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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   初めてのストライキ

2015.10.19 14:05|日記, diary
本日は月曜日からブログを更新しています。
こんにちは、牛です。

本来であれば、完全に仕事中の時間。
『サボっているのか!?』と思われるかもしれません。
いえいえ、違うのです。

アイスランドでは、昨年辺りから特に、春から夏にかけてストライキが頻発するようになりました。
安易にストライキという手段に出ているわけではないとアイスランド人は言いますが、安易とまでは言わずとも、まあ少なくとも日本よりは容易にストライキを実行していると思います。
ストライキに入るまでに、一体何回交渉をしているのか分かりませんが、ストライキを実行するまでの『経緯』は、皆同じというわけではないと思います。

まあ、とにもかくにも労働組合と雇用側の交渉が決裂し、ストライキ突入が珍しくなくなった近年、ストライキがあるということに驚きも無く、また家賃補助申請の手続きが進まないという被害は受けていましたが、非常勤の講師である立場上、仕事に影響が出るということは今までありませんでした。
(大学の常勤の先生方がストライキをするかもということがかつてありましたが、常勤ではない私達はストが決行されようがどうしようが本来は関係ない立場だったので、もしあの時結構されていても、私自身はいつもと同じように仕事をしていたと思います。)

しかし今回のストライキ。いろいろと、今までと違うことがあります。

まずは、ストライキ決行の時期です。
労働組合の交渉をすべて同じ時期にするということのほうが変といえば変ですが(あと、何もかもが機能しなくなるので大変でしたが)、上にも、また以前にも書いたようにアイスランドでは基本的に多くの労働組合が春から夏にかけて、契約条件の見直し、更新を行います。
今回の労働組合は大学の建物管理に関わる人たち(要は国が管理をしている組織に属している人たち)が多く加入している労働組合のようで、夏にあった大規模ストとはまた別の労働組合があるのだなあ、ということも新しく知りました。(夏のは大学関係の職員、今回のはもっと大きい区切りの『国が管理している組織』の職員、ということなのだろうと思います。)

何故こんな学期の途中という中途半端なときを更新期間に設定したのだ、と最初は思いましたが、よくよく考えてみると今回の労働組合が他の労働組合と同じような時期に更新期間を設定してしまうと、交渉が上手くいかず労働組合が例え『じゃあストするぜ!』と言ったところで、雇用側からは『勝手にやれば?別に学校休みの時期だから殆ど影響ないし困らないから良いもんねー。お好きなだけどうぞ!』と言われるでしょうから、この時期というのに意味があるのだな、と気付きました。
…実際にそこまで考えてこの期間にあらかじめ更新時期を設定していたのかどうかは若干疑問が残りますが。(笑)

もう一つは、ついに私の『仕事』にも影響が出てきたことです。
わたしは非常勤講師で、大変残念なことに大学職員や教員が所属できる労働組合やそれに似たものに所属する権利がありません。
残念なことばかりの立場ですが、今回はもっと残念です。
今個人的に戦々恐々としているのが、今回のストで止むを得ず実施できなかった授業分の給料が差し引かれてしまったらどうしよう、と言うことです。
非常勤講師なので実際に働いている時間とは関係なく授業がある時間しか給料に換算されないので、そもそもが大損なのですが、今回は不本意ながらも授業が行えないにもかかわらず(準備はしてあるし、その分の為に働いているのですが。)まあ実際授業は行えなかったので、『給料出ないぜ』と言われても止むを得ない立場にいます…。そしてそうなった時に雇用者と交渉できる手段であるはずの労働組合には加盟できていない為、最悪の場合泣き寝入りという酷すぎる環境です。

アイスランド人の普通の人たちが得られている権利が自分に無い、しかも外国籍の移民だからという避けられない不利な状況とは関係なく、全ての義務は全うしているのに不当に扱われているという自分の立場を考えると、気の強い理屈っぽい私には納得などいくはずも無く、『永住権をとったら絶対にもう少し法律の勉強をして権利獲得の為に動かねば』だとか『労働組合に入る為に何かまともな副業を探さなければいけないのかも』と常日頃考えています。

…アイスランドのおかげで(良いのか悪いのかは分かりませんが)強情さも、自分の権利獲得の為にとる行動も、日本にいるときに比べて度を増したような気がします。
以前からうるさい強情なやつでしたが、それでも日本にいるときには多少『日本人の考え』に基づいて控えてきたのでマシだった気がしますが(と自分が思っているだけで、同じだったのかもしれませんけれど)、アイスランドの『権利があるなら主張しろ』、『文句が言いたいなら自分で言え、誰かが代わりにやってくれたり言ってくれたりなんてすることは絶対に無いんだぞ』、『何も言わなきゃ黙殺される』の環境に慣れてしまったおかげで、言いたいことは言うようになりました。

でもアイスランド人と違って、『それを言ったところで何か状況が改善するのか』とか、『それを言ったところで誰かを傷付けることにしかならないのに』というような場合には、例え意見があっても出来るだけ口にはしないように心掛けています。
アイスランド人は良くも悪くも正直で、後先を考えたりせず、その発言によって相手や周りがどう思うかということを殆ど考えない人たちが多いので何でもかんでも口にします。(多いだけで、全員とは言いません。全員とはいいませんがその傾向はかなり強いです。)
そして心に大きなダメージをつけられたこともありますが、最近は「それ以上でもそれ以下でもなく、今この人が発言しているこの瞬間のこの人の正直な気持ちなのだ」と捉えられるようになり、必要以上のダメージを後に引きずることはなくなりました。(自分のためにも良かった。)

多くのアイスランド人と違って時と場合はわきまえますが(笑)、自分の権利と意見は主張する、しかも理屈っぽい私。
…自分でも最悪な気がします(苦笑)。
肉体的には、書類上は可能でも、自分の益々の性格を鑑みると、もう日本という社会ではやっていけない気がします。
裏と表も元々使い分けが出来ないのにこの国に来て益々苦手になって、自分の権利と意見は声高に主張するしってもう、日本の社会で生きていくのに不要だったり過剰すぎるものが多すぎる気がします。
ヨーロッパやアメリカというほかの国でならこんな性格でも生きていけるのか、それとももうアイスランド以外ではやっていけないのか、若干不安ですが、今のところ他の国に移住する予定は無いので、それまでは考えないことにします。

またも話が脱線しましたが、今回の、初めて仕事への影響が出たスト…自分の弱い立場を改めて知る機会となり、良かったような、悪かったような。

とにもかくにも労働組合の力の大きさと重要性には改めて気付かされました。
非常勤の人たちも労働組合に入る権利と必要性はあると思う…。他に職があって、それで生活できている人はそれで良いけれど、そうじゃない人も少数ながら確実に存在しているのに。

そして弱者には『手を差し伸べなければ!』というくせに、自分達が『弱者』と認識しない人達には微塵の興味も示さないアイスランド。
(これは昨今の移民問題と非常勤講師との問題を比較して言っております。権利や立場は違いますが、アイスランド人が取り組む、もしくは関心を示す度合いは確実に違います。移民問題も難しいとは思いますが、何らかの解決策が出て、良い方に進んでいってくれれば良いなと思います。非常勤講師にも、同じくらい関心を示してくれれば良いのになあ…周知するのがまず大事だと思うんですけれどね。…ま、永住権の取得まではなりを潜めておきます…。)

今度また、アイスランド人の『不思議』に触れたいと思います。

でも、楽しくない記事は書きたくないんですよねえ…。
気分が悪くなる記事なんて読んで戴くのも申し訳ないので、面白く書けそうになったら書こうと思います。


明日はどうなることやら。ニュースが正しければ現在労働組合が交渉中のはずです。(私の権利とは全く関係の無い労働組合が…。苦笑)
今夜までどうなるのか分かりませんが、とにかく水曜と来週の授業に向けて準備をしておきます。
考えることは尽きない10月の半ばです。


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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   晴れてさえいれば見られる、はあながち大袈裟でもない。

2015.10.12 00:19|日常生活, daily life
皆様、お元気でしょうか。
お忙しいですか。
わたしは自分の所為であることこの上ないのですが、予想以上に大忙しで、既に一人師走の気分です。

こんばんは。
牛です。

明日は中間試験。
学生諸君はストレスMAXだと思います。
わたしは試験を作っている時と、明日から数日間の採点の間、ストレスMAXになるので、お互い様だと思って学生諸君には乗り越えてもらいたいと思います。

いろいろ書きたいことがあったはずなのですが、毎日何かしら新しいことを覚えるたびに一つ頭の中から抜けていくというしわの無い脳みそなので、何を書きたいと思っていたのか思い出せません。
残念です。

さて、今回のエントリーも、前回から少し続いて空にまつわる話です。

このブログを通じてご連絡を戴く方にも、はたまた日本の友人にも、
「アイスランドってどれくらいオーロラが見られるの?」
といった質問を投げかけられることは少なくありません。

少し前にも書いたような気がしますが、アイスランドは位置のせいもあるのか、
『晴れてさえいれば、オーロラを見られるチャンスはある』
ところです。
ただその、『晴れてさえいれば』というのがこの国では大きな問題なのだとも書いた覚えがあるのですが…

晴れてさえいれば、否、雲に隙間さえあればオーロラは見られるといっても過言ではないのがこの国なのだな
と最近改めて感じさせられます。

というのも昨日一昨日と好天に恵まれましたが、先月から雨が降らない日は殆ど無い、というほど
『雨のシーズン、アイスランドの秋』
を全力で体現するお天気が続いているRVK。

しかし幸運にも今週、夜暗くなってから雨が一休みする機会が多く、しかも結構大規模なオ-ロラが水・木・本日と、わりと立て続けに見えています。
水曜日は疲労困憊であったため私自身は外にも行かず、見られなかったのですが、知人友人からすごかったと話を聞きました。

そしてそれに続く、木曜と先ほどトイレ&シャワーのある部屋の窓から見えたオーロラです。
拡大写真はクリックしていただけると見られます。
okt72015-1.jpg  okt72015-3.jpg  okt72015-2.jpg  okt72015-4.jpg


okt11-2015.jpg  okt11-2015-2.jpg

『見て!オーロラ出てるよ!』
と言っても
『知ってる、見飽きてる。』
と冷たい対応の多いアイスランド人達ですが、ぐんさまは木曜と今日は
「今年は大きいのが良く見えるね」
とコメントを返してくれたので、少なくとも彼の『つまらないオーロラレベル』よりは高い基準のものが見られているのだと思います。

ちなみにどちらの日も完全に快晴と言うわけではなく、ある方角にはいっぱい雲がある、というような中で出来た観測なので、
アイスランドはやっぱり、雨が降っていなくて適切な場所にさえ行けばオーロラが見られる可能性は十分にあるのだ、と実感しております。

まあ、そうじゃなければあんな毎日オーロラツアー、しないですよね。
緑なのか白なのか分からないくらいの雲のようなオーロラには見向きもしなくなった贅沢なわたくしですが、いやあやっぱり、大きなオーロラは違いますね!
不思議だし、綺麗だし、なんだか気持ち良さそうです。

特に木曜写真を撮っている間、本当に手が届きそうなくらい真上に鮮明なオーロラが出ている瞬間があったのですが、
じっと見れば見るほど
『何でこんなことが起こり得るんだろう?不思議だなあ。』
と感じます。
論理的な説明は頭では理解できても、実際に目の当たりにすると、自然の力の神秘に圧倒されてしまうようです。
そんな不思議が『日常』のアイスランド。

本当に贅沢な生活をしているなあ、と時々しみじみ思います。

cisforcookie-cake.jpg
カフェでケーキ一切れと、コーヒー一杯飲むだけで、1300krくらいかかっちゃう国ですけどね。
良いところもいろいろあります。
なんだかゆるいアイスランドを体現しているなあ、と思ったお店の中のふとしたことが、心の安らぎを与えてくれたりもしますしね。
art-at-glo.jpg  free-bread-for-gang_duck.jpg


そういえば。
今年もオノ・ヨーコ氏が来氷して、ジョン・レノンの誕生日に、イマジン・ピースタワーが点灯されました。
冬です(苦笑)

この時期の夜だけ撮影できる、平和のコラボレーション
HöfðiとFriðarsúlanですが
hofdi-and-peacetower.jpg
先日何故かベルリンの壁の一部がレイキャヴィーク市に寄贈され、Höfðiのすぐ傍に設置されるようになりました。
ただ、FriðarsúlanがあるVíðey島の方角とベルリンの壁の設置位置の加減がどうも微妙で、3つ一緒に写真に収めるのが不可能という、残念な結果に終わっています。
berlinwall-and-peacetpwer.jpg


完全独立している国としては、おそらく一番平和な国、アイスランド。
物価が鬼のように急上昇したり、観光客のコントロールが出来なくてひっちゃかめっちゃかになっていたり、アホの一つ覚えのようにホテルばかり乱立しつつあるこの国ですが、それでもこのゆるい平和さだけはずっと失わないでいてほしいなと思います。

眠い。
今日もたくさん働きました。
しっかり眠れそうです!

それでは皆様、おやすみなさい。
Goða nótt!

テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報