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kyrmami

Author:kyrmami
kyrmamiこと、ながいまみです。
2009年念願のアイスランド生活をスタート!
国立大学でのアイスランド語学習3年経て、遂に就職。
ようやく永住権取得で、これからもアイスランドに貢献できるよう、日々精進してまいります。

直接のご連絡は上の"切手"からメールでお願いします。

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   易しい?厳しい?アイスランド語

突如、五十肩によく似た症状に襲われています。
まだ50歳にはなっていないんですが…どうした、私の肩。


こんばんは、牛です。


時間に余裕はあまりないのですが、アイスランド語ってやっぱりよく分からない!と思い、書かずにはいられなかったのでエントリーを書いております。

アイスランド語が日本語を母語とする人間にとって習得が容易な言葉かどうかという疑問に関しては
わたくしは声を大にして
「まっっっっっっっっっっっっったくです!!!!!!!」
と申し上げたく存じます。

難しいというか、私のような外国語の習得が苦手な人間にとっては、もう母語話者レベルに到達することは不可能だと断言できるのではと思うくらいのレベルで、難しい言葉です。

規則を覚えればある程度までは分かるし、使えるのですが
活用や言葉、そして発音にやはり「違和感」を残すものしか使えません…。
ぐんさまの職場の人で、成人になってからアメリカより帰化した人がいるのですが、彼のアイスランド語は話し方や言葉にあまり「外国人らしさ」が出てきません。
羨ましいことこの上なく、自分の未熟さをひしと感じる今日この頃です。
勉強と訓練不足です…はい…。


さて、今回わざわざ書くに至った理由となったアイスランド語に触れたいと思います。

まず
「あれ?アイスランド語ってちょっと簡単?」
と一瞬錯覚してしまいそうなのは、こちらのルールです。


■ 一部生理現象の、動詞 -a、名詞 -i 規則

大変残念なことに、一部です。
が、口から出る一部生理現象は、動詞の活用語尾 "-a" が、"-i" になると名詞化します。
なんて簡単!!!!
下に例を挙げます。

① að hnerra (アズ・フネッラ): くしゃみをする ---> hnerri (フネッリ): くしゃみ
    ・・・ ちなみに 『フ』 は、鼻から息を噴き出す(吐き出すと言いたいところですが、口じゃないので言えない気がします…。)だけで、実際のところ、音はありません。

② að hiksta (アズ・ヒクスタ): しゃっくりをする ---> hiksti (ヒクスティ): しゃっくり

③ að hósta (アズ・ホゥスタ): 咳をする ---> hósti (ホゥスティ): 咳

④ að geispa (アズ・ゲイスパ): あくびをする ---> geispi (ゲイスピ): あくび

まあ、例と言っておきながらこの4つしかないんですけれども…。
4つでも当てはまるだけありがたいというか、「やった!」と歓喜したところで、
ああ、やっぱりアイスランド語は厳しいのね…と思う例をご紹介したいと思います。


■ 日本語なら一つの言葉、アイスランド語では…

・・・ 猫の性別によって、言葉が変わります。5種類!ひー!
köttur (コットゥル): ♀♂
kísa (キーサ): ♀♂
fress (フレッス) : ♂
læða (ラィザ) : ♀
bleyða (ブレイザ) : ♀


ちなみに犬は
hundur (フンドゥル) : ♀♂
rakki (ラッキ) : ♂ (♀もOKかもしれません)
tík (ティーク) : ♀
hvutti (クヴッティ) : 子犬

で、3-4種類くらいあります。

尻尾/尾 ・・・ 動物によって、言葉が変わります。7種類です。7種類…。
rófa (ロゥヴァ) : 犬/猫
skott (スコット) : 犬/猫/狐
hali (ハーリ) : 牛, 爬虫類
tagl (タグル) : 馬
stertur (ステルトゥル) : 馬 (限定的)
stél (ステール) : 鳥
sporður (スポルズル) : 魚, 鯨



・・・ 果物や植物で言葉が変わり、こちらも7種類もあります。
húð (フーズ) : 生きている動物の皮膚
hýði (ヒージ/ヒーズィ) : 芋、人参、バナナ
roð (ローズ) : 魚
börkur (ボルクル) : 木、厚い果物の
hörund (ホールンド) : 主に人
skinn (スキン): 皮/革
hamur (ハームル) : 鳥や脱皮する生物




どちらの言語もちょっと齧った人間として、私が持っているイメージは
日本語は、一つの言葉で広い範囲をカバーできる
アイスランド語は、それぞれに細かく分かれている
というものなのですが、
皮と尻尾。ちょっとやり過ぎでは…とちょっとツッコミたい気持ちに襲われます。


結局のところ、私個人的には
「やっぱりアイスランド語って簡単じゃないのね」
という結論に落ち着いてしまうのですが
言葉はその国の人の考え方や文化を反映しているものが多いと思うので、そういう点でもこの「細かさ」は興味深いなあ、と思うのでした。


それでは、また!



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テーマ:アイスランド
ジャンル:海外情報

コメント:

アイスランド語

アイスランド語は、古い北欧語だということでデンマーク語にも似ていて、アイスランドでデンマーク語との辞書を購入しその比較を楽しんだりしました。
でも、デンマーク語は古くから外来語が多いけど、アイスランド語は、現代の世界共通のことばでさえ、例えば、コンピューターやマウスなど日本語でも使うことばでさえ、独自のことばにしているんですよね。
いくら地理的に離れているとはいえ、このグローバル社会で、その徹底ぶりはすごいと思いました。

>elsさん

アイスランド人のアイスランド語に対する執念に近いこだわりと抱く誇りは相当なものだと感じます。
アイスランドではスラング(と言っても若者が使うわけではなく、かなり上の世代からあらゆる世代で使われている)として、デンマーク語の言葉がちらほらあります。かつての第一外国語の名残なのだと思います。
でも、最近は特に若い世代のアイスランド人達がコミュニケーションをとるときに英語を使う人達がかなり増えているようで(アイスランド人の言語研究者の中には、英語を第一外国語以上の立場にあると捉えて研究している人もいます。)、どうなるアイスランド語?といった記事が新聞に載ったりもしています。
アイスランド語が潰えることはまだまだしばらくないと思いますが、この国の言語使用の状況はなかなか複雑になってきている気がします。
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