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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   不思議のアイスランド人???

2014.09.28 16:11|アイスランド豆知識, trivia
アイスランドに来る前は、周りの人にアイスランドだどーだこーだと話しても
せいぜい分かってもらえてビョークかシガーロス、
「って言うかそこってそもそも何処ですか?」
という反応ばかりでした。

昨日、アイスランドに住んでトータルで7年ほどのお世話になっているお姉さま、そして最近アイスランドに来たお友達と一緒に週末の繁華街でお酒を飲んでいたのですが
自分がアイスランドに来る前に比べて、相当アイスランドの音楽シーンに疎くなったこと、そして日本にいた頃とは随分と違う環境にいるのだと気づきました。

私はアイスランドに来るようになって、アイスランドの外で人気のあるアーティストの音楽をほぼ聴かなくなり、情報を収集することもなくなったので、当時の私の姿を知る人たちからすれば、あいつはどうしちゃったんだレベルの豹変ぶりだと思います。

そんな自分の話はさておき。
10年ほど前にはアイスランド人はおろか、アイスランドさえも殆ど知られていない状態であったのは、私の周りに限った話ではなかったと思いますが
昨今は日本でも本当にテレビでアイスランドの露出も増え、観光客も年々2倍3倍の勢いで増えてきています。

そろそろアイスランドに関しては、
『ブルーラグーン、自然がいっぱい』くらいのイメージは定着してきたのではなかろうかと思うのですが、実際のところ、いかがなのでしょうか?
アイスランドの露出が高まるにつれ、アイスランド人に対しても少々フォーカスが当たるようになってきたとは思うのですが、それでもまだ、アイスランド人は多くの人にとって、未知の国民なのではないでしょうか。

前にもこのブログで少し触れた"アイスランド人のまっかなホント"という本は本当になかなかアイスランド人の真髄を突いている気がするのですが、もう少しお気楽で、どーでもいい、私の偏見とこれでもかと言わんほどの愛情に満ちた(笑)アイスランド人像を、ご紹介したいと思います。

■ 甘い物好き。
アイスランド人は、老若男女問わず、本当に問わず、甘い物好きです。
日本では昨今ようやくスイーツ男子とか言う訳の分からない言葉が登場するくらい、甘いものが好きな男子も世の中で受け入れられている&認知されているようですが、アイスランド人の男性は、偏見だろうがなんだろうが、そんなことは全く気にせず(というより、そもそもそういった偏見がここには存在しないんですが。)
アイスだろうがケーキだろうがチョコレートだろうが甘いものを好きなだけ喰らいます。
食べますというより、喰らいます。全力で食べます。
ホットチョコレートに生クリームを乗せ、それと一緒にジャムとホイップを載せたワッフルなんかを美味しそうに頬張っている姿を見かけた日には
「虫が湧かないか」
と心配になるくらいです(笑)
私は甘いものよりもお酒、そして醤油や実際にスパイシーな辛いものも好きな辛党なので、男女を問わないアイスランド人の甘いものへの強さっぷりには、なかなか驚くことが多いです。

■ でも酒好き。
私自身がそうであるように、酒が好きなら甘いものはそんなにたくさん食べない、ということはアイスランド人には全く当てはまらず
甘党辛党の両刀使いがかなり多いアイスランド。
日本人のようにお酒に弱い人も少ないので、食うそして飲む!という人がたくさんいます。
お酒はやはりもっぱらビールが多いですが(なぜ?と思われた方は、昔の記事を読んでいただけると、少しその理由が分かっていただけるかと思います。)いやあ、あの全力での両刀使いの、全力っぷりは凄いです。

■ コーヒー(カフェ)好き。
レイキャヴィークにあるカフェの数は、人工の割合から考えると異常です。
アイスランド人はコーヒーが好きでカフェも好き。
銀行にいけば無料のコーヒーがサービスされ、市役所などでも『ご自由にどうぞ』と置かれていたりします。(ただしコーヒー用に置かれている牛乳は全て常温…。)
私は実は胃が弱いためあまりコーヒーを飲まないのですが、日本人、外国人ともに「アイスランドのコーヒーは美味しい」と誉めているのを耳にするので、基本的にハズレは少ないのだと思います。
私自身、アイスランドのカフェで飲んだコーヒーで、不味いと思ったことは一度もありません。
アイスランドでは、コーヒー豆を輸入して、焙煎はお店やブランドがそれぞれ行っている、というのが一般的です。豆自体は外国産ですが、独自のコーヒーが飲めるので、お好きなカフェを探してみるのもいいでしょう。

■ 超健康志向。
ジムに足繁く通い、プロテインが大好きなアイスランド人。ジムの入会費会員費は決して安くはないのですが、朝や仕事帰りはこまめにジムに通い汗を流し、スーパー、学校、コンビニ、キオスクなど町の至るところで何の苦もなくプロテイン製品が入手できます。
ジムにプロテインだけでは飽き足らず、町にある大手スーパー(4ブランド、小さいスーパーも含めると、もっとありますが)では、必ず、オーガニック食材コーナーが設けられています。
地産地消の意識も高いアイスランドなのでその理由は色々あると思いますが、運動、プロテイン、オーガニックに熱を上げるアイスランド人は、相当に健康志向と言えると思います。

■ そのくせにジャンクフード大好き。
そう、まさに、そのくせに、です。
何度も言いますが、イタリアに居た手前、ピザをジャンクフードと呼ぶのにいささか疑問は残るものの、やはりアイスランド人、特に若者たちが頬張っている『ペパロニとチーズがたっぷり』のみのピザは、ジャンクと呼ばざるを得ない食べ物だと思うのです…。というか、ピザを食べながらペプシやコーラをごくごく飲んでいる時点で、もうだめだと思うんです。いかに野菜を載せようが、ピザはピザなので。
そして、アイスランドのハンバーガーは、某マク〇ナルドや某バー〇ーキング、その他日本のロッ〇リアのような『添加物保存料化学調味料全力で満載です!健康のことなんてどうでもいいんです!』という味はしません。そこは断言できますが、いくらアイスランド国産牛100%のパテに、ヘルシー小麦粉で作ったバンズを使用して、ポテトをスイートポテト(日本のサツマイモでは決してないので、サツマイモと呼ぶのに抵抗があります)にしていたところで、ハンバーガーはハンバーガーです。
そしてまたも、多少お金の節約のためにジュースを水にする人は居たとしても、でもやはり、ここでも炭酸飲料大人気なわけです。
そこで私は申し上げたいのです。
君たちアイスランド人は、『僕たちはジムに通い、プロテインを飲んで、オーガニック食材を食べて、超健康的な生活を送っているだろう!』みたいな顔をしているけど、よく見てみろよ。
大好きなのはピザとハンバーガーと炭酸飲料とビールで、差し引きゼロっていうか、むしろそれぐらいやっとかないと、不健康で凄いことになっちゃうからなんじゃないの?と。
不健康な食生活をするために健康的な雰囲気をかもし出そうと必死なのか、それとも本当にそれで健康だと思っているのかは、実際もう、分からないのですが、
そんなアイスランド人、大好きです。(笑)
極稀に本気でそういった健康的な生活のみを続けている人も居ますが、まあ、そういうのは、お金があって、時間がある人しか継続しては出来ないですからね。

■ 女の人は黒い色が好き。
昨今雑貨では、色々と独特な色使いをしたアイスランディック・デザインの可愛いものも増えてきましたが、以前の"アイスランドのファッション"は、この人たち、全員今からお葬式に参列するのか?いや、この国には『女性のドレスコードは黒』というルールでも存在しているのか?と思うほどに、黒いファッションが蔓延していました。
(でも、黒いけれどレギンス全部にスパンコールが縫われているという、謎の派手さも持ち合わせています。)
最近はようやく黒くない服もデザインされるようになってきた気がしますが、レトロというよりは本気で6-70年代のおばあちゃんの服をたんすから引っ張り出してきて売っているようなお店があったり、バブル時代を思わせるびっくりサイズ肩パットが入った服が売られていたり
アイスランドのファッションは、なかなか独自の路線を突き進んでいます。
おしゃれなデザインが今後もっと増えることを、個人的には期待して止みません。

■ 家事嫌いの女性いっぱい。
そんなアイスランドの女性たち。
パワフルで物怖じしない、アクティブで素敵な人がたくさん居ます。(本当にアイスランドの女性は逞しい!奥ゆかしい大和撫子という女性像とはほぼ対極にあるようなタイプですが、どちらもそれぞれに素敵だと思います。)
日本のように専業主婦という人が居るのかどうかも分からないレベルなほどに、女性も当然のように働きに出ているので(ちなみに私が今月から働きだした新しい会社の職場は、32名くらい従業員が居る中で30名が女性です。)日中は家を空けています。
逞しい女性は、意思表示もはっきりしています。
『私は家事が嫌いなのでやりません。』と宣言しているわけではないのでしょうが、家事をしない女性は少なくなく、旦那さん、もしくは彼がご飯を作り、掃除機をかけ、お洗濯をするという家が私の周りには50%くらいの確率で(分担制のお家も入れると、もっと増えます)存在しています。
男性が家事好きなのか、女性が家事嫌いなのかは分かりませんが、
日本でも、『家事は女の仕事!パートに出ていてもそれは女がするもんだ』みたいなくだらないイメージはさっさと払拭して、男性がやりたいのであれば任せ、その分女性が外で働いたり、二人で分担して、負担を軽くできるようになればいいのになあ、と思います。

■ 子育ては二人の仕事。
そういうことがあるからか?
アイスランドでは子育ても『二人の仕事』というイメージがあります。
私は以前、父母それぞれに9ヶ月という育児休暇をとる権利が与えられており、3ヶ月は母親、3ヶ月は父親で、残り3ヶ月は二人で好きなように取ればよい(父母1.5ヶ月ずつとか、3ヶ月丸まる、どちらかとか。)という風に決められている、と聞いたことがあります。
母親は6ヶ月間育児休暇を取る権利が確立されているとも聞くので、その場合、3ヶ月のみが男性なのか、それとも母親6+父3+どちらかが3なのか、少々インターネットで簡単に調べた限りでは分からないのですが、最低限9ヶ月は出勤せずとも育児休暇の名の下に、80%~85%ほどの給料が支給されるというのは、間違いないと思います。
この制度のおかげで、アイスランドでは育児に参加している男性を多く見かけます。
パパが街中でベビーカーを押していたり、子供を乗せて自転車で走っていたり。
これが本来あるべき育児の姿ではないのか、と私は思うので、その姿を見ると微笑ましく思ったりするのですが、
男性は種を撒くだけで産む経験は出来ないですから、親になるという実感も持ちにくいと思います。
それを無くす、父親にも『親なのだ』という実感をいち早く持ってもらえるように、このようなルールは、いろんな国で普及していけばよいのに、と思います。
ちなみにアイスランドでは、20年以上前から、お父さんの立会い出産が"普通"になっています。
私自身はぐんさまに立ち会って欲しいかどうか、微妙なのですが、これも『父親』の自覚を持ってもらうには、大事なことなのかなあ、と思ったり思わなかったり。
所変われば、文化も変わる、ということですね。

■ マザコン。
そんな育児支援があるからなのかなんなのか、関係のほどははっきりしませんが、アイスランド人、特に男性は、
イタリアのマンミズモ文化に何らかの類似点があるのではと思うほどに、マザコンが多い気がします。
何か分からないことがあったとき、ちょっと自分で決めかねていることがあるとき、別に何も無くても、離れていれば電話で、近くに住んでいれば週に一回は必ずお母さんに会いに行きます。
お母さんが嫌いもしくは苦手という男性も居るのでしょうが、私自身は今まで、結構日常生活の中身まで知ったアイスランド人男性で、マザコンで無い男性を見かけたことがありません。
まあ、マザコンというと聞こえが悪いですが、要はお母さんが大好きなだけです。
最初は『いや、君、もう本当にいい年なんだから、いちいちお母さんに何でも聞くのは止めて、自分で決められるようになれよ』と思うことが多かったですが
慣れたのか、麻痺したのか、まあ、自分も母のことが大好きなので、『自分のマザコンにちょっと毛が生えたくらいか。女なら、親子で仲がいいと受け取るのに、男性だからといってマザコンだというのは良くない偏見だな。』と考えるようになり、最近は特にそのマザコンさに何も思うことは無いのですが
アイスランド人の息子はお母さんのことが好きだし、お母さんは息子のことが好きだなあ、とふと冷静に見て、しみじみと感じることがあります。
アイスランド人男性をパートナーにしたい日本人男性、女性のみなさま、驚くなかれ、というか、覚悟しておかれたほうがよいですよ(笑)

■ 本が好き。
アイスランド人は、本が好きです。あげるのも、貰うのも、書くのも、読むのも、好きです。
今まで、家に行って本棚が見えるところになかったお家は、アイスランド人&日本人の未婚のカップルのお家一軒以外ありません。
老若男女問わず本が好きで、何かしらアイスランド人はコレクター魂でも持ち合わせているのがデフォルトではないかと思うくらいに、本をたくさん持っています。
ゲームなんかが好きな人も多いですが、未だにクリスマスプレゼントに『要らない』と釘をさしておかない限りかなり大量に本が集まってきてしまうこの文化は、アイスランド独特である気がします。
本、安くないんですけどね。
何でそんなに好きなんでしょうねえ…。
私も本は好きですが、毎年クリスマスプレゼントに、何冊も本をもらうのは勘弁して欲しいので、近年は本要りません宣言を出しております。不思議そう&ちょっと迷惑そうにされるんですけどね(笑)

■ ろうそくが好き。
好きなものでいえば、ろうそくも好きでしょう。
ろうそくと言うと若干本気な感じがして、ちょっと丑の刻参りとかを想像しちゃいますが、そういうのではなく、いわゆるキャンドルです。
冬になると暗いので、暖を取る&ちょっと優しげな雰囲気を欲しているのか、とにかくやたらと多くのキャンドルがあるお家がたくさんあります。
地震があるにはありますが、日本ほどでも無いので、安心してつけていられるのも、影響はしているかもしれません。
私はロマンチストではないので、"ほーら、綺麗でしょ?"何て言われても、「ああ、そうですね、でももう一つ電気をつけてもらったほうが見えやすいので、食事の時は(本を読んでいるときは/作業をしている時は)電気にしてもらえませんか。」なんて愛想もこいそも無いことしか考えないのですが
アイスランドの女性をパートナーにしたい日本の男性&女性の皆様、おしゃれなキャンドルやキャンドルグッズをあげると、彼女のハートをグッと掴むことが出来るかもしれませんよ!(笑)

■ ボードゲームは未だにやる。
テレビゲームが好きなアイスランド人(男女問わず)は多いですが、チェス、モノポリー、シークエンス、リスク、スクラブルなどなど、ボードゲームも未だにファミリーパーティなどでは大活躍するアイテムです。
しかも、結構年配の人が居なくても、若者だけでもボードゲームをやるために友達同士で集まったりしちゃうこともあるくらいなので、本当に未だにボードゲームは愛されているんだなあ、という感じがします。
和気藹々と、皆で楽しむ時間を大切にするアイスランド人たち。
アイスランドの国の雰囲気にも通じることですが、人と人とがきちんと関わりを持って生きている感じがして、私は、大好きです。

■ 冬は落ち込む。
ろうそくやボードゲームが好かれる理由ともいささか繋がりがある気がするのですが、アイスランドは冬になると夕方5時から朝の11時までは夜のような闇に包まれるので、身体的に異常をきたす人が出てくるのですが、精神的に異常をきたす人が少なくありません。
いわゆる鬱病になる人が多いのですが(というより年中鬱なんでしょうけど、冬になるとそれが悪化しちゃうみたいです。)、いやあまあ、冬のアイスランド人の顔の暗いこと、暗いこと。
多分私も夏に比べると鬱屈した表情なんでしょうが、それはまあ、寒いし、仕事が立て込んでくるしで様々な外因もあり、後は自分でも何とかコントロールして、落ち込み過ぎないように出来ているからいいのですが、たまに近くで
『彼/彼女は本当に大丈夫だろうか。病院に行ったほうがいいのに。』と思うことも無きにしも非ず、です。
薬を飲んで治療している人も何人か知っていますが、アイスランドの冬の暗さは、何か発散方法を見つけないと、心身ともに負担になる原因となりうるので、長く住む時には、気をつけたほうがよさそうです。

■ 肝油。
精神的なほうには効き目はなさそうですが、身体的な異常には、鱈の肝油が良く効きます。
ここで生まれ育ったアイスランド人は元々日光からビタミンDを精製する身体機能が他の人たちよりも弱いようで、ビタミンDのみや、そのほかのものも合わせて、サプリメントなどで夏から日常的に摂取している人も多く居ます。
しかし未だにアイスランド人の中では、鱈の肝油で不足ミネラル・ビタミンを補給する人が多く、しかもつわもので、瓶詰めの肝油をスプーンに入れて、それだけを毎日飲む、という人が未だに多く居ます。
飲めたもんじゃない、というほど酷くもありませんが、特に喜んで飲みたいものでも無いので、私自身はカプセルタイプのものを飲むのですが、ぐんさま曰く
「肝油は美味しいよ。子供の時から飲んでいるから、習慣化している部分はあると思うけど、カプセルよりも、液状の本当の肝油のほうがいい」とのことで、彼は毎日、美味しくない肝油を嬉々として飲んでいます。(笑)
お母さんやお父さんも飲んでいますが、日本でも上の年代になれば、味覚も変わって、美味しいと思うものがなかなか渋い"モノ"になってくるというイメージがあり、そういうことかと思っていたのですが、
ぐんさま(絶好調アラサー世代)で肝油を好んで飲む、スーパーでも未だに液状タイプが結構な勢いで売れているということを考えると、あえて液状を選んで飲んでいる人は、少なからずいるのだと思われます。

知られざる?アイスランド人の不思議はまだまだあるように思いますが、書いているときりがないので、今回はこのあたりでやめにしておきます。

不思議だなあ、と私が思っているのと同じだけ、もしくはそれ以上、私もアイスランド人に『何て日本人は変なんだ』と思われている部分は多いのだろうな、と思いますが(笑)
これからも不思議なアイスランド人と不思議な日本人で
ここの生活を楽しもうと思います。
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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   6年目の初めて。

2014.09.21 01:04|日常生活, daily life
昨日のことです。
予定していたバスに乗り損ね、バス停のベンチに腰かけて次のバスを待っていました。
その少し前から待っていたとおぼしきおじいさんが、私の横に腰掛けました。
2分ほど黙って座っていましたが、ふと、おじいさんが話しかけてきてくれました。

『君はベトナムから来たのかい。』
『いいえ、日本人なんです。』

あまり典型的な日本人とは言えない顔つきなので、アイスランドのみならず、日本でさえも日本人ではないと判断されることが多くあります。
家系図を見た限り、両親の家系ともに日本人のようなのですが。

『そうか、日本か。じゃあ、ここと日本は随分違うだろうね。寒いんじゃないのかい。』

おじいさんは少し訛りのあるアイスランド語で、一瞬アイスランド人ではないのかな?と感じました。

『そうですね。私の生まれた街は雪が殆ど降らないところですから、随分と様相は違いますね。日本でも、北の方はたくさん雪が降りますが。』
『そうか。日本もいろいろなところがあるね。今は学生かい?』
『いいえ、大学で日本語を教えています。以前は学生でした。』
『ほう。ここに住んでどれくらいかね。』
『5年になります。』
『アイスランドはどうだい?』
『とても素敵なところだと思います。穏やかで。』
『そうだね、ここは随分と平和で安全なところだ。僕は若いときにオーストラリアに移ってね。45年向こうで暮らしたんだが、数年前に戻ってきたんだ。あまりダウンタウンに来ることはないけど、それでも随分安全なところだよ。僕がシドニーに住み始めた当初はあちらも同じようなものだったけれど、いつからか毎日殺人のニュースや、レイプや、物騒な事件が聞こえてくるようになってね。家からそう遠くない地区で殺人事件が起きたりしたときは、随分と怖かったものだよ。それに比べると、ここは本当に穏やかだ。平和で、いい。』
『そうですね。日本もそうです。私が幼い頃は、殺人や誘拐なんて、殆どなかったんですが。世の中は変わってしまいましたね。』
『そう思うよ。ところで君は、アイスランド人に受け入れられるのに、どれくらいかかった?』

在住6年目。話しかけてきてくれたアイスランド人は数知れずいました。

どうしてアイスランドに来たの?アイスランドはどう?

いつも受ける質問は大体同じです。

しかし、今日、このおじいさんだけは、初めて私に
『アイスランド人が私を受け入れるのにどれくらい時間がかかった?』
と質問をぶつけてきたのです。

『そうですね…。随分かかったように思います。本当に受け入れてもらうまでには。』
『そうだろうね、君は外国人だからね。』
『多分一番最初の壁が越えられたのは、アイスランド語でコミュニケーションがとれるようになったときだと思います。アイスランド人はアイスランド語でコミュニケーションをとろうとする外国人を好意的に受け入れてくれるようです。』
『そうだね、アイスランド人は外国人がアイスランド語で話そうとするのを見ると、嬉しく感じるよ。アイスランド人は外国人だと見ると、距離を置くからね。僕もそうだったよ。』

『僕はさっきも言ったように人生の長い期間、外国に住んでいたから、帰って来たときに、周りが僕を外国人と見なしたんだ。カナダ出身のアイスランド系だと思ったようだよ、そういう訛りがあるからね。そうすると、アイスランド人は壁を作るんだよ、僕との間に。君もそうだったろう?』

『はい、まさに。』

アイスランドで、アイスランド人の外国人差別を、外国人である私に対して話題として自分からふってきた人は初めてで
アイスランド人なのにそれを体験した人に出会ったのも初めてでした。

外国人、特にポーランド人ではない人に対してもアイスランド人が差別意識を持っているのは、パートナーのぐんさまでさえも、私が指摘し、話題にするまでは知ることも、実感することも無かったようです。

『でも実は、日本も同じようなもんなんですよ。島国意識って言うんでしょうか、そういうのがあって。旅行客はいいんですけど、住む、コミュニティに入りたいとなると、途端に閉ざして、壁を作っちゃうんです。』

『そうか、そうなんだな。』
『はい、とても残念なことですが。』
『君は結婚しているかい?』
『いいえ。彼はいますが。』
『市民権は持っているかい?』
『いいえ、まだ。申請するにしても、あと5年は継続して納税しなければいけません。』
『そうか。君のこれからの人生がうまく行くことを祈っているよ。じゃあ、バスが来たから、これで。話ができて、良かったよ。』

途中で流暢な英語に切り替えて続けてくれたおじいさんのお話は
なんだかとても、心に残りました。

外国人の苦しみとまでは言わずとも、寂しさを知っているアイスランド人に出会ったこと、
これは私のなかで少し大きな出来事でした。
私が今まで感じたアイスランド人の外国人に対する壁はやはり存在して
その壁に気付いてくれるアイスランド人もいるのだと。

壁があったからどう、乗り越えられたからどうということではありません。
今はまた、新しい、外国人としての壁がアイスランド人との間にあることを実感しているので、壁はいつか本当に無くなってくれるんだろうかとさえ思うときもあります。

ただ、今日のこのおじいさんとの会話は
私は生涯忘れないだろうな、という気がします。

結論も問題提起も何もない、本当のただの今日の10分ほどの出来事だったのですが、なぜかどうしても書き残しておきたくて
記事にしました。

強いて言うなら
辛いことを経験するのは嫌ですが、それで将来、誰かの苦しみを理解できるきっかけのひとつになるのなら
それは無駄なことではないなと思います。

テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   アイスランド色々シリーズ 第二弾。(写真)

2014.09.13 16:58|日常生活, daily life
またも一ヶ月以上更新できておりませんでした。

今日は家から学校まで歩いていく途中、自分がいかに疲労感たっぷりなのかに気づいて、一瞬足が動かなくなった牛です。
最近顔が老けたといわれています。
心はおじいちゃん、見た目までおじいちゃんになったらどうしようと不安が募る毎日です。

とりあえず、疲れたら現実逃避!
今日は久し振りに青空が綺麗だぜ、レイキャビク!

と言うことで現実逃避まっしぐらエントリー、行きます。

iskenskshundur.jpg
疲れているので、可愛い動物からいきましょう。
アイスランドには元々、固有種としてはホッキョクギツネしか存在していませんでした。
その後ノルウェーから移住を始めた頃、羊や馬など、その他の動物も人と共にアイスランドに上陸、現在では馬と犬がアイスランドの固有種として考えられています。
ちなみにアイスランドには、トナカイやヤギ、日本の牛に比べると随分と小ぶり&怖がりの牛さんなどもいます。
アイスランド固有種となったわんこは、牧羊犬です。
大きさは小さめの中型犬といったサイズです。
基本的には人懐こい性格で、このときも初めて会ったのに、行くところいくところちょこちょことついてきて、とても可愛らしいわんこでした。

lamb-family.jpg
上にも書いたようにアイスランドの牛は何だか良く分からないくらいビビリですが、羊はその上を行く、もっとビビリです。
そんなに怯えて生きているのに何故そんな崖を登れるんだ、その勇気はどこから湧いてくるんだとちょっと疑問をぶつけたくなるくらいの冒険心には満ちているアイスランドの羊は
食べるとおいしいです。(ごめんね!)
夏中放牧されているからか、ヤギのようなアクティブなライフスタイルの所為なのか、理由は良く分かりませんが、いわゆる羊のイメージのようなふわふわめーめー、可愛い要素はアイスランドの羊には全く無く、
逞しいと形容するのが最適の羊様でございます。
基本的に一家族で行動を共にするようで、夏場車で郊外を運転していると、3-4匹、大2、小1-2の群れがあちらこちらにうろついているのを見かけられます。
可愛いですよ。
ものすごく遠くからしか見られませんが。笑

islenskihesturinn.jpg
犬、羊と来たら、もうどうせなのでいっときましょう。
もう一種のおいしいお肉(そっちかい)お馬さんです。
私にとってお馬さんはお友達ですが、胃のお友達でもあります。牛さんと同じです。
アイスランドのお馬さんは、サラブレッドタイプではなく、どちらかと言うと道産子タイプです。
体がっしり、背は高くなく、足がゴツイです。
性格は犬よりは多少怖がりなものの、羊や牛に比べれば随分と度胸の据わった人懐こさです。
度胸の据わった、と言うのは、車で近づいても怖がらないという、何だか若干危険さも伴った度胸のありっぷりなので、このように記した限りです。
いつか乗馬にもチャレンジしたいですが、馬がかわいそうなので、もう少し痩せてからにしようと思います。

troll.jpg
アイスランドにいる生き物は、目に見えるものだけではありません。
なんのこっちゃと言いますと、13人のサンタに代表されるように、アイスランドには大量の妖怪が住み着いています。(酷い言い様)
妖精もいるそうなのですが、妖精はこんな風に人形にされているのをあまり見かけません。とびきり美しいらしいのですが、何故いつも醜い妖怪ばかりを人形にして、挙句の果てにはお土産にまでするのか。
この二人は、13人サンタのお母さんとお父さんです。(彼らに関しては、昔の記事をご参照ください→http://icelandlife.blog.fc2.com/blog-entry-148.html
昔はアークレイリにしかいなかったんですが、最近レイキャビク中心地にも出没するようになりました。
汚くなった熊さんが、どこに行ったのかちょっと心配です。


だめです、もう今日は書けません…
また今度、っていつ時間が出来るのか予定は埋まりたおしているのですが、現実逃避でエントリーを書きます!

秋の合間に冬の気配さえ迫るReykjavikからお届けしました!



テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報