても話をしたいと思っているのに、未だ書けていないし…
ネタはあるのに更新が全然追いついていなくて、申し訳ない限りです・・・。

アイスランド語の自主学習ノートもほぼ最近手をつけられていませんが、何とか来年中には完成させたいと思っております。

何とか無事にできますように(>_<)

それでは皆様、良い週末を!

テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報