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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   アナログオートロックの餌食

2016.01.28 16:08|日常生活, daily life
日本には無いアイスランドでの普通は数あれど
ここまで複数回餌食になると、自分が本当に情けなくなります。

皆さまお変わりありませんでしょうか。牛です。

目の前にはノリ付き付箋に書いてパソコンのスクリーンのふちに貼ってある、取り掛からなければいけない仕事が静かに、しかし確実にプレッシャーを与えてきます。
働け
と。

今週最初までの真っ黒レイキャヴィークはどこへやら。
連日雪が降り続き、またも真っ白世界に逆戻りです。
遠慮しているのではなく本気でもう結構ですので、雪さん、来年の11月末くらいまで旅に出てください。

カチコチぐちゃぐちゃの雪と氷がほとんどなくなり、しとしとと雨がそぼ降る日曜日、事件は起きました。

その前々日にも、御呼ばれした人様の家に鍵を忘れるというアホこの上ない大失態をやらかしたのに、日曜日には心の中の自分が愚かな自分をなじるほど情けないアホをやらかしました。

アイスランドの一般的な家屋の扉についているロックは、なぜか超アナログな仕組みのオートロックがほとんどです。
超アナログと申し上げているところからもお分かりいただけるかと思いますが、無論カードキーなどではなく、勿論ボタンで開閉などでもありません。
扉を開けて閉めれば錠も勝手に締まる、ただそれだけのオートロックです。

しかし!
しかしこれが悪質。
いや、悪質ではないんですがものすごく困る。

それはおめーだけじゃねーのかというごもっともなご意見、まったくもってその通りでございます。
わたくしの愚行が招いた結果に他なりません。
しかしどうか、聞いてやってください。

それは今週日曜日。
ぐん様が諸事情により、金曜夜から自宅に戻らない週末の昼に起きました。
先ほども申し上げたように、金曜の夜にもお邪魔した人様の家に鍵を置き忘れ、最終バス一本前のバスで帰路についている途中で気付き、その日もそぼ降る雨の中、しかも結構酔っぱらっていたにもかかわらずもし間に合わなければタクシーで3‐4000krかけて帰宅しなければならなくなると恐れるあまりに小走りで再び友人宅に鍵を取りに戻るという愚行をやらかしたわずか2日後のことです。
実は2016年、アイスランドに帰ってきてからわずか数週間しか経っていないにもかかわらず、鍵にいろいろと因縁めいた出来事が頻発していたので、
「今年はきっと鍵に気を付けなければいけない年なんだ」
と思っていたにもかかわらず!思っていた矢先に!
最大の愚行です。

大層なことじゃないのに長くなってきたのでちゃちゃっと書きますが、

ぐん様が居ない間に家をきれいにしよう!と朝11時くらいから掃除を始め、12時になったので掃除機も使って良いかなと掃除機もかけ、家の中が綺麗になったので、家の共同スペースのエントランス部分を綺麗にし始めたとき、掃除機で吸っていては掃除機のパックも石まみれになるし時間がかかるからと、足ふきマットを外ではたこうとしたのですが

上にも書いたように鍵のことがあったので、自分のアパートに入るドアにはロックがかからないように錠を外し、念には念のためと扉を開けたまま、家屋のドアを開け、マットを持ち、外に出た瞬間
なぜか運悪く想像以上にドアが思い切り閉まり
自分のアパートのドアは開けていても、家屋の扉が閉まって、締め出されてしまいました。

暑がりで汗かきなので、掃除のときは出来る限り薄着でやるのが完全に裏目に出ました。
しかも、マットをはたいてすぐに戻るつもりだったので、完全なスリッパではないものの、ほぼそんなクオリティの履物。
ユニクロのキャミソールブラトップに膝上10cmくらいの薄いスカート、素足に2000円もしなかったちゃちなぺろんぺろんのかかとの高くないパンプスのようなスリッパに、小汚いマットを持っているという悲惨な出で立ちで
気温約3度、雨の中、ポツンと絶望的な気持ちになりました。

不幸にもぐん様は居らず、鍵はもちろん携帯電話も持っていない。
恥を忍んで日曜の昼1時前にごめんなさいと思いながら、一縷の望みをかけて3階と4階のお宅のチャイムを押すも、無反応。
ほとんど下着のような格好なので家の前の大通りに出るわけにもいかずここで何時間待てば誰か来てくれるのだろうか、ぐん様は帰ってくるのだろうかと途方に暮れました。

結局4階の住人の人が犬の散歩に出て来てくれたところを捕まえ、家の中に入ることが出来ましたが(どうしてチャイムを押したのに出て来てくれなかったのかは分からないし、考えたくないのですが、運が悪かったのだろうということで終わらせておきます。)
そんな薄着、風も吹いてくるし雨も降っている中で約30分。

風邪を引かないわけがない。

服を着こみ、暖かいものを飲み、食べ、何とか月・火・水曜日の仕事は無事に終えましたが
木曜日の本日、声が酒やけか煙草やけでもしたかのようなおじいさんのような声になり、熱も出てきました。

因果応報、自業自得、身から出た錆…
情けないことこの上ありません。

このアイスランドの『一般的なオートロック』で締め出され、2度も鍵屋さんのお世話になり(一度鍵を開けるのに9000krかかっているので、2度で18000krの出費)、それだけに飽き足らず前々日にも鍵を忘れるという失態を晒しておきながらの下着のような格好での締め出し事件。

万が一の時のために鍵を安全に外に置いておく方法はないものかと考えましたが、壁に取り付けるタイプのダイヤル式鍵付き鍵保管ボックスはセキュリティ上好ましくないとぐん様に却下され
やはり自分が利口になるしか手はないのかと絶望的な気分です。

…だって私、アホなんですもの…。

今週末は例年のアレがあるので熱なんて出している場合ではないのですが
明日も準備があるのに、大丈夫なのか私。


全然話は違いますが、私がSigur Rósを知るきっかけにもなったRadiohead。
何と2014年からRVKで開催されるようになったSecret Solsticeというフェスに今年の夏、そのRadioheadがやって来るそうです。
今年の夏は、日本語教育の研修に参加するかもしれないし、参加しなくても日本に帰ろうと思っているのですが
いやー、Radioheadと聞いてしまいましては。
最近は音源もすぐに買うほどのファンではなくなりましたが、アイスランドに近付く理由の一つにもなったバンド。
行くかどうかは分からないけれどとりあえずチケットが取れないとなると無駄に後悔しそうなので
ぐん様に起こされて目を開けて10分もしないうちにチケットを取ってしまいました。
お値段24,900kr。高い。
3日間のフェスなので、そういう意味では高くないのでしょうが、お目当てがRadioheadのみの私の場合、彼らに25000kr。
トム様に貢ぎます(笑)

行くのか行かないのか全く分からないので、行かない場合はチケット…どうしよう。
まあまだまだ先の話なので、今週末の仕事の心配を先にしておこうと思います。
まあ、この日副業は絶対しないな。

上記のフェスティバルにご興味のあるかた、下にイベントのWeb siteとチケット購入が可能なサイトのURLを載せておきますので、ご参考までにどうぞ!

★ Secret Solstice フェスのページ
★ Secret Solstice チケット販売ページ

ちなみにチケット販売ページでは、キャンプ場の利用チケットも販売しているようですが、基本的にはフェスのチケットのみで、航空券やアコモデーションをセットにしたものは、フェスのサイトで紹介されているようです。
WOWairが協賛しているようなので、航空券込であればそこで買う方が安いのかもしれませんが、WOWの場合はLCCなので荷物の持ち込みにもお金がかかります。荷物が少ない人はWOWでも大丈夫かもしれませんが、ある程度の荷物がある方、ある程度のサービスをお求めになる方は別の航空会社も視野に入れて手配をされたほうが良いかと思います。

航空券、マイル、その他諸々、どこも一筋縄ではいかないようですが…。
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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   わがままな悩み

2016.01.24 00:54|日常生活, daily life
前回に引き続き、ちょっと愚痴っぽくなってしまいます。
すみません。

こんばんは、牛です。

早速本題に入ります。

これは日本に住んでいるときには経験しなかったことなのですが、アイスランドに住み始めて時々体験するようになったことです。

まず、わたくし、人が基本的に得意ではありません。
日本にいるとき、特に高校生になってからは、接客業のアルバイトばかりしていた割に、アルバイトが終わったり完全にプライベートの時間になったときは『人が嫌いなので話しかけないでください。放っておいてください。』オーラを全力で出していました。

人見知りということもありますが、交流を広げたりするのが得意でないのです。
そして、それで問題もないし、改善しようという気も起きていません。
友達は多くないと思いますが、それで何か困ったことというのもほとんど起きていないし、仲の良い友達が両手で数えられる程度いてくれたら、それで十分だと思っているタイプです。
かといって友達がいらないと思っているわけではないし、ある程度の人との交流は必要だと思っているし、愛想というのは大事だと思っているので、知らない人でも、友人とまではいかずとも知人くらいの人ともうまくその関係が続けていけるように気を配っているつもりではあります。

でも、基本的にプライベートの時は放っておいてほしいというのが心情です。

プライベートの時とはいつか。
アイスランドにおいてはバスを待っているとき、バスに乗っているときなどです。

私はアイスランドに来てから、移動手段がほぼ100%、徒歩かバスに限られるようになりました。
面倒くさがりなので徒歩で移動する距離は限られており、基本的にバスに乗って移動します。

歩いているときにそういうことが起きることはあまりないのですが、バスを待っていたりバスに乗っていると、たまに起きるある出来事が、私にとってはどうしようもなく不快です。

バスの座席は十分に空いているのに、なぜかわざわざ私の横に座って来られること、あれもかなり不快ですが、それ以上に不快なのは
『コンニチハ。』とか、『アリガトー。』とか、知っている日本語でとりあえず適当に話しかけてきて、
『日本人なんでしょう?』とか、『日本人だよね?』とか『アジア人?どこから来たの?』と会話を続けようとしてくる人たちです。

アイスランドには第3世まで含めると100人程度の日本人が住んでいるとも聞きますが、33万人の内の第三世代まで含めての100人。
やはり少ないと思います。
だから、日本人のイメージを私一人で悪くするわけにはいかないと思って、
「あ、こんにちは。日本語が分かりますか?すごいですね!」
と笑顔で対応します。
大抵の人は日本語で返しても『???dchawoihvoifqhd;ll//?...』と英語で(もしくはアイスランド語で)しか会話が続けられないので、様子を見て英語やアイスランド語で褒めることもあります。

最初から日本語で話しかけてくる人は基本的に茶化してやろうとか、差別的な意識をもって話しかけてくるわけではないのでそういう意味での不快感はありませんが

よく考えてみてください。

例えばあなたが外国に行ってバスを待っているときに、もしくはバスに乗っているときに突然あなたの国の言葉で『こんにちは。』といった意味の言葉から会話を続けようとされて、あなたは嬉しいのか。と。

親日家の多いアイスランド。
本当にありがたいことです。
これは本当に、感謝してもしきれないことです。
親日家が多いこと、日本に好意的なイメージを持っていてくれること、これにはいち日本人としても、日本語教師としても、皆に頭を下げて感謝したいくらい嬉しいしありがたいことだと思っています。

でも、プライベートの時に全く見も知らない人から突然『コンニチハ』とか『アリガトー』とか言われても、私は迷惑なだけです。

別にあなたと今は話したくないんです。
あなたが日本語を知っていようが、私が日本人っぽく見えるだとか、どうでもいいんです。

人間、オンの時ばかりじゃないじゃないですか。
愛想良く振る舞える時ばかりじゃないじゃないですか。

日本語でどうしても話さなければいけない事情があるとか、どうしても日本や日本のことで聞きたいことがあるって言うのであれば、そりゃあ私も日本人だし日本語教師だし、自分が多少疲れていても我慢して答えたり話したりしますよ。

でも、
『日本人でしょ?日本語ちょっと分かるんだー』とか『日本に行ったことがあるんだよね』とか言われて
私はどう答えろっていうんですか。
『すごいですね。』
『あ、そうなんですか?どこに行ったことがあるんですか?』

そりゃあ聞きますよ、答えますよ、褒めますよ。
日本人のイメージを私一人のせいで悪くするわけにはいきませんからね。
しかも職業柄、この国で日本人だとバレている以上粗暴な態度は絶対に取れませんから。

でも、本心では『なぜ話しかけてきたんだ』と思っているのです。

『日本人は外国で日本人に会っても「やあ」とか言わないんでしょ?』
と外国人に聞かれたことが何回かあります。
そのたびに私は
『全員が全員かどうかは分からないけど、私はしないね。あと、あまりしない人のほうが多いイメージはある。』
と答えます。

実際のところ、どうかわかりません。
でも、日本人は結構、友達や家族など、ある程度の近しい関係でなければ、外国だろうが日本だろうが、人のプライベートにはあまり踏み込まないようにする人が多いのではないかと思います。

だから、私は用事があったり何か事情がない限り、日本人に“プライベートの時間”にどうでもいい話で乱入してこられた経験がありません。
そしてそれは私にとってとても大切なことです。

何度も言いますが、日本に好意的な印象をもって話しかけてくれること、その人が持っている意識というか印象に対しては本当にありがたいと思っています。
それは本当に、心の底から、ありがたいと思っています。

でも、バスの中で、バスを待っているときに、
日本語で、日本語じゃなくても、日本に関することでも、そうでもないことでも、どうでもいいことを私に話しかけるのは止めてほしいのです。

いや、百歩譲って、話しかけてくれてもかまいません。一言二言ならお答えします。愛想良く。

でも、そこで空気を読まずに、会話を続ける意思がないのですよと
携帯電話を触ったり、私が会話が続かないように返事をしているにもかかわらず離れず、無理に会話を続けようとしてくる人々
本当に勘弁してほしいです。

ちなみに、外国人にもたまに話しかけられますが、あの人たちは空気が読めるというか、鬱陶しいと私が思うほどまで絡んでくる人がいません。
『あ、同じ国の人かと思っちゃった。ごめんね。』
と言って離れて行ったり
こっちが『いや、本当にどうでもいいから黙ってくれよ』と思うような会話は続けてこないのです。
多分自分も経験したことがあるからなのか、私の雰囲気を察するのか。

私がバス停で、バスの中で
『お願いだから黙ってください』
と思うのは、いつもアイスランド人です。

日本人に、日本に好印象を持ってもらって、こういうことを言うのはわがままな悩みなんだろうな
とは思います。
『ニホンジンめ、この国から出ていけ!』
と言われているわけではないし、そう言われても仕方ないのが移民というものだと私は認識しているので、
ありがたいとは思っています。
思っていますが、どうしても『放っておいてくれ』という気持ちが無くなりません。

特に私にバスやバス停で話しかけてくるアイスランド人は、いつもタイミングが悪いのです。
そーっとしておいてほしい時に限って話しかけてくるのです。

私の独断と偏見によるアイスランド人観なのですが、アイスランド人は基本的に、人がどう思うかとか、どう思っているかだとかを考えたり推測したり気遣ったりする力が少ないように思います。
それには良い時や部分、良い面もあるので悪いところとは言えないと思いますが、相手のことを少し考えられたり、相手のムードに少し気を配ることが出来たらアイスランド人はもっといい人たちになれるんじゃないかなあ、と思うことが結構あります。
ステレオタイプの日本人みたいに、周りを気にしすぎたり、相手のことばかり気にしすぎるのは、時と場合によるとよくないとも思うし、もっと日本人は自分のやりたいように生きれば、息苦しく感じなくて済むだろうにと思うこともありますが、でも、相手を思いやる、人の気持ちを汲もうとする考え方は日本人の美しい価値観だと私は思っているので、
それをアイスランド人に求めるのは間違えているし、望んでいるわけではないけれど

せめてバス停で、バスの中で、
『やめてくれ』
オーラを出しているときには止めてくれるアイスランド人が増えてくれたらいいのに
と思ってしまいます。

『コンニチハー』『アリガトー』から続く意味の無い会話にここまで不快感を示す人間はもしかしたら私だけかもしれないとも思いますが
これだけ十人十色、千差万別を認めるアイスランド人。
こういう日本人がいることも知ってほしいというか、ちょっと静かにしてくれたらいいのになあ、なんて思ってしまうワタクシです。

これから外出するけど本当に誰にも話しかけないでほしい時は
『オフモードです、話しかけないでください』という札でも首から下げておこうかな
なんて思ってしまった本日でした。

寒くないって言っているのに
『寒くないのか、どうしてそんなに薄着なんだ、そのカギは……』
と全然聞き取れないかすかな声で話しかけてきて私の目の前からなかなか離れなかったおじいちゃんにも
悪いですがかなりネガティブな印象を持ってしまいました。

アイスランド人の皆様、特に男性諸君。
(……よく考えたら女性で鬱陶しいほど話しかけてきたアイスランド人って記憶にないな…。)
日本人の女性と会話がしたいのであれば、私から是非このアドバイスを差し上げたい。


空気を読め。



今度は楽しい記事を書きたいです。
皆様、おやすみなさいませ。

テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   アイスランド的感覚から見た日本の『結婚』の不思議

2016.01.16 18:18|日常生活, daily life
皆様、新年あけましておめでとうございます。
いつも適当なわたくしですが、何卒ご容赦いただき、本年もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、治療と体重増加の日本旅行を終え、新年度の仕事が始まり1週間が過ぎました。
今年は再履修の学生が多く試験をあまり使いまわすこともできないため、中間テストも結構手を加えて作り直さなければいけないのですが、なんだか気分があまり乗らないので、今週末はブログ記事の更新に時間を割こうと思います。

以前の記事に書いたような、書いていないような。
あまり覚えていないのですが、とにかく今回2015-16年にかけての年末年始の日本一時帰国は、移住後初めての冬でした。

夏でも気温が20度くらいにしかならないアイスランド、日本の夏のほうが暑いのは言わずもがなですが
今回冬に帰ってみて、少々驚いたことがあります。

意外と日本の冬も寒い。
…と言っても家の中が寒いです。

今年の日本の冬は例年に比べてどうだったのかいまいちよくわかりませんが、ニュースや天気予報では『この時期にはない暖かい日が続きます』とか『明後日からは冬将軍の到来です』という言葉が頻繁に繰り返されていたように思いました。
一時帰国中の移動手段は徒歩と車に限られる私ですが、太陽が出ている時間帯に徒歩で移動する分には毎日本当に暖かく、大変に驚きました。
汗をかくので半袖だったり、上着を手で持ったりして歩いている私を怪訝な目で皆様見ておられましたが
昼間の暖かさはアイスランドの環境に慣れた私にとってはかなりの温暖な気候でした。
それに比べて日の落ちた後の冷え込みよう!
さすが湿気なのか何なのか。とにかく肌寒いと感じて、その違いにずいぶんと驚きました。
ただ、風が吹かないので手袋もマフラーも帽子も必要ないのはやはりアイスランドとは違うところで、冬場アイスランドに来るのに服装をどうしたらいいかと尋ねられた時はこれからも、『防水防風機能(?)のある、フード付きの上着がおすすめです。それがない場合は強風でも吹き飛ばされない帽子を忘れないように。また、マフラーと手袋も必須です。』とお伝えしようと思います。
そしてそれに加えて
『アイスランドは外が寒くても屋内は快適以上にかなり暖かいこともあるので、上着の中は脱ぎ着して調整できる重ね着がおすすめです。』
を念押ししたほうがいいな、ということを実感しました。
まだアイスランドの冬を体験されたことのない方、もしよろしければこのアドバイスを頭の片隅に置いておいてください。

話は全く変わりますが、
もともと自分はあまり『一般的な日本人』の考え方をしない人間だと思っていましたが、今回1年半ぶり、アイスランドに住んで7年目に日本に滞在してみて、
『自分の考え方はもうかなりアイスランド・ナイズされている』
と実感しました。

以前にもぼそっと言った記憶がありますが、アイスランドでも『外国人が嫌い』な人はいて、他にもたとえ嫌っていなくとも『余所者の世話までは焼かん』 という態度をとられたり、扱いを受ける場面があります。
そういう時には
「はー…私はやっぱり外国人なんだなあ…。」
としみじみ感じさせられるのですが、それでもやっぱり私は、日本人でよかったなあ、と思うし、もっと言えば、アイスランドに住む日本人でよかったなあ、と思います。
アイスランドも大好きだしアイスランド人の考え方も好きですが、共感できない部分もあるし、逆に日本が好きで日本の考え方に『良いなあ』と思ってもそうでない部分もあって、アイスランドに住む日本人であるからこそ、どっちつかずの『私』という人格や人間性を保つことが出来ているような気がします。
今回の3週間の日本滞在で、今年永住権を取得して『アイスランドに腰を落ち着ける覚悟』を決めさせてもらえても、今のところ全く考えてはいないけれども万が一億が一にもアイスランドの国籍を将来取ることがあっても、たぶん私は一生『日本人』である(国籍が変わったら『だった』の過去形になるのでしょうが。)ことに変わりはないし、変われないし、変わろうとも思わないんだろうなあ、という気がしました。

そんな中途半端な『アイスランド・ナイズ』された私が今回日本にいる間に驚いたというか、理解できないなあと思ったというか、ただ漠然と超第三者的に『不思議』と思ったことがあります。

日本における、『結婚する』という感覚や、意味や、強迫観念に関してです。
あの3週間、ちょっと頭がおかしくなるんじゃないだろうかとさえ思いました。

まず、アイスランドでは結婚は『完全に個人の自由』です。
もしかすると親に言われて、やらなんやらという人もいるのかもしれませんが、少なくとも私の周りにそういう人はいません。
年齢、相手、状況、どーでもいいです。
本人同士がしたいからする、したくないからしない、です。
日本ではそういうわけにいかない、という理由や状況があるのは、23歳まで日本で生きてきたので分かっているつもりではあります。
実際自分自身も、もし子供を産むのであれば日本の国籍と戸籍を持つことになる子供のために結婚はしなければ、と考えているので、色々な理由があって、日本では結婚が必要になってくるというのはわかっています。

でも、です。
そんなにみんな結婚しなきゃならないんでしょうか?

『プロポーズされたらゼク○ィ!』、『日本(人だったかな?)にもっと結婚式を!』云々かんぬん。

日本人は何のために結婚をしなければいけないのだ。
親のためか。それは分かる。
子供のためか。それも分かる。
世間体のためか。分かりたくないがそれも分かる。
国のためか。分かりたくはないがそれも理由の一つになるんじゃなかろうか。

本人の幸せはどうでもいいのか?

やれ結婚しろ、やれ子供を産めと政府や世間は言うようですが、産休もまともに取れない、取れなくて辞めて、仕事に戻ろうと思ったら仕事に就けないというようなことが当然に起きるあの日本で誰が結婚したいと思うのか、子供を産んで育てようと思うのか。
それなのにテレビのコマーシャルや道端や駅の広告、果ては映画館のCMでまで!
結婚しろ結婚しろと頭がおかしくなるんじゃないかと思うほどに垂れ流される宣伝。

恐怖さえ感じました。

日本政府と世間には『若い世代に結婚して欲しいのであれば、結婚して利点があるとまではいかずとも、不利になるような状況を絶対に作らないような環境を整えるのがまず第一なんじゃないか』と言いたいし
というか
結婚だって妊娠だって出産だって、本人がある程度の年齢になって、そうしたいと思ったときに自主的にそうできる状況であるのが普通なんじゃないか
と思うわけです。

結婚しなきゃいけない、なんて馬鹿げた『暗黙のルール』や『強迫観念』があることのほうが異常なのに
テレビや広告のマスメディアはそれを当然のように煽ってくる
あの感覚は、アイスランドに住んで、アイスランドの感覚や意識に同調する私には理解不能の上に恐ろしいものでした。

子供が欲しくて性行為をして妊娠した、というような年齢とは思えない歳で妊娠・出産しているアイスランド人もやはりいて、母子の健康や安全を考えると15-16歳そこそこで妊娠出産というのは個人的にはいいこととは思えないのですが
それでも、そういう状況になったときに、母子の体ではなく『世間体』を優先させて色々なことが決められてしまうような世の中ではないアイスランドは、私にとっては居心地がいいし、理解できるし、いいところのような気がします。

色々と考えた結果、晩婚化が進んだり、子供を作らない・持たない夫婦が日本で増えているというのは私個人的には大いに理解できる・納得できる状況ですが
そういった決断をした人がどんな目や批判にさらされているのだろうと考えると、私はきっと日本では生活できないな、と思いました。後ろ指をさされても関係ないし気にしないように努力は出来ますが、そうする理由は私にとってはばかげていると思うし、そんな無駄な努力をするくらいならそこにいなくていい、と思うのです。

それが理由で移住したわけではない、というかむしろそこはあまり当時は考えていませんでしたが、
昔から『女は結婚して子供を産まなければいけないのだ!』というような風潮や考え方に疑問を持っているような人間だったので、アイスランドの考え方にありがたいというか、良かったという安心感を持ったのは確実にありました。
自分が、いつか将来どこかに一時的に居を構えたりすることはあっても、最終的にというか、拠点はアイスランドに置いておきたいと思う理由の一つに、アイスランドの結婚観や妊娠・出産に関する考え、そして家族に関する考えや、親と子の考え方が大きく影響していることは確かです。

日本に住んでいる若者や、いわゆる結婚適齢期の人、そしてそれよりも上の年齢の世代の人たちは、あの『結婚ごり押し広告』をどのように見ているのだろうか、と疑問を持ちました。

もっと気楽な『アイスランドの感覚を持った自分が不思議に思ったこと』はいろいろあるのですが、日本にいる間からこのトピックに関してはどうも気にかかっていたので、新年最初の記事がこれか、と思わんではないのですが書いてしまいました。


と思っていたら…何なのか良く分かりませんが、4階建てのこの家で誰かが家が潰れそうなぐらいベース音を大音量で鳴らして家全体が揺れているのですが…大丈夫なんでしょうか。
アイスランド、結婚のみならずいろいろなことが『個人主義』なのはいいこともあるのですが、やはり何事も一長一短で、いいことだけではないな、といま改めて感じております。

結婚の強迫観念に襲われることはありませんが、今、恐らく階下からの謎の爆音ベース音で頭がおかしくなりそうです。

多くは望まないので、お願いだから平和な週末を過ごさせてほしいです。
…アイスランド人よ(今回は階下のアイスランド人よ)、他人のこともたまには気にかけてくれ。

テーマ:アイスランド
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