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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   飲めや食えやのシーズン

2016.02.27 01:14|娯楽, entertainment
もうすぐ2月も終わりですね…。
今年に入って何をしたかと振り返ってみると、脂肪を蓄えたことくらいしか思い出せません。

胸とお尻の肉だけ残して痩せたい。
こんばんは、牛です。

今回は珍しく、前回予告通りの内容のエントリーにしたいと思います。

テンションの下がる季節をアイスランド人はどう乗り切っているか?
答えは『食べるそして飲むそして騒ぐ』です。

アイスランド人はお祭り好きで、飲み食いが好きな国民のように思います。
何度も言いますが、調理にバリエーションはありません。
食にあまり進化もありません。
アイスランド人の性質として、島国だからか『保守的』な面はありますが、食事に関してはそれが顕著です。
…SUSHIを除いて。

お決まりの脱線話に参りますと、アイスランドのSUSHIは『ザ・外国のスシ』を全力で体現しています。
それを証明する理由をいくつか挙げてみます。

1. 上にかかるソースはやたらとマヨネーズベース
2. クリームチーズを入れてくる
3. コメの焚き加減はてんでばらばら
4. スメシは殆ど酢の味がしない

そして、堂々のトリは

5. 果物がメインのすしネタになる

です。
果物といってもアボカドなんかではありません。アボカドはいいんです。アボカドは。
そう考えると私のわがままなのかもしれません。
でも、でも!

キウイの大きな一切れが堂々とシャリの上に乗っかっていたり、たくあんのような顔でマンゴーのみが巻きずしのネタとして巻かれているのを、私は買いたくありません!
甘い米は食べられます。(ライスプディングとか)
巻きずしでアクセント程度に果物が入れられているなら、我慢します。(アボカドは堂々と入っていても好き)

だがしかし、これは。
SUSHI-kiwimaki.jpg SUSHI-mango-hosomaki.jpg
丁重にご遠慮申し上げます。

作るなとは言いません。売るなとも言いません。
ただ、私は絶対に買いたくない。
あ、そうだ、思い出した。イチゴが入っているSUSHIもあるのでした。
SUSHI-ichigomaki.jpg
こっちはまだ、アクセント程度ですからね…。
でも実際自分がすしを買って、有無を言わさずこれらのSUSHIが入っていたら嘆きます。そして過去に嘆いたこともあります。
結構な確率でおまかせSUSHIセットみたいなものにこういう私にとっては歓迎できないスシが入っているのです。
しれーっと、涼しい顔で。

マンゴーは特に多い。
たくあん巻きの写真を見たアイスランド人が色で判断して勘違いして巻いているのか、それともアイスランド人に受けがいいのか。
良く分かりませんが私は好きではありません。あれをすし一つと数えておまかせセットに入れられるのには納得がいきません。

幸いなことにぐんさまはあまりマンゴー寿司が好きでないようなので、味覚が合っていて良かったですが、万一自分の伴侶がマンゴー寿司大好き!イチゴ寿司万歳!キウイ寿司もっとこーい!なんていう人だったら、きっと遅かれ早かれ関係は続かなくなるだろうと思います。
食というのは大事です。

…何の話だったか。
一瞬忘れそうでしたが、そう、私はこれらのSUSHIの独自のスタイルを『食の進化』とは認められません。
なので、ウニやカニやマグロが結構獲れるのに市場にはまったくといっていいほど出回らない(マグロは多くが日本に輸出されているのだと聞きますが、本当なのか。)、魚卵もたくさん獲れるのにあまり一般的には食卓に上らない、かつ茹でる、バターをかけるというワンパターンな方法でしか食さないアイスランドの食事は、残念ながら日本のそれに比べると、まだまだ改善の余地大ありです。

ということで、食文化は充実しているかと聞かれれば、私はいいえとお返事申し上げるところですが、
アイスランド人を見てみると、結構皆、食べたり飲んだりするのが好きです。
特に、飲むのが好きです。

アイスランドの冬を乗り切るための飲食に関するイベントをご紹介したいと思います。

毎度おなじみ、Bolludagur
もうこれに関しては過去何度も記事にしているので、詳しいことは割愛します。
個人的なご報告としては、一昨年辺りから『ジャムは要らんからカスタードクリームをよこせ』という気分になってきたため、自分でせっせとカスタードクリームをこしらえるようになりました。
ますます丸い半分に割れたエクレア感がアップしてきていますが、楽しく食しています。
bolladagur-2016-bollur.jpg bolladagur-2016-bolla_med_surtu.jpg
でもやはり年に一度のものなので、一応ジャムも入れてはみるのですが、
うーん…
まあ、ラム酒の入ったカスタードクリームと生クリームだけのほうが個人的には好みです。


この肉はいったい何パーセントの塩で漬けているのですか?! Sprengidagur
Sprengidagurも、前にお話ししたように思うのですが、塩漬けの羊肉と黄色い豆を一緒に煮たスープを、お腹がはちきれるまで食べろ!というのがこの日のルールです。
今まで自分でそのスープを作ったことはなかったのですが、今年少し遅れてお気に入りの肉屋兼魚屋さんに行ったら、売れ残った塩漬け肉を無料でくれたので、怖いもの見たさで自分で初めて作ってみました。
ただ、豆は買わなかったので、アイスランドの普通の羊肉スープのようにして作ってみたのですが…
saltkjotsupa-2016-stormistok.jpg
いやー、塩辛い!頭痛がして、心拍数が上がり、呼吸が乱れるほど塩辛い!
骨もついているのでいい味も出ているのですが、スープストックにして置いておくにしても、何十倍希釈でちょうどいい味になりますか?!というレベルで塩辛いので、薄めるために取り出したスープは結局さようならしました。
もし万一再びチャレンジすることがあったら1日以上塩抜きをするか、もしくは普通のスープ用の肉を買ってきて作ろうと思いました。
塩のことさえ考えなければ、いい味のスープでした。ただ、塩のせいでもう全部台無しでした。
薄めても辛かった…。
ちなみにこのSprengidagurの前はÖskudagurなので、Sprengidagurのの前の日には子供たちは大量のお菓子も消費しています。
丸いエクレア+ジャムを大量に食べた翌日に大量のお菓子を食べ、その翌日に塩を大量に摂取するアイスランド人…
糖尿病まっしぐらではないですか。


あともう少しの辛抱だ。潰した羊は食べ尽す! Þórramatur
こちらも何度かお話しかことがあるような。
アイスランドの旧暦(陰暦?)でÞórriと呼ばれる月には、昔から伝統的なご飯を盛大に食べる習慣があります。Þórri月に食べるので、Þórramatur (ソッラマートゥル、直訳でソッリのご飯)という、これまたアイスランドではおなじみのストレートな名前で呼ばれる宴ですが、『今年は小規模なÞórramaturだけどおいで』とお声をかけていただいたので行ってきました。
ちなみにわたくし、自分でSviðを調理した経験はないのですが(顔が入る鍋がない)、アイスランドに来てから毎年最低2回はSviðを食べる機会に恵まれております。
お世辞にも「うわああ!物凄く美味しい!!!」とは言えない味ですが、ぐんさまの実家で食べさせてもらえる顔はいつも程よい塩味で、なかなか味わい深いものです。何回見ても、どう見ても、顔でしかないんですが。
mini_thorramatur-2016.jpg svid-2016-konudagur.jpg svid2-2016-konudagur.jpg svid3-2016-konudagur.jpg
私もぐんさまもお義母さんも怖くてもしくは好きでなくて目は食べられないのですが、お義父さんは強い。
目も余すことなく、というより肉のほとんどない顔上部もとても美しく完食なさいます。
この家族に食い尽くされた顔たちをご覧ください。食べているときも、食べた後も、完全に解体作業です。

全然関係ないですが、羊の目って、凄いですよねえ…あれは蛇の目だと思うんですが。


だってビールが飲めるんだぜ!祝わなくてどうするんだ?! Bjórdagurinn
酒税が高くても飲みまくるアイスランド人。アルコール依存症の人も多く、酒は飲んでも飲まれるなを標語にしてみてはどうかとおすすめしようかと思うこともあるこの国ですが、現代のアイスランドにも名残のあるこの酒税の高さは、以前アイスランドに布かれていた禁酒法に基づいています。
とにもかくにも1915年から1989年まで、アイスランドではビールの販売が(醸造も)禁止されていました。
1989年。私もう余裕で生まれています。
そんな比較的最近までビールが(合法的に国内では)飲めなかったアイスランド人。
2012年くらいまではもう本当に…ごくごく限られたビールしかありませんでした。
美味しくないとは決して言いませんが、何というか、愛想の無い味というか。
まあとにかく、『アルコール度数があまり高くないから酒税もあまりかけられないし、とりあえずそこそこ酔うまではこれで我慢しようぜ』的存在にしか扱われていなかったアイスランドのビール。
ところが何故か近年、特にここ2・3年が本当に顕著なのですが、小規模醸造所が増えに増えビールの種類が増える増える!
ビールに何か執念を燃やしているのかとさえ思えるほどの勢いで、国内の小さな醸造所が競うように新たなビールを開発・販売しています。
そんなブームに目を付けたアイスランド人。3月1日のビールの日近くに、ビール祭りなるものを始めるようになりました。
2012年からスタートしたイベントは確か最初の2年ほどは無料だったのですが、いやあ…無料で得られるものに恐ろしく食いつくアイスランド人。しかもそれがお酒となると、身動きが取れないほど人が集まるに決まっています。
案の定無料開放の最後の年はビール一杯飲むのに30分待つのが当然、といった盛況っぷりだったようで。
少なくとも昨年から、入場料を取り、パスを持っている人しか入れなくなりました。
今年はちょっと値上げして、4日間で9900kr。写真のようなグッズも含めの約1万円。
bjorhatid2016-amenities.jpg

安くはないのですが、ハッピーアワー、しかも限られたビール以外、一杯1200-1400krもザラのアイスランドのこと。グラスの大きさは違えど、9杯飲むのと同じくらいの値段。しかも、色々な味が楽しめるし、お祭りの雰囲気も味わえるし…と考えると悪くないかなあ、と思い
と言いつつ自分では購入せず、遅ればせながらの誕生日プレゼントとして貰ったのですが、今年、仕事の中休みの時期とも運良く重なったため、Annual Beer Festivalに参加しております。
bjorhatid2016-inside1.jpg bjorhatid2016-inside3.jpg bjorhatid2016-inside2.jpg

ただ、わたくしビールが大好きなのにどうやらちょっとしたアレルギー反応を示す体質のようで、酔いやすくかつ、一度に大量には飲めないのが大変に残念なのですが、その分いいこともたくさんあり(たくさん飲んでいないのに酔う→水を飲む→酔いが醒めるのも早い上にいろいろなお酒を混ぜて飲むわけではないので翌日に残らない)水曜木曜と喜び勇んでビールを満喫してまいりました。
お祭り騒ぎ、久し振りの周りがみんな酔っぱらっている雰囲気にテンションが上がってしまい、過去の本性が久し振りに姿を現し
ついついペースが速くなってしまった2日間。
…しかしよく考えてみるといつもビールを飲んでいて出るような鼻詰まりが、昨日一昨日はなかったような。何なのでしょうか、Súrbjórがベースなら大丈夫なのか。

また独り言が出てしまいましたが、飲むペースが速くなるという調子には乗りつつも、大人になったなと思うのは『これ、あともう一杯飲んだら明日に残るな』と冷静に判断できるようになったのと、『残ったらしんどいから、今日はこれでやめておこう』と潔く止められるようになったことでしょうか。
もしかしたら体力がなくなってきただけかもしれませんが。(苦笑)

ポジティブに考えれば少し成長したワタクシ。
明日は4時半くらいから先乗りして長丁場楽しもうと思っているので、本日は少し後ろ髪を引かれながら、休肝日にいたしました。

ビールのテイスティングは17時から19時までなのですが、明日はポップアップレストランなどもあり最後にはFM Belfastのライブもあるようなので、もう何年振りか分かりませんが、楽しく酔っぱらってRVKの中心地で土曜の夜更けを楽しもうと思います。
月曜の仕事を考えると、日曜に二日酔いで一日グロッキー、というのは避けたいのですが、うーん…どうなることやら。

今年も残念ながら行く予定はありませんが、他にも毎年冬も終わりが見え始めたころに開催されるFood and funというイベントや、食には直接関係はないながらもお祭りのSafnanóttなど、12月を過ぎてからのアイスランドはお祭り目白押しです。
毎年日はずれるものの、彼らの大好きなチョコレートにまみれるpáskaもありますし、やはり冬は意識的にイベントごとを開催している印象があります。

気持ちの沈みがちな冬。
それでもなるべく楽しく過ごせるようにというアイスランド人の涙ぐましい努力に、私も今年随分と救われているのでした。
ありがたやありがたや。

ところで最後になりましたが、今朝、DVというタブロイド紙のニュースから明らかになった、これまでのアイスランドでは考えられなかったまたも大規模海外バンドが夏にコンサートを行うとの情報。

MUSEがやって来る!のニュース

またもイギリスですが、今度はMUSEがアイスランドにやって来るそうです。
そしてこれもまた驚きなことに、MUSE、実は過去にもアイスランドでライブをやっているそうなのですが2003年のことなので、当時と今では客の動員数も知名度も大きく違うように思います。
Radioheadに続き、Muse!
そしてHarpaが出来たにもかかわらず二組ともLaugardalshöll!チケット絶対争奪戦!どうしてくれるんだ…。

よくよく思い出してみると、Jónsiのライブもチケットだけ取って結局行かなかったので、何度取ったチケットを無駄にしているのだ、この愚か者と自分を叱責したい気持ちですが
いや、今度こそは行く。
Radioheadはもうチケット確保したしMUSEも何が何でも取ってやる!
っていうか…私…どこにも行けない…今年はアイスランドで缶詰なの…?

しかし青春時代に熱を上げていた海外の二組のバンドがアイスランドで見られるなんて…人生そろそろ終わっちゃうのだろうか、と少し本気で怖くなった本日でした。
昔はあんなに熱狂していたSigur Rósにはアイスランド人同様、慣れてしまってありがたみが薄くなってしまったこと、少し申し訳なく思います。
もし今年中にライブしてくれるんだったら行こうかな。

調子に乗ってまたも長々と記事を書いてしまいました。
お付き合いいただき、ありがとうございます。

それでは明日、私は飲んだくれてまいります。
皆様も “酔い” 週末をお過ごしくださいませ♪

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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

   アイスランドの冬は辛い、の意味。

2016.02.12 15:10|日常生活, daily life
愚行に伴ったツケをようやく9割8分払い終わった気がします。
青空覗くレイキャヴィークからこんにちは。

牛です。

かれこれ何年もこのブログを続けており(これもひとえに皆様にお付き合いいただけているおかげでございます…!ありがとうございます!!)牛ですという自己紹介はもう必要ないのではと心の中では思っているのですが、なぜかブログ記事の書き出しは一言つけて名を名乗るのが自分の中の習慣となってしまっており、自分だけの問題なのですが何故かやめられない雰囲気になっております。
『名乗らんでも知ってる。』というツッコミを入れつつ、お付き合いいただけますと幸いです。

さて、これまでも良く
『冬は辛い…』
とここで愚痴を吐かせていただいていたように思いますが、では具体的に何が一体辛いのか、あまりお話ししていないような気がします。

実は最初の3-4年は、口に出すほども辛いとは正直思っていませんでした。
確かに朝も夜も分からないくらい真っ暗な時期は長いし、やたらと体が疲れるし、ご飯を食べる量も増えて蓄える脂肪も増えていきますが、まだ『こんなもん!大丈夫大丈夫!』くらいに思っていました。
それはなぜか。
ある程度対応できるからです。

例えば
日照時間が短い → せめて空が少し明るい間に積極的に出かけるようにする、気分転換を心がける
疲労が溜まりやすくなる → 肝油を定期的に忘れず摂るようにする

この肝油。以前は半信半疑で今も『本当なのか、これは本当に肝油が効いているせいなのか?!』と何故か全幅の信頼は置けないのですが、でも、実際に効く気がします
気がね。(笑)
ここ3年ほどは、心得て11月頃から飲み始め、冬に向けて準備をするようになりました。
私は飲み始めてもすぐには効いてこないような気がしますが、それでも飲むと飲まないでは疲労感を感じる頻度や度合いが全然違うように思います。
もしこちらにお住まいになって、不調が出てくるようになった場合は、12月から2月初めくらいまでは定期的に摂取するようになさるのをお勧めします。
ぐんさまそしてぐんさまファミリー曰く、液状タイプが一番効くそうですが、私は飲んだ後半日くらい続く喉や鼻、胃の奥からフガフガと臭ってくるあの魚の油独特の匂いが嫌で、カプセルタイプを愛用しています。
lysi-liquid.jpg  lysi-tablet.jpg

確かにあの独特のにおいが強いほうが、すぐに効いてくるような気はするのですが、何も我慢しながら飲まなくても、一応世間一般的には錠剤でも液状でも同じ効果が得られるということになっているので、もうそれでいいじゃないか、と思い、今後も基本的には、私は錠剤でやっていくつもりです。

ちなみにこのLýsi (リーシ)。継続して定期的に飲んでいる間はちゃんと効果があるのですが、ついうっかりして忘れたりすると、効き目が半減(もっとかも。)してしまうように思います。

風邪を引いたり痔になったりで、色々と定期的に継続して飲まなければいけない薬が連続していたため、うっかり忘れたり、どれを飲んでどれを飲んでいないのか訳が分からない事態になったりで今年は11月中だけしか飲まず、きっとそれが若干の影響を与えたのでは…と思わなくもありません。

さて、冬は辛いがそれでも我慢できていたもう一つの対応できること。
食べる量が増える、脂肪が増える → 運動すれば何とかなる

最初は冗談か気のせいか何かかと思っていましたが、アイスランドで生活していると、夏と冬では食べる量に差が出てくるようになります。
結構知らず知らずのうちに、ですが、確実に増えていきます。
そもそもアイスランド人が一度に食べる食事の量は、フィットネスに興味があって心がけている人や、超高級レストランでない限り、日本のそれに比べて量は多い気がします。
(アイスランドは物価が高いので、同じ金額を日本で払えばアイスランドで出てくる量の2‐3倍は軽く得られますが、今回はあくまで一人分として提供される食事のポーションの量です。)

そのため普段から日本に居た時より一食の量が増え、日本に帰る度に
『日本の女性はなんて細いんだ!?この人たちは大丈夫なのか、ご飯はちゃんと食べているのか!?』
と自分が太っているということを棚に上げて心配しっぱなしになります。

日本の世間的に、私は確実に『ゴツイ』体型ですが、アイスランドにおいて私はまだまだ小さい方なのだそうです。確かにこの国でMサイズはまだ買ったことがありません。身長だけで言えば十分に子供サイズです。
そしておそらく私が万一これからアイスランドの基準でも『太った』りすることがあっても、アイスランド人の女性たちと同じような太り方はしないし出来ないと思います。元々の中の部分のごつさが違います。尻も、ああいう風には大きくなれません。おっぱいもしかりです。

全然関係ありませんが、痔の手術をしてもらった時、お医者さんに『コーカソイドとモンゴロイドは腸の長さが違う』ということを教えてもらいました。
あれと同じで、脂肪や筋肉の付き方は、よほどそう強制しない限り、普通にしているだけではモンゴロイドの私と、コーカソイドのアイスランド人とは、違うように思います。

だから『どうして胸が大きい日本人女性は結構居るのに、尻はあんな物足りないサイズなんだ』と嘆くぐんさまに、私は納得をしてもらえなくても繰り返し『体の仕組みが違うから、頑張らない限り同じようなサイズにはなれないし、頑張っても無理かもしれない』と言い続けます。
勝手にぐんさまの女性の体型の嗜好をインターネットにて暴露してしまいましたが(ごめんなさい。)、私個人的にも女性は胸があり、尻があり、ガリガリではなくそれなりにふっくらモチモチとした感じの体型のほうが、健康そうに見えるし、勝手な意見ですが女性としてセクシーな感じがするので、そういう体型になれれば良かったな、と思います。
思いますが、胸は小さくはないけれど大きくもないし、運動という努力はどうしても長続きさせられない性格のようなので、せめて自分が『まあ、この程度なら水着を着て市民プールに行けるかなあ…』と思える体系を維持することだけは最低限やめないでおこうと思います。どうしても膝が痛くなるので、お尻が大きくなるとわかっていてもスクワットはもう頑張れません。

いつもの通り話は大きく逸れましたが、とにかく、アイスランドにいると一回の食事量が増え、冬になるとその量はもっと増えます。
何年か前に、
『ちょっと待て、自分。これはどう考えても食べすぎだ。マズい、食欲のままに食べていてはいかん、服が入らなくなる。』
と思い、意識的に食べる量を減らしていたら、異常に体が冷えるようになり、その時も体調不良に陥りました。
暖流のおかげで緯度を鑑みても、寒さは厳しくないと言われるアイスランドですが、寒くないと言っても限度があります

旅行で数日、数週間の滞在であれば、そこまで食欲や摂取量が増えることはないかな、と思いますが、
夏でも気温だいたい10-16度程度、秋になると5-10度程度、冬になると0度前後、最近のように寒さが続くとマイナス3~7度程度が連日続くような気候で生活していると、体は快適に生活できる程度の保温をするために、寒くない地域にいるよりエネルギーを欲するようになるようです。
ただ、とは言ってもやはり食べる量が増えると体が大きくなってきます。ただ太るというのとはまた少し違いますが、確実にデカくはなります。デカさを抑えるためには、あるいはある程度コントロールするにはやはり運動が不可欠ではありますが、それにはなかなか、努力が必要です。後、多少なりともお金が必要です。
というのは、冬、怪我をするリスクを負いたくないのであれば、ジムに通うかプールに行ったりするしか、安全に運動できる環境がないからであります。

さて、ずいぶんと長くなりましたが、上に挙げたのは、冬は辛いと言っても我慢できる、もしくは自分で何とかできることでした。
すぐ上に書いた文章にもその片鱗が見えているかとは思いますが、ここからは、どうしてアイスランドの冬が辛いのか、そしてそう感じるのはどうしようもなく、自分でどうにもできないから本当に辛くなってくる、というポイントです。

足元が悪い、転倒するのが怖い、でも転倒する、無駄に体の筋肉が常に緊張する、本当に小さくてくだらないことだけれど、家を一歩出て外に出るたびにいつもその不安や煩わしさに苛まれる日が冬の間、100日近く続くとどうでしょう…。
しかもそれだけではなく、外は暗くて寒い。

精神的にキツイのです。

しかも、いくら日本に比べてストレスフリーな環境や国のアイスランドであるとはいえ、生活しているとストレスはあります。

そう…この生活をするというのが、私にとっては実に大きな点でした。

期間が数日であれ数週間であれ数ヶ月であれ数年であれ、『いずれはその地を離れる』というのと『その地に定住する』というのとは、精神的に大きな違いがあります。
いずれ離れるのであればそれは“イベント”になりますが、それが“日常になる”というのが、気持ちに作用するものはこんなにも違うのか、と今年、身をもって強く実感しました。

お金を稼がなければいけない、滞在許可証が欲しい、好きな国で生きていきたいと思う気持ちが強いばかりにそれがストレスになって自分を追い詰め、
夏であれば何とかやり過ごせたものが、この冬の暗さと寒さと足元の悪さと煩わしさでどうにもこうにもならなくなり
精神的に苦しくなる

これが『アイスランドの冬の辛さ』だと、私は思います。

普通の精神状態なら『そんなこと!』と気にもかけないようなこと、
例えばスケートリンク状になって絶望的に滑りやすくなった道路の氷がようやく大半融け、やっと外を歩くのに足元ばかり見なくてもいい!身体を強張らせなくていい!と思っていた矢先や次の日、目が覚めたら無情にも雪が再び降り積もり、辺りが一面白銀になっていく/いたときの絶望感。尋常じゃありません。
自分の努力では何一つ改善できないから、余計、です。

これは私事で恐縮ですが、今冬は仕事においてストレスを感じることが多く(授業中、何度注意しても話をやめない、出席する必要がないのにものすごく煩わしそうにしながら授業に出席・問題を当てても考えるそぶりも見せず開口一番『分かるわけないし』と発言・『この授業は任意なので、受けたくないなら遠慮せず帰ってください』と帰宅を促すと突然泣き出し最後には号泣して大声で叫ぶ、スマートフォンを取り出しヘッドホンを付けて動画を見出す、添削が気に入らないとして暴言を吐くなどの学生が連続して出現)
正直、精神状態に限界が来ておりました。

具体的な数などを調べたことがないのですが、自分の身の周りを見たり、聞いた話によると、アイスランドは自殺率と、うつ病と診断される人たちの割合が高いのだそうです。
どちらも辛いことですが、たしかに直接の知り合いではなくても何らかのかかわりがある人が年に一人は誰か自殺したという話は聞きますし、Depressionに苦しんでいる、という人の話もあまり珍しくありません。そう考えると実際にアイスランドは他の国よりもそれらの割合が高いのか、高いとしたらどれくらい高いのかは分かりませんが、何より今冬の自分の精神状態を考えてみても、割合は低くはないだろうなあ、と思います。

特に私など、家もあるし仕事もあるし、目下生きていくための不安は少ないにもかかわらずここまで精神的に落ち込んだことを考えると、この国でいろいろと苦しんでいる人はかなりいるのではないかと、想像に難くありません。

ちなみにわたくしの仕事におけるストレス源は全くもって解決されておりませんが、同僚の先生方やぐんさまに話を聞いていただき大分心の冷静が保てるようになり、精神状態が随分改善されたのには、話を聞いてくださっていることも勿論かなり心の支えになっておりますが(もう本当に、話を聞いてもらえるというのは感謝してもしきれないほど、大きなことだと改めて感じました。今後誰かが「ちょっと聞いてよ!」と私に心の内を吐露したいと思った時には、今まで以上に話を聞くようにしようと思いました。聞いてもらえるだけでほんとに楽になるもんですね。)、いよいよ2月も中旬になり、太陽の姿が実際に目に入るようになり(輝く丸い太陽が目視できるようになった)、晴れた日の空がようやく灰色から青色と形容しても良い色になった、というのもまた、大きな理由であると思います。
ビタミンはLýsiで補給できても、太陽の光や空の青さが持つ、人間に作用する効用までは得られません。

このままいけば来冬には滞在許可証の心配はしなくて済むので精神的にも大きく違うかもしれませんが、それでももう二度とこんな落ち込んだ冬は送りたくないので、仕事やなんやらで忙しくとも、雪が降っていない晴れた日には出来るだけ日光浴をして、ストレス解消だと思える何かを頻繁に行い、心の正常を保っていけるように頑張らねば、と思った2015-16年冬でありました。

ちなみにアイスランド人たちも、辛い冬をただ『辛い、苦しい…』と言いながら耐え忍ぶだけで終わらないように、いろいろな工夫を行っているように思います。

再来週は中間試験に入り、採点さえ終われば少し息がつける時間もあると思うので、今度はいろいろ写真も添えて、
『アイスランド人の冬を楽しく過ごす努力』の一部をお伝えしたいと思います。

それでは家の中が私の抜け毛で汚く感じるので、少々掃除をしたいと思います。
また来週!もしくは再来週!もしくは来月にー!

皆様、どうぞ素敵なご週末をお過ごしください。


テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報