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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   Hot Fuzz in アイスランド? (24日改、追記)

2014.10.23 18:04|日常生活, daily life
一昨日はふわふわの状態で10センチほどの積雪が観測されるほど雪が降ったレイキャヴィークですが
昨日、本日と、雨に見舞われています。
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バゥルザルブンガの噴火は、依然変わらずだらだらと続いており、2015年も続くのでは、との報道も目にしました。
火山灰の飛散はかなり少ないものの、風向きで相当量の有毒ガスが居住エリアまで届いており、
先日は、異常に赤い朝日と、不自然な色の空が観測されました。89.jpg
91.jpg

とは言え、すっかり冬の様相ながら穏やかなアイスランド…
88.jpg
94.jpg

と言いたいところですが、今週初めから、少々物騒なニュースが入ってきました。


アイスランドの警察は、特殊部隊が軽火器(ピストルや、少々ヘビーな銃の類です。)の所持を認められており、
街中でパトロールをしているお巡りさんなどは基本的にピストルは持っていませんでした。

しかし、どうやら国民の計り知れないところで(要は水面下でひっそりと、ということですね)全ての警察車両に、相当な"破壊力"を持つ銃の保管と所持を認める、という法案(というのか、方針というのか)が可決されていました。
どうやらMP5と呼ばれる(らしい)短機関銃を始めとした銃を2種類、ノルウェーから輸入し、これからは全ての警察車両に所持させるようにする、ということらしいのです。
Mp5-iceland-police.jpg
アイスランドの警察官の銃所持に関するニュース一覧


昨今、麻薬や、殺人など少し大きくて物騒な事件が起き始めてはいますが、それでも庶民の武器の所持が認められていないこんな平和な国で(狩猟用は例外的に認められていますが、色々ルールがあります。)、これほどまでに威力のある銃の所持や保管が何故必要なのか?

疑問と不信感を抱いたアイスランド人の行動は、とてつもなく早いものでした。

その日の間にアイスランド人の最も利用している2大サイトの一つに入るであろうFacebook (もう一つはニュースサイトだと思っています。そして、この予想はかなり合っていると思う。)には、
『警察車両への銃保管・所持反対!』
のグループが出来、夕方頃確認しただけでも2000人ほどが登録、
その一方ではインターネット上の署名運動も開始されていて、当日中に950人ほど、
10月23日現在確認した時点でほぼ3000人が署名しています。

ニュースには常に目を配り、選挙にも(お祭り気分もあるかもしれませんが)気を配り、政治にも関心の高いアイスランド。
ニュースが上がったその日の間にここまで行動を起こす、というのは、素晴らしいと思いました。

反対しているのか、賛成しているのか、内容の良し悪しは、と言ったことは別にして、
おかしいと思ったら、家で、一人でぶつぶつと文句を言うわけではなく、
ちゃんと声を上げる、伝えようと行動を起こす、というのは、日本人が見習うべきところなのではないか、と強く感じるものです。

人口はようやく33万人に手が届きそうになった、というくらい小さな国で、
人口33万人ももうすぐそこ!?(Reykjavik grapevine)
確かに政治家も、日本に比べれば比べ物にならないくらい、身近な存在です。
それでももし、これで一般のアイスランド人達が声を上げなければ、結局それは何もないこととなり、政府や一部の人たちの思惑通りに進んでいくだけなのです。

結局この銃に関する案は、国民の反感が大きい/強いということで、見直される気配を見せていますが、
昨日更に、沿岸警備隊が既に昨年末、ノルウェーから同タイプの機関銃を購入していることが判明し、
国民の政府や機関に関する不信感はさらに募りそうです。
本日(24日)17時から、首都の警察署前で反対デモが予定されています。

これからどうなるのかは分かりませんが、
一部の人の独断では、例え公的機関だろうが、一筋縄では自分の思った通りに事は進められない、という状況を作れるこの国の"環境"は、これまでも国民が声を上げ、行動を起こしていたからこそ得られているものだと思うのです。

『政治家や権力者ってのは、国民のことをなんにも分かっちゃいねーな。それはどこの国も一緒なんだな。』
と、改めて気付かされるニュースが他にもあり、最近アイスランドの政府や政治家や権力者も、日本よりはマシなように見えたけれど、結局度合いが多少マシなことはあっても、根本的には一緒なのか
と思うここ半月ほどですが
( もう一つは、1人1日あたりの食費が750krほどで済むはずだ、というとんでもない見解を発表した政府のニュースです。
政府見解は一食あたり250kr。
これも相当酷い…。国民の反感を買ったのは、言うまでもありません。
それくらいで抑えられるなら本当にそうしたいのですが、鮭の切り身1kgあたり1500krの国で、一体どういう風にすれば、一日の食費が750kr以下で抑えられるんですかねえ…。そんなに安く食材が買えるところがあるのだとしたら、本当に教えて欲しいもんです。)

食費に関しては、日用品にかかる税率の引き上げを目論んでいるという背景があるので分からなくも無いのですが、
最近のアイスランドお偉方の酷い行動や見解には、正直苛立ちとがっかりを感じさせられてなりません。
と同時に、一体どこへ向かおうとしているのか…?
真意や目指している目標が見えなくて怖い、という思いもあります。

修士号の取得に向けて講義を受けている授業の内容が民主主義などに関わるタイムリーなものなのですが、
日本や、ここ最近のアイスランドの政府や公的機関の迷走は、本当に民主主義と呼べるのか?
(意見をして、状況が変わるアイスランドは、まだ大丈夫だと思うのですが、行動を起こさないとは言え、日本は相当怪しい気がします。)

政治的な話はしないと今まで言ってきたのに、どっぷりと政治に関する話題で残念なエントリーになってしまいました。
が、リアルタイムのアイスランドの状況と言うことで、お読み戴けると幸いです。

誰かの目を通している時点でそれはもう中立的な情報ではありませんが、
"本当に中立的な情報"が、世の中に存在するのか?というところから始まり
日本の"一般人"も、もうすこし政治や国の状況に、目を向け、耳を傾け、諦める前にまずは行動してみる、という強さを持てるようになれば良いのになあ、と思います。
奥ゆかしさが美徳とはいっても、身を滅ぼしてちゃ、美も何もあったものじゃないですからねえ。
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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報