おめでとう、は誰に?
2017.12.10 16:49|アイスランド豆知識, trivia|
日照時間はいよいよ短くなってまいりました。
鱈の肝油を飲んでいるのですが、冬眠したい気持ちに追い付けていない気がします。
こんにちは、牛です。
先日、ぐんさまのお母様の大お誕生日パーティでした。
大お誕生日とはアイスランド語でstórafmæli、ストールアフマイリ/アフマエリと言って、
十年単位で区切った誕生日のことで10歳のことはいまいちよく分かりませんが、イメージとしては30から60歳くらいまでは特に大規模なパーティを開催します。
誕生日の本人が、です。
外国ではこちらのほうが一般的なのかもという気がいたしますが、
とにかくアイスランドでは、誕生日のお祝いは本人が主体となって行うものです。
私は怠惰な人間なので何もせず多少顰蹙を買っているかも知れませんが、普通は自分の誕生日にはケーキを持って職場に行ったり、家族や友達を招待してお茶会やディナーをしたりします。
パーティで、今年からアイスランドに留学に来ている、お母様の古くからのお友達の娘さん(ラウちゃん)と話をしていて
『確かに最初の頃、不思議に思ったなあ!』
ということを質問されました。
「どうしてみんな、あなたにもおめでとうって言うの?」
そうなんです。
その大お誕生日パーティでは初めてお目にかかった人も多かったのですが、お話する流れといえば基本的に
「あ、あなたがきっと“娘”のまみね!」
「はい、そうです。初めまして。どうぞよろしくお願いします。」
「“お母さん”のこと、おめでとう。」
この最後の『おめでとう』のことについて、ラウちゃんは不思議に思ったようなのです。
日本でも家族単位で何か催事があるとき(冠婚葬祭類の)
その本人だけでなくご家族の方にもお声をかける事がありますが
アイスランドでは例えば、
義兄弟が卒業したり、伴侶が誕生日だったりするときにも
「“弟さん”、おめでとう」
とか
「“旦那さん”、おめでとう」
と声をかけてもらったり掛けたりするのが自然です。
最初は
『あらまー、わざわざ私にまでお声をかけていただいて恐縮です(笑)』
なんて思ったり、
どの近さの親族まで“家族”に含むんだろうか?
なんて気になったりしていました。
ちなみに私は
親、子、きょうだいか伴侶(現在の)
までに“家族”のお祝いを伝えます。
ラウちゃんの生まれ育った文化ではこのような“家族”へお祝いを伝える習慣はないようで
『不思議だけど素敵だね!』
と言っていました。
日本には幸い?近しい文化もあるので割と素早く慣れられた気がしますが、かつてちょっと不思議に思ったことを思い出しました。
でもこの
『おめでとう』、
突き詰めると義兄弟が卒業しようが伴侶が誕生日を迎えようが私には一切関係ないんですが、
お祝いという素敵な気持ちをご家族にも届ける気持ちが、とっても幸せを増やしているようで、素敵な習慣だなと思います。
皆におすそ分けできるものが良いものであれば、それに越したことはないですよね^^
2017年は残りわずかですが、まだまだ皆様にもハッピーがたくさん訪れますように!
鱈の肝油を飲んでいるのですが、冬眠したい気持ちに追い付けていない気がします。
こんにちは、牛です。
先日、ぐんさまのお母様の大お誕生日パーティでした。
大お誕生日とはアイスランド語でstórafmæli、ストールアフマイリ/アフマエリと言って、
十年単位で区切った誕生日のことで10歳のことはいまいちよく分かりませんが、イメージとしては30から60歳くらいまでは特に大規模なパーティを開催します。
誕生日の本人が、です。
外国ではこちらのほうが一般的なのかもという気がいたしますが、
とにかくアイスランドでは、誕生日のお祝いは本人が主体となって行うものです。
私は怠惰な人間なので何もせず多少顰蹙を買っているかも知れませんが、普通は自分の誕生日にはケーキを持って職場に行ったり、家族や友達を招待してお茶会やディナーをしたりします。
パーティで、今年からアイスランドに留学に来ている、お母様の古くからのお友達の娘さん(ラウちゃん)と話をしていて
『確かに最初の頃、不思議に思ったなあ!』
ということを質問されました。
「どうしてみんな、あなたにもおめでとうって言うの?」
そうなんです。
その大お誕生日パーティでは初めてお目にかかった人も多かったのですが、お話する流れといえば基本的に
「あ、あなたがきっと“娘”のまみね!」
「はい、そうです。初めまして。どうぞよろしくお願いします。」
「“お母さん”のこと、おめでとう。」
この最後の『おめでとう』のことについて、ラウちゃんは不思議に思ったようなのです。
日本でも家族単位で何か催事があるとき(冠婚葬祭類の)
その本人だけでなくご家族の方にもお声をかける事がありますが
アイスランドでは例えば、
義兄弟が卒業したり、伴侶が誕生日だったりするときにも
「“弟さん”、おめでとう」
とか
「“旦那さん”、おめでとう」
と声をかけてもらったり掛けたりするのが自然です。
最初は
『あらまー、わざわざ私にまでお声をかけていただいて恐縮です(笑)』
なんて思ったり、
どの近さの親族まで“家族”に含むんだろうか?
なんて気になったりしていました。
ちなみに私は
親、子、きょうだいか伴侶(現在の)
までに“家族”のお祝いを伝えます。
ラウちゃんの生まれ育った文化ではこのような“家族”へお祝いを伝える習慣はないようで
『不思議だけど素敵だね!』
と言っていました。
日本には幸い?近しい文化もあるので割と素早く慣れられた気がしますが、かつてちょっと不思議に思ったことを思い出しました。
でもこの
『おめでとう』、
突き詰めると義兄弟が卒業しようが伴侶が誕生日を迎えようが私には一切関係ないんですが、
お祝いという素敵な気持ちをご家族にも届ける気持ちが、とっても幸せを増やしているようで、素敵な習慣だなと思います。
皆におすそ分けできるものが良いものであれば、それに越したことはないですよね^^
2017年は残りわずかですが、まだまだ皆様にもハッピーがたくさん訪れますように!
スポンサーサイト