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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   2カ月を終えて

2016.07.26 09:34|アイスランド以外, others
本日はわたくしの2ヶ月間のご報告です。

こんにちは、牛です。

人生初の埼玉県滞在、最初はものすごい勢いで太りましたが(完全なる食べ過ぎ)後半若干戻りました。
初めは痩せなければまずいという強迫観念から来た自分の気のせいかと思いましたが、何も言っていないのに他の人から
「ちょっと痩せましたね?」
と声をかけてもらったので、どうやら気のせいでもないようです。
せめて来る前と同じくらいにはなっておかないと、帰宅したときにぐんさまに『お前誰だ』と言われかねません…。
それはまずい。

さて、今日はわたくしが2ヶ月やってきたことのお話です。

何度かお話したことがあるように記憶しておりますが、わたくし、実はこんなですがアイスランドにて教師をしております。
今回日本にやってきたのは、教師として研修を受けるためでした。
この研修での私の課題は、
① さらに能力を向上させ、知識を深めること
② 現在私が教育現場で直面している問題を改善すること
でした。

同様に世界各国で教育現場に立ち、問題を抱えている先生が文字通り世界中から集まり、私が参加していた研修グループは自分を含め24名の先生が集まりました。
うち21名が非日本語母語話者の先生方です。
日本の大学院で修士号や博士号を取った先生方もちらほら。JLPTという非日本語母語話者の人たちの日本語能力をはかる試験があるのですが、その一番上のレベル以上の日本語の理解力、発話力がある先生ばかり。
日本語教育では一般的に、日本語の知識が全くない(ひらがなやカタカナを見たこともない、というような)人たちを『ゼロ初級』と呼び、それから『初級』→『中級』→『上級』→『超級』となりますが、発話は除くとしても、理解力は完全に超級レベルの人ばかりです。
教育の専門的なことを日本語で説明され、理解し、何らかの形で反応する外国人の先生方。(返事したり、レポートを書いたり。)
いやあ…私はおそらくどれだけアイスランド語を勉強してもあのレベルにまで達するには最低これから10年はかかるだろうと思います。

とにもかくにも、24人の世界中の先生がそれぞれの国、それぞれの勤務する教育機関で抱える問題を解決するためにこの埼玉県に集結したわけですが、正直に言って、ものっっすごく大変でした。

というのもこの『問題解決』。要は全て自分次第なわけです。
年齢的にも大人で、しかもそれなりの日本語教授経験年数がある、という採用条件を超え、審査されて国の名前を背負って来ているわけですから、国の名前に泥をぬる、自分のせいで印象を悪くするようなことはあってはならんと、少なくとも私は思うわけです。指導教官の先生は、あくまで指導してくださるだけ。何も強要しません。宿題という簡単な明白なものもありません。それが大変!
そして自分の悪い癖もやはり改善されておらず…。
ご飯も作らなくていい、掃除もしなくていい、ただひたすら仕事にのみ打ち込めるというようなこんな状況、まあ無いです。
調子に乗りました。
真剣にこれからは『マズそうなときはほどほどにして、休む』という選択ができるようにならないと、失敗から学ばない人間はただのアホということになっていしまいます…

ちなみに私が目標としたのは、近年のアイスランドにおける観光業の急速な発展を鑑みて、
『非日本語母語話者の学習者がアイスランドにおいてガイド職に従事できるように産出能力を高め、直面するであろう状況で知っておくと役立つであろう習慣を知るコース』
を作ることでした。

いやー、今回ほど過去自分がアイスランドでガイドをやったり旅行業界にちょっと携わったりしておいて良かったなあと思ったことはありません!(笑)
というのも、もしもこれで自分がそういったことに一切知識がなければ、実用的で真実味のある、また現実的な内容の授業や教材(教えるときに使うもの。教科書とか、プリントとか、そんなものです。)を作るのにまず、リサーチやインタビューから始めなければ何もできないところだったからです。

日本人が日本人を相手にする場合と、日本人が外国人(特に若い白人の男の子や女の子)を相手にする場合は、求められるものやレベルは大きく違うのですが。

とにもかくにも、そんな目標を立てました。
しかし研修に来るまではただ漠然と『ガイド養成に役立つようなコースができたらなー。ってそのために何から始めたらええの?』という状態。
いやあ…あの…コースをゼロから組み立てるってとんでもない事ですね。
そして現在の言語教育のスタンダードを全くと言って知らなかった状態から、それを取り入れた本当に学習者のためになるようなコースを作ること。
……みんな、先生頑張ったよ!めっちゃ頑張った!!!

折角興味を持ってくれた日本。
折角始めてくれた日本語の勉強。
もっと好きになってもらいたいし、もっとそれを使ってやれることの可能性を広げてあげたい。

まだまだ未熟な教師でも、いっぱしの夢は持っています。

この2ヶ月、物凄く勉強しました。
毎回全力は尽くしてきたけど、もっとやれることがあるなと思いました。
今まで一緒に勉強してきてくれた学習者たちに感謝しつつ、まだ見ぬこれから一緒に勉強してゆく学習者に期待と希望を持って。

勉強はいくらやっても足りなくて、私の能力も限られているので、学習者に提供できているものは微々たるものですが。
ずっとずっと勉強は続けて、ずっとずっと自分の教え方を向上していけるように努力は惜しまないと、心の底から思いました。
そして同時に気付く、日本語の研究の面白さ。

現場には立っていたいけれど、研究も本当にやりたい。
欲をかきすぎる人間です。
しかしそれを向上心につなげたい。

結局この2ヶ月で、
シラバスという、開設したいコースはいつ、何を、どんな風に教えるのか決めたものと
教材という、授業で教えるために使うものと
教案という、授業でどんな風に教えるのかを詳しく書いたもの
を作りました。

そしてこの研修では企画書というものを書かなければいけないので、企画書も。
JFproject-2016-kikakusho.jpg

全部でワード、A4サイズおよそ60枚。文字数にして35034字だそうです。
35000字。多いのか少ないのかいまいちわかりません。
この文字では、まだ自分の頭の中にあること全てはまとめ切れておりません。
でも、とりあえず研修はここで終わり。

後は帰って、まず試しに授業をやってみて、
上手くいったら改善点を修正して、
もう一度授業をやって、
それと同時に企画書をアイスランド語か英語にして、
大学に新しい授業開講の提案をします。

何と言いますか、これ、やったはやったんですが、日の目を見なければ何の意味もない事なので
今はまだスタートラインに立ったばかりの状態です。

それぞれの先生が、自分の抱える問題に真摯に向き合って、改善を目指す姿に、とっても刺激されました。
そして、いろいろといい勉強になりました。

何というか私、人が苦手で人見知りだったんですが、そうじゃない方がいいなーと思うようになりました。
広く浅くというお付き合いはやっぱり今も苦手ですが
出来るだけいつも笑顔で、出来る限り人とかかわるようにして(しかし決して無理はしない。)、出来るだけ人のことを助けるようにしていたら
なんだかとっても幸せな2ヶ月でした。
24時間365日ずっとというのは無理でも、そうしようと心掛けることで、毎日の気持ちって結構違うものだな、と。

アイスランドの冬はなにぶん暗いので、ずっと明るくいるのは難しいかもしれませんが、それでも笑顔で居ようとすれば、多少変わるかもしれないな、と思う今日この頃。

しかしとりあえずこの8週間は本当に絶え間なく働いたので、とりあえずちょっと休みたいです。

アイスランド帰ったらもう夜暗いんだろうな…。
今年は近年の悪天候が嘘かのように暖かくていいお天気の続いた夏だったそうで。
帰ってから少しでもいいからその気配が楽しめたらいいなあ、と淡い期待を抱いています。

今年はいいブルーベリーが採れそうな気がします。
ブルーベリー狩り、行けるかな?
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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

コメント:

すごいです。

自分でシラバス・カリキュラムを作るなんて、すごいです。
わたしは国内で主に東南アジアや中国の学生たちに教えていますが、
学校という組織にいるのでシラバスは用意されていますので、その日の授業の教案や教具を作るだけです。
自分でやっていくには、やはりシラバスやカリキュラムを作れるようにならないとだめですよね。

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>yokoさん

初めまして。コメント、ありがとうございます。

いえいえ、私など、すごくはないです。
まだコースの実施もできていないので、どれほど上手くいくかもわかりません><
日本語教師になるための勉強をしているときも、都道府県の国際センターのようなところでボランティア活動として授業をしていたときも、今の職場で仕事を始めるときも、自分でシラバスやカリキュラムを一から作ったことはありませんでした。
需要に合った、真正性の高い授業ができるようになるためのコースってどんなものだろう…と授業の実施時間から教授内容、教材、その他諸々を考えるのにはかなりの時間と労力を要するのだと身をもって体験できた今回は、とても貴重な経験になりました。
本当にこの私の作ったシラバスとカリキュラムで上手く運営できるのか、コースが成り立つのかはこれからやってみないとわからない状況ですが、この経験が今後の自分の力にはなるかなと思います。
日本語の先生というのは、大変ですがとてもやりがいがあって楽しいお仕事ですよね!

2ヶ月お疲れさまでした♡
牛さんが 一生懸命取り組んでいる姿、目に浮かんで とても愛おしくなりました♪♪ いつもいつも一生懸命な牛さん♡ 新学期も身体に気をつけて ぼちぼちね~(^^)v

ブルーベリー いかがでしたか?
いつか バケツ抱えてパクパクしたいなぁ~(≧∇≦)

>まぁちゃん

ありがとです!
ブルーベリーとビルベリーは、思ったよりも少なかったけれどそこそこ取れました!
ぜひいつか、一緒に狩りに行こう!本気の狩りに!(笑)
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